いよいよ夏本番。
三連休を待っていたかのように関東地方では梅雨明け、そして、酷暑の到来。
本当に酷い暑さですよね。
せっかくの連休ですが、外を歩く気にはならず・・・
車で移動、涼しいお店をハシゴみたいな3日間でした。
そんなこんなで、、、
休日はこんな風に過ごしました♪なんて、気のきいた日記はなく、
今日もいつもどおりの感じで(?)、話題は新聞ネタ。
日経新聞の1面の特集・・・
今朝から「企業 強さの条件」というシリーズになりました。
今回は第4部、テーマは『変革者たち』。
新規事業や新市場の開拓を始める際、「人材がいない」と嘆く経営者は多い。だが、本当にそうだろうか。年齢や経験、部署の違いなどを理由に、狭い選択肢の中から人を選んでいないか。常識を疑えば、身近なところに人材は眠る。
実際にそういう傾向も強いと思うんですよね。
経営者(人事部)が思った以上に、きっと出来る人材は多い気がします。
自分自身の反省も含め、どうしても自分を基準に他人も見てしまうので、物足りない面が目立つんだと思うんです。
決して見る側のレベルが高いわけではないんですが、遠近感のせいか、相手は低く見えてしまう(もしくは必要以上にに高く見えてしまう)のが、世の常なんでしょうか。
それと、未知の力を試せるほど、企業に余裕もないんだと思うんです。
仕事で育てるノウハウも薄れ、プレイングマネジャーだらけになって誰もが自分の仕事に精一杯になり、カチカチの目標管理で失敗を恐れる、
そんな会社が多くなっていないでしょうか。
まぁ、嘆いても仕方がないわけで、何とか自分のところくらいは、
強い会社、強い組織にしていくために、
人材の発掘、思う存分チャレンジ出来る環境づくりをしていきたいですね。
がんばります。
一方で、「身近なところに人材は眠る」と言いながら、
今日の記事の冒頭では、小惑星探査機はやぶさの後継機作りのために、
責任者を東大の大学院から登用してきたという話でした。
「社内にノウハウはない」ということで、責任者だけはスペシャリストを確保し、
責任者以外は専門分野の違う社内のメンバーという内容でした。
逆じゃないかな・・・と思いつつ、そういうものなんでしょうね。
この話に呼応するかのように同じく今朝の日経11面では、
「博士の就職支援 模索」という記事。
ポスドク(博士研究者)の就職難は、かなり厳しい状況のようですね。
Twitterでは朝日新聞の弁護士・法科大学院の問題も話題になっていました(ボクは記事は読んでいません)が、同じ根っこのような気がしました。
要は専門が“属企業”的に考えられすぎていて、会社ごとに閉鎖的なんですよね。
「うちのこの仕事はこうこうの特徴があって、他の会社のこの仕事とは違うんだよね~」的な。。。
そういう意味では、「身近なところに人材は眠る」とは少し異なった、
身近な人材調達で、企業内の業務のガラパゴス化を進めてしまっている、
という問題も見え隠れします。
こうして考えると、この手の話は難しいですよね。
日本の人材(雇用、育成、流動化)の考え方についても、『変革』する人が求められているのかもしれません。
それは企業それぞれではなく、日本経済全体としての「強さの条件」だったりするかもしれませんね。
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