考える葦のブログ

さわやかに さりげなく

若者が3年で辞めること

2007-01-05 00:43:15 | 徒然なるままに

内田樹先生のブログに『「若者はなぜ3年で辞めるのか?」を読む』という記事がありました。城繁幸さんの書かれた本、『若者はなぜ3年で辞めるのか?』を読んだが、「どうも読後感が「しっくり」しない」ということで書かれた記事です。
内田先生の記事は、パソコンの画面だけでは物足りず、気になると紙に印刷して読むんですけど、今日も電車の中や風呂の中でじっくり読ませていただきました。

年功序列、年俸制・職務給、権限委譲・自由裁量、モチベーションと賃金、世代間闘争、パッサーの機能、未来の保障・・・
と、いろいろなことを取りとめもなく考えていたんですけど、もちろんまとめきれるわけもありません。
ということで、今日は思い切って・・・

若者が3年で辞めることはダメなのか?

という視点から少し自分の考えを述べたいと思います。

結論から言いますと、
「3年」と言う期間も実に微妙で、人それぞれ、人生いろいろ、会社もいろいろなので、なかなかうまく表現できないんですけど、基本的にはボクは若者が最初の会社を辞めることは賛成です。ダメじゃないと思います。
実際は3年以内という期間なので、2年は?1年なら?半年なら?1ヶ月なら?となると言葉が濁ってきますけど、下手に12年働くよりは(苦笑)、もっと言えば悶々と一生働くよりは早めに別の職業をチャレンジするのは良いことではないかと思います。

現に企業でも、入社数年は育成期間のような感じで暫定的に配属し、その後、適性を見て正式な配属をするケースや、何年かごとにいろいろな職務に配置転換している会社も多いですよね。
企業内の「配置転換」は良くて、企業をまたがる「転職」が悪い理由はありません。

そうじゃない、やめる理由がダメなのだ・・・とすると、

「20代の平社員が企業内における未来についての希望を扶植するのがきわめて困難」という現在の状況と、「その会社での自分のキャリアパスの見通しがあまりにわかりやすかったので、ちょっと脱力してしまった」という内田先生の当時の状況は紙一重のような気がします。

未来に希望が持てないことと、未来の見通しが分かりやすいこと・・・

3年以内で辞めていく36.5%の若者はどっちが理由なんでしょうね?

次の資格に上がれば昇給ですよという職能資格とか、一定の勤続年数がなければ退職金が減額されるような退職金制度とか、“30代40代のサラリーマンが長蛇の列をなしている”社内ポストなど、「要するに人間は金が欲しいんでしょ」と、極端な言い方をすれば、会社がお金のレールを敷いてボクらを導こうとしているそんな未来にちょっと脱力してしまったという人も多いような気がします。
少なくとも多くの辞めていく若者も、「その企業でのキャリアパス」よりも「未知の未来」を選んだという結果自体は変わらないわけですよね。

いずれにしても、辞める理由は人それぞれ。
こうは考えられないでしょうか?

6・3・3で12年♪
高校までの期間です。
さらに近年では、6・3・3・4で16年という大学までの期間を多くの人が社会に出るまでに過ごしていることになりますよね。

このように細切れに「卒業」を繰り返すことは、成長の過程、悪く言えば幼いヒトにとっては重要なステップになっているとボクは思います。
現代は昔に比べて成長が遅いと言われることも多いんですけど、
この16年にさらに3年、社会実習期間が加わった・・・
これが社会人としてのステップだと。

本来ならば、兵役などがない日本ですから、義務にしても良いくらいだと思ったりしています。そうすれば、社会経験のない教師などという問題も少しは改善されるでしょうし、親の秘書しかしたことのない世襲政治家にとっても勉強になるでしょうしね。

少し横道にそれましたけど、
人生、ひとつの会社にいるだけではもったいない、
いろいろな経験、いろいろな人と会うことも大事ではないか?
特に大企業にいればいるほど、見えない世界は多いとボクは思うので、
3年とは言いませんけど、二つ以上は違う会社に勤めるべきだと考えます。

みなさん、ハローです。ホディです。

ボクは、城さんの本は『内側から見た富士通「成果主義」の崩壊』しか読んだことがないので、本についての感想はありませんけど、内田先生の記事を読みながらいろいろ考えさせられました。

その他にはこんなことなどを考えていました。

今の若者がこのままではダメなのは、
給与やポストだけでなく「経験」を、ここで言う“老人たち”に搾取されていること。特に大企業では、名前だけのポストは手に入れられても実際の経験は手に入れることはだんだん困難になっていると思います。
ボクらは先輩たちの若い頃の手柄話を「昔話」だと揶揄することは出来ても、後輩たちに「昔話」をすることは出来なくなってきています。

そして、「若者が3年で辞めること」により困るのは誰なのか?

自然と結果は出てくると思います。 
実は誰も困らずに、歓迎する未来が待っているかもしれませんしね。

ただ長いだけで、うまくまとめ切れていない気がしますけど・・・
「未来が未知だから」こそ働く意欲がわくという若者のひとり(すでに若者ではない?)として、若者が辞めることは悪いことではないと思う考えを、ボクも書きとめておきます。


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