今週の日経夕刊の「人間発見」は野村證券の会長、古賀信行さんの話でした。
タイトルが良いですね。「できない事を知る強さ」
自分自身のことを、調整型、一方向にかじを切って社員を強引に引っ張っていくタイプではない、とおっしゃっていますが、なかなか興味深い話でした。
最終回の昨日(金曜)には、次のように書かれていました。
人事制度を変えるのは誠に難しい。壊すのも作るのも難しい。制度や内情を知らない人は斬新なアイデアを出します。しかし、今の制度の背景を知るにつけ、かえって保守的になってしまうものです。壊すには知っていることが必要です。
「人事制度」というと、給与テーブルや就業規則など、表面的なものを指すと思っている、思い込んでいる人がきっと多いと思います。確かに「人事制度の一部」ではありますから。
でも、古賀さんが話されたように「制度の背景」、つまり、
・・・ボクの認識が全く同じとは思いませんが・・・
その会社で大事にされる価値観(入社時の面接や評価制度、研修などで当然のように示されるもの)、
社員と社員のつながり(異動や会社のイベント、福利厚生などで何となく示されるもの)など、
自然に会社の土台となっているものも含め、人事制度なんだと思うんですよ。
初回の月曜には、野村證券がリーマン・ブラザーズの一部を買収した後に、
その元リーマン社の社員と話されたときのテーマが、
深夜の独身寮で語り合う社員の話・・・
「会社の仲間との意思疎通」だったと話されていました。
外国人の社員は社名のロゴより、屋号を示す襟バッチ(社章)を好む、
創業者の話にも興味をもってくれる・・・
「会社の歴史は訴える力があります」という話もありました。
会社とは何なのか?
単に資本で作られているわけではなく、結局は人がいてこその会社であり、
今や未来が当然にあるんですが、過去からの流れ・積み重ねで、今や未来へとつながっている、
そうした時間軸も含めた複雑なものなんでしょう。
ボクは今、企業の人事の仕事をしているんですが、
古賀さんの話を読みながら、そんな人事・会社の話を書きたくなってしまいました。
時代に合わせて人事・会社を変えることも大事ですが、
「背景」、人や歴史を知った上で、やらないといけないんですよね。きっと。
物事には、現実的には出来ることと出来ないことがあり、
さらにはタイミング、機があるんですよね。
できない事と諦める弱さと、できない事を知る強さ・・・
紙一重です。
実に難しい、悩ましい、と悩みながら、
こんなことを考え、感じながら仕事をしています。
多くの題目が増えられて良いですね。
さて、悩んで悩んで伸びられている
お姿に感服しています。
私は間違っているかもしれませんが
人を大切にです。リストラは大嫌い。(笑)
コメントありがとうございます。
表紙・・・
すごく久しぶりに気分転換してみました。
少し印象変わりましたかね。
悩んで悩んで・・・は事実ですが、
伸びているのか???
私も「人は大切に。リストラは大嫌い。」です。
縁は円より大事。
そういう会社にしたいのですが、今時、流行りませんかね(涙)。。。
同じ釜の飯を食っているんだからと(笑)
縁ですね、円ではなく、この言葉に感服
しましたよ。一昨日ある会合で社員とど
うすれば会社が良くなるかなんて話を
していまして、縁あって同じ職場にいる
のだから切磋琢磨して頑張ろうと言ったら
とバカな私が言いましたよ。(笑)
そうしましたら、皆さまポカンとされ
なんのこっちゃと思われていましたが。(笑)
コメントありがとうございます。
「縁あって同じ職場にいるのだから切磋琢磨して頑張ろう」
全く同じ趣旨の話をボクもしています(笑)。
不思議な縁が重なって、一緒の会社に入った仲間・・・
同じ釜の飯を食べているわけですよね~
大事なのは、やっぱり人ですよね。