6日から今日まで帰省してきました。
土曜日は酷い嵐の中、なんとか飛行機は羽田空港を出発し、
意外と平穏な出雲空港へ到着できました。
「平穏」と言っても「意外と」であって、日本海側気候の特徴である季節風は相変わらず強く、早い雲の流れの中で雨は降ったり止んだり、強く降ったり少し弱まったり・・・
「意外と」というのは、正月あたりからこの3連休は大荒れの天気だと聞いていたので、欠航になるんじゃないかと、かなり心配していました。特に帰りの便が。
なんとか無事に東京へ戻ってこれて良かったです。
行き帰りの飛行機のお供は・・・
ボクは貧乏性なので(?)、こういう旅行や出張の際には、本が何冊かないと落ち着かないんですよね。
今回は、『堕落論』と『ヒューマン2.0』。
このギャップがいいでしょう(笑) 。
それにしても、6日の飛行機は揺れました
羽田を出てしばらく横へ縦へと大きく揺れて、
想像力豊かな(?)ボクは怖くて、怖くて、、、
本のページだけが行ったり来たり。
しばらく子どもだけはジェットコースターだと、無邪気に喜んでいましたけど、
親子そろって、途中で気分が悪くなって青白くなっていました。
みなさん、ハローです。ホディです。
今日の島根は曇りで、東京は晴れていました。
この時期の「山陰」はなかなか太陽を見ることはないんですよね。しかも、ものすごく風が強い。こんな風の中、よく中高と長距離の自転車通学に耐えられたな、と自分でも感心します。
さて、今回の帰省では・・・
そんな天気ですし、6日は夕方着いて、今日は朝出発するというタイトなスケジュールでもあり、ほとんど家の中で過ごしました。
読んだ本はなぜか・・・
『堕落論』が十数年ぶりなら、この本は約20年ぶり。
ボクが高校生の頃に読んだ本です。
いつもなら自分が読もうと東京から持参した本か、弟が買い置きしているマンガ、『ドカベン』のスーパースターズ編を読んでいるところなんですけどね・・・
いつものように本棚を覗いていると、
なぜか赤と緑の本2冊がボクの中に飛び込んできました。
これも不思議な「魔物」が導いたのかも知れません。
高校生の頃は、過激な性的な表現にドキドキして、そのことだけが印象に残っていましたけど、20年の月日でいろいろな意味でボクを大人にしてくれていますね。
本を読みながら、「ワタナベ」さんを通して、自分のことを考えていました。
二度目の今回は、上手く言えないですけど、
がんばろう!とボクに力を与えてくれましたね。
今日の帰り道に寄って食べたランチは・・・
『出雲そば』
出雲そばは、「戸隠そば」や「わんこそば」と並んで、「三大そば」と言われるそうです。
その特徴は麺の色が黒いこと。
そばの殻ごと製粉するので、色が黒くなるのだそうです。
その結果、香りと栄養価が高い!
※詳しくは下記のURLからどうぞ。
http://www.city.matsue.shimane.jp/kankou/izumo_soba/
また、食べ方で特徴的なのは、
やはり「割子そば」ですね。
そばの器は、ざるなどではなく、
三段の丸い漆器。
そこに盛られたそばを食べるんですが、
一般的に、ざるそばなどは、
そばつゆがあって、
そのつゆにそばをつけて食べるんですが、
ここでは、そこに盛られたそばに好みの量の薬味をのせて、
直接、器にそばつゆをかけて食べるんです。
美味しいですよ。
ぜひ一度お試しください。
では、今日はこのへんで。
「魔物」については、また今度・・・(書けるかな???)
「堕落論」、渋いですね。「墜ちるところに墜ちて、真実の自分を発見し救われる」ですよね?
私も年をとり、経験を重ねることで、敗北と妥協を学び、堕落を重ねております(笑)・・・いつか救われるといいのですが。
ともかく、今年は「臥薪嘗胆」でガンバリマス。
3年ぐらい前でしょうか、松江城のお堀の傍だったと記憶しているのですが、神田・藪蕎麦のような佇まいのお蕎麦屋さんに入ったことがあります。そこもいい味出してましたね。
とりとめのないレスになりましたが、年末年始の10連休も今日(昨日?)で終わり。寝るとします。
連休ボケです。
懐かしいです。若いときに読んでショックを受けました。自分はつくづく中途半端な人間だなぁと思いました。
「ノルウェイの森」
題名と装丁がよかったですね。村上春樹は一言で言うとセンスがあります。ワタナベクン・・この平凡な名前がいいですよね。私も同名の友達がいるんで笑いました。彼はこんなに繊細じゃないけど。春樹さんは直截なベッドシーンとか多いけど、ぜんぜんいやらしい感じがないですよね。これも彼のスタイリッシュな文体がなせる業でしょうか。
おそばおいしそうですね。そば
僕も大好きです。人生の切なさ、儚さを強く感じました。だからこそ、1度きりの人生を大切に生きよう、という気持ちになります。
また読みたくなってきました(^_^.)。
赤が上で、緑が下です。高校のときは、ボクもミーハーなだけの読み方をしていました・・・
「堕落論」もずいぶん印象が変わりました。本はすっかり「日焼け」してしまったように、ボクも変わったのでしょう。
連休ボケは、新年会で払拭しましょう(笑)
kotanさん、コメントありがとうございます。
「直截なベッドシーン」・・・
ボクは当時はそこばかりが気になっていたんですよ。
おかげで大切なものを読み損なっていた気がします。
今読むと・・・
堕落論だけでなく、このノルウェイの森でもボクは自分自身が「中途半端な人間だなぁ」と感じますね。
※出雲そば、ぜひ、食べてください。
オカダさん、コメントありがとうございます。
オカダさんの前で、村上春樹さんの本を語るのは恥ずかしいですね。
「ノルウェイの森」、久しぶりでもすごく良かったですヨ。