今日(7/24)の日経新聞の朝刊で青森県の県政についての全面広告が載っていました。
みなさん、ハローです。ホディです。
青森は転勤で1年半過ごした思い出の土地です。
赴任する時に青森の人に良く言われたのが、「青森の転勤では3回、涙を流す。一度目は青森の内示を受けた時。二度目は実際に青森に着いた時。そして三度目は青森を離れる時。最初は何故こんな田舎に赴任するのかと涙を流し、次に実際に来て見るとホントに何もない田舎だと涙を流し、最後は青森から離れたくないと涙を流す。そんな土地です。」
内示を受けた時には島根の出身のボクは「何故、青森なの???」と感じましたが、ボクの場合は青森よりももっと田舎の生まれでしたので、一度目、二度目の涙はありませんでしたが、最後の涙は止められませんでした。
仕事の時間がほとんどでしたが、ひとときの会社以外の時間を中心にいろいろな思い出が残っています。それだけに「青森」という言葉を聞いたり、見たりすると今でも気になるんですよね~
ということで、今日は青森の生活創造社会へ向けた取り組みを紹介します。
県知事の写真とともにメッセージが掲載されていましたので引用します。
地方のアイデアが、日本の幸せをつくる。
生きることの意味が、富を持つことから、好きな人生をたっぷり十分に楽しみたいという流れへ。生活を大事にしたいという価値観の変化の中で、地方自治に期待されるものも、心の豊かさや環境・健康など生活のフィールドを守り、発展させることへと変化してきたと思います。
私たち青森県は、そんな中、これからの地方自治に求められるのは様々なアイデア、つまり「創意工夫」であると考えました。具体的なアイデアこそが、これからの地方を動かす原動力だと信じるのです。幸いにも青森県にはあらゆる生命の源となる水をはじめ豊かな自然、食料、多様なエネルギー、そして何よりも優れた人財がいます。その資産のアドバンテージを、アイデアで最大活用する。「10の重点推進プロジェクト」をスタートさせたのも、そのひとつです。
その目指す先にあるものは、どこよりも暮らしやすい「生活創造社会」という新しい豊かな青森県の姿。そこには、夢をもって未来を拓く人たちがいます。一人ひとりが自分の力を発揮し、いきがいを感じながら生きてゆける県へ。豊かな自然のリズムに同調し、ゆったりとした時間の中で生きてゆける県へ。県民一人ひとりのチャレンジが地域を変え、青森県を変えていく。そして、青森から地方の視点でこの国を変えていく。そんな新しい地域のあり方を、共に提案していきたい。そう考えています。青森県知事 三村申吾
そして、青森県が目指す「生活創造社会」に向けて、平成20年までに重点的に推進する10本のプロジェクトが以下のとおり。
〈青森県重点推進プロジェクト〉
①自立する人づくり推進 ②しごと空間創造 ③「攻めの農林水産業」総合販売戦略 ④あおもりツーリズム創造 ⑤あおもり型産業創造育成 ⑥健康といのちの育み推進 ⑦あおもり循環型社会創造 ⑧美しいふるさとの水循環推進 ⑨地域安全・防災推進 ⑩ユビキタスあおもり推進
http://www.pref.aomori.jp/plan/
「生きることの意味が、富を持つことから、好きな人生をたっぷり十分に楽しみたいという流れへ」という最初の言葉がインパクトがありますよね。捉え方は人それぞれでしょうが、最近のボクにはしっくりときます。自分や自分の家族に合った労働をして、収入を得て、生活をする、必要以上に富を得る必要はないと最近は感じています。もちろん楽しむだけが人生ではありませんが。。。
青森に限らず“地方”の問題は「多くの優れた人財がいる」けれども、東京などへ流出してしまう事なんでしょうネ。東京より効率的な生活を実現することは難しいでしょうから、生活の向上というか、「一人ひとりが自分の力を発揮し、いきがいを感じながら生きてゆける」かということを、どれだけ地方で実現できるのか?それには労働は不可欠ですから、自治体だけではなく、民間企業の協力も必須です。地方で始める新しい事業、地方に居ながらにしてできる様々な働き方、優れた人材に自分の力を発揮してもらう環境の実現が大切だと考えます。いろいろ「創意工夫」の見せ所ですね!
三村知事からのメッセージのとおり「生活を大事にしたいという価値観の変化の中」で地方自治体のあり方は重要ですね。地方自治体として独自にビジョンを策定して、それに向けてプロジェクトを設置し推進していくことは素晴らしいですね!実際の県政の運営がどうかは分かりませんが、遠く東京から青森の今後に期待したいと思います。
そして青森だけではなく、日本全体でこのような取り組みを進めて欲しいと思います。(実際、ボクが知らないだけでやっているのかも知れませんが・・・)
もうすぐ青森市ではねぶた祭りですね。懐かしいです。
>自治体で提示される価値を認める人が移住して人口も少しずつ各地にばらけていく
そうですよね~ 是非、そうなって欲しいとボクも願っています。
それぞれの土地の良さ、人の良さが評価される時代が来て欲しいですね!
広告担当者さんが読んでらっしゃったりするのってインターネットならではで面白いですね。
自治体の方針によってその土地が他と差別化されて、「地方」にひっくるめられるんじゃなく「青森」と呼ばれるようになっていくと、自治体で提示される価値を認める人が移住して人口も少しずつ各地にばらけていくのかもしれませんね。
やっぱりみなさん同じような気持ちなんですね~
今後のボクの人生で転勤はないかもしれませんが、逆にあれだけ周囲の人たちに温かく迎えてもらうこともないかもしれません・・・
特別ですよね!
地方の問題は、以前の記事にも書きましたが郵便局だけの問題ではなく、これからの日本のために重要です。けれどもボクらにできることも限られているんですけどね。。。
3度の涙、確かにそうですね。特に3度目は気持ちわかりますよ。私も最初の転勤の時はそうでした。
まぁ大学時代過ごした場所に戻れるって気持ちの方が強かったでけど。さすがに離れるときは寂しくなりましたね。
ところで、私も地方から出てきましたけど、やっぱり地方は気になります。特に実家は。いつかそういうチャンスがあればなんて考えていますけど…。
家族が出来るとこれもなかなか難しいですね。
地方自治体から積極的に始めるプロジェクト、素晴らしいと思います。このような動きが日本の活性化につながると良いですね
がんばってください。
ねぶたもがんばってください(笑)。
>ぜひ青森にいらしてくださいね。
こうやって、言われると嬉しいんですよね~
青森から東京に来た後も3年くらいは毎年ねぶた祭りに行っていました。最近はご無沙汰ですが・・・
今年のねぶたは無理ですが、いつかまた「跳ねたい」と思います。
はじめまして。今回の広告に携わった担当者です。
青森を愛するものとして、3度目の涙のお話に
とても感動しました。
今回の取組は、はじめて尽くしで、手探り状態の
中進めていたのですが、いちばん伝えたかったこと
を、ズバリ言っていただけて、ほんとうにうれしい
です。
ほんとうは、広告の関係者がコメントを書き込むの
はどうかと思ったのですが、あまりにうれしかった
ので、つい書き込んでしまいました。
今後とも、青森県をどうぞよろしくおねがいします。
ねぶた祭り、沿道には桟敷席ができあがり、ムードが
高まってきました。ねぶたバカと言われている私ですが、今年も、ねぶた祭りのハネトとして、盛り上がり
たいと思います。
また、ぜひ青森にいらしてくださいね。