ついこの前、年末だ、正月だ、と話していたと思ったら、
早くも今日が1月30日。明日から2月。
光陰矢の如し。
今年は、あまりこだわりを持たない一年にするという、
まるで目標を持たないことが目標、というテーマを持って過ごそうと考えていますが、
不思議と時間を意識すると、焦燥感を覚えます。
性格ですかね。
さて、景気が低迷し、派遣をはじめとした非正規雇用者の雇用不安が騒がれていますよね。昨日の夕刊には、昨年11月から12月にかけての失業率の悪化幅が41年ぶりの厳しい水準だと書かれていました。
誰が言ったか?100年に一度の経済(金融)危機・・・
そういう比較では、100年ぶりとか、過去最悪でなければ、まだ良いのか?
けれども、100年とか、40年とか、実感のない数字に暗闇の深さを感じます。
一方で、「雇用ミスマッチ拡大」と今朝の日経では大きく取り扱われています。
失業者が話題になっている最中に、人手不足が解消できない職種もあるのだとか。
医師や看護師など、専門性が高く、失業者が多いからとはいかない職種も上位を占めているのですが、それにしても雇用を平均化する難しさが浮き彫りとなっています。
本来であれば、ハローワークや職業紹介会社(転職支援会社)の役割なのでしょうけど、
無料であるが故に、企業と求職者のどちらにも踏み込めないお役所と、
有料(ほとんどが企業サイドからのみ)であるが故に、一定の専門職のみが対象になりがちな民間企業、
その間で、仕事と人が両方困っている状況かと。
同じように、人が足りない職場と、本当は人が余っているはずの職場で、
人員配置のミスマッチの状況が企業内にもあるんでしょうが、
こういう調整は難しいですよね。
時間が解決するのかは、分かりませんが、ピンチはチャンス、
そんなタイミングのような気もします。
また、内定切りなどで話題になっている新卒採用の問題はこれから顕著になるでしょうね。
この4月の採用は、景気の悪化が表面化する前に計画され、確保したケースがほとんどだったはずですが、
来年(2010年)の新卒採用はこれからです。
多くの企業が、人員計画・採用計画で頭を悩ませているんでしょうね。
本来ならば、景気が悪くなり、各社の採用が少なくなるタイミングが、好人材の確保のチャンスなのですが、
なかなかそうはいかない会社がほとんどなのではないかと。
大学は卒業したけれども、就職はしない(できない)人が、多く出てくるのではないかと懸念しています。
お金の内部留保が企業の強さを示すという考え方もあるのであれば、
人材の内部留保も同様に、企業の強さを占めるという考え方も一考の価値ありと思うんですけどね~
終身雇用が前提の中では、負債としか考えられない寂しい時代では難しいのでしょうか・・・
特に若手は、人件費もそれほど大きいわけではないはずですし、
受注が減り、仕事が減る中では、「育成」にもっと力を入れても良いと思うんですよね。
「人材の内部留保」
そんなキーワードがいろいろな企業から発せられることを願っています。
そういう考え方も出てくるのではと思います。
僭越ながら、企業さんもバカではないですから。
今はパニック状態ですから考えられないにしても
いずれは、気がつかれましょう。
企業もバカじゃないと思いますが、
特に新卒採用は・・・
景気が良いと、どーんと増やして、
景気が悪いと、どーんと減らす、
こんなことを繰り返しているんですよね。
当然に景気は波があるので、特に大会社はバランス良く人材を確保する必要があるはずなんですが。
そろそろ気がつくでしょうか?
まだ2010年の新卒採用の数字はあまり出てきていませんが、
今の大学三年生はかわいそうな感じですよね。
1年早く生まれていたら、、、
それもまた運命なんでしょうが。