先週の金曜日(12/17)、NHKのBizスポという番組で、「フリーライダー」が取り上げられていました。
会社をむしばむフリーライダー
http://cgi4.nhk.or.jp/bizspo/special/?id=253
あなたの会社にもいませんか“フリーライダー”。他人の努力や成果だけに頼ってまともに仕事をしない正社員のことです。定年間際でゲームばかりして過ごすベテラン社員。すべて先送りで事なかれ主義に徹する役員。会社にはさまざまなタイプの“フリーライダー”がいるといいます。かつて右肩上がりの高度成長期には多少なりとも大目に見られていたフリーライダー。しかし、景気の低迷が続きグローバル競争が厳しくなる中で、見過ごせない問題になりつつあります。非正規社員の増加、外国人社員の登用など会社組織が大きく変わる中で、フリーライダーを減らすにはどうすれば良いのか議論しました。
他人の働きにただ只で乗っているから、フリーライダー・・・
そんな感じなんでしょう。
「DIAMOND online」では、その番組のゲストで出られていた河合太介さん他が『「タダ乗り社員」を生む職場』というコラムを6ヶ月前から書かれています。
http://diamond.jp/category/s-freerider
ここまでキチンと書かれていると、「タダ乗り」の本質、なぜ「タダ乗り」が出てくるのか、
ということも理解できると思うのですが、短時間でこの問題を扱うと、
まさにフリーライダーの個人責任だけが浮かび上がってしまいます。
まぁ、それも自業自得と言えば、それまでなんですが。
でも、本当にそれで良いのか。
そのときの番組を観ていると、Twitterでの意見なども取り上げられていましたが、
ちょうど、就職氷河期、ロストジェネレーションの問題と一緒に扱われていたため、
そんな人がいるからだめなんだ、そんな奴はクビにしろ、なんて、
結構、厳しい言葉が飛んでいました。
今回は、そのことの良し悪しは触れませんが・・・
(そこだけフォーカスすれば正論だとボクも思いますが。。。)
そのときの、番組を見ながらのボクのtweetは、下記の通り。
「フリーライダー」だけが悪いのではない。 そうなってしまう、そうさせてしまうのは会社や上司、マネジメントの責任も大きい。個人の問題に矮小化させては、本質的な問題を見逃すことになる。 #bizspo1217
posted at 23:29:10
「フリーライダー」などと排除の理論で人を見ようとするから、ますます疎外される人が増えると思う。 誰にもそういう要素はある。明日は我が身と想像する“勇気”も必要ではないか。 #bizspo1217
posted at 23:21:24
隣の芝は青く見えることも多いし、隣の人は自分より劣っている、自分より仕事をしていないと見えることも多いんですよ。
でも、結構、微妙なことも多いんです。隣の人も自分のことをそう思っていたりして(笑)。
そういうことを思えば思うほど、個人個人が孤立して、結局仕事も孤立化・自己満足的な仕事になってしまう。 それが、ますますフリーライダーを増やすこととなる。悪の循環。
会社の仕事は、たいていの仕事が「連携」「共同」だったりするんですよね。
自分だけでやれていると思っているのは大間違い。
誰もが支えられて、支えている・・・それが個人の集合体である会社の本質ではないでしょうか。
フリーライダーに見える人も、望んでそうしているわけではない。(たぶん)
知らぬ間にそういうポジションに追いやられて、それはそれで苦労している。(たぶん)
その番組内でも、ほめるだとか、仲間に入れるようなフリーライダーとなることの防止対策も話題になっていましたけど、大事ですよね。
働きアリの法則でいえば、どんなに働き者(アリ)のアリを集めても、2-6-2で結局、働き者(アリ)は2割となって、その中でも2割のアリはサボる、
パレートの法則でいえば、結局、売り上げの8割は2割の人であげている、
諦めちゃいけないけど、そんなものと考えることも大事です。
そんなに厳しいことばかりいうのはやめましょうよ。
いつかはボクらも年金のお世話になるかもしれません。
そのときに、税金も払わないフリーライダーだと呼ばれてしまう社会を自分たちで作ってしまうのか・・・
ほどほどにいきましょう。
>やさしさと思いやりと助け合いの精神
本当にボクも必要だと思います。
誰も一人では仕事は出来ないのですから。
やさしさと思いやりと助け合いの精神が
読み取れます。何時の世もこれが必要と
思って生きてきたもので、すみません。
生意気書きましてすみませんが。(笑)