三百六十五歩のマーチは言わずと知れた水前寺清子さんが歌った名曲だ。
幸せに向かって、一日一歩、三日で三歩、三歩進んで二歩下がる。
最近、また耳にするのは、映画で使われていて、SMAPの香取慎吾さんが歌っているもの。
何かに向かって、進んだと思えば、いつの間にか下がっている・・・
こういうことは本当に沢山あって、マーチにでものせないと、なかなか辛いものがありますよね。
でも、見方によっては三日で一歩、着実に進んでいるわけで、それを続ければ一年あれば、百歩以上は進める。でも、こういう粘りは実に難しい。つい、根負けして、三歩も四歩も下がったり、諦めてしまうしまうのが、ありがちなケースではないでしょうか。
こんなことを思うのは、ジャイアンツの成績のせいばかりじゃないんですよ。
いろいろとありますが、今日は久しぶりに?政治のことでも。
民主党の代表選挙が盛り上がっているというか、何というか。
本当ならば、昨日、満を持して本命の前原氏登場で、注目を集めるところが、
島田紳助さんの引退騒動ですっかり影が薄くなりましたよね。
自民党政権時代(小泉元首相の登場あたりでしょうか)から、代表選挙は、政権政党のPRをして、勝っても、負けても、その候補者としては名を売るという場になっていましたよね。
今回も、柳の下にドジョウはいつまでもいるはずだと、同じ戦法で臨んだわけでしょう。
しかし、突然、柳の下に黒い水を流されたわけで・・・
さらに前原氏としては「メール」という古傷も痛み出す始末。
なかなか上手くいかないものです。
それにしても、与党も野党も、政策の話はほとんどなく、誰はどうとか、大連立とか、挙党一致とか、国民不在の総評論家状態。
(もしかしたらマスコミのせい?私たちのせい?かもしれませんが)
とにかく「政権交代」に意味がある、前へ一歩と、一票を投じた一人である私としては、自ら二歩下がりたくなってしまうわけです。
民主党のマニュフェストの中心であった子ども手当も散々です。
毎日新聞 8月24日(水)19時54分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110824-00000075-mai-pol
子ども手当の支給に関する特別措置法案は25日の参院厚生労働委員会で可決され、26日の参院本会議で可決、成立する見通しだ。ただし、同法は10月~来年3月分の支給を裏付けるに過ぎず、12年度以降分は民主、自民、公明の3党合意に基づき、旧児童手当法を復活させて支給することになっている。その際は地方自治体や企業が財源をどの程度分担するかが最大の焦点となるが、旧児童手当と同じ割合が適用されれば大幅に負担が増える。このため地方や経済界は警戒を強め、早速政府をけん制している。
個人的には、子ども手当は社会保障の抜本的改革の一歩となるはずの大政策だったと思うんですよね。少なくとも、問題の多すぎる介護保険よりは、社会保障の中核に相応しいと考えています。(この辺の話は別の機会に。)
※厚生労働白書、社会保障のアンケートなんかも、ぱっと見ただけですが、酷い出来ではないかと感じました。
子ども手当のみならず、民主党の初心の一つでもあると思うのですが、年金改革も諦めたというわけでしょうか。
二歩でも、三歩でも後退しても良い、
でも、進んだ歩数以上に下がるのはご容赦いただきたい・・・
幸せも、勝利も、政権も、歩いてこないわけですから、
少しずつでも、進んでいきましょう。
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