３月３日、ひな祭り。
少し前からうちの棚にも雛人形が飾られています。お内裏様とお雛様だけなんですが、狭いアパートなもので、ちょっと窮屈そう。これも、膝寄せ合って、仲が良いということでご容赦いただきましょうか（笑）。
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そんな和やかな桃の節句は、aicezukiさん騒動になりましたね。
すっかり国民的ニュースになっている気がしますけど、大学入試のカンニング事件がついに容疑者？逮捕ということになったようです。これで、毎日のようにこのニュースを見せられることもなくなるんでしょうか。
毎日新聞 3月3日(木)21時32分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110303-00000121-mai-soci
宮城県警関係者によると、行方が分からなくなっていた予備校生は３日昼前、１人でＪＲ仙台駅構内にいるところを県警の捜査員が発見。家族から家出人捜索願が出されていたため保護した。県警は予備校生が実家のある山形方面へ向かう可能性があるとみて、仙台市内の駅やバス停に捜査員を配置していたという。
仙台中央署で事情を聴かれた予備校生は、京都大の入試問題をインターネットの掲示板に投稿したことを認めたといい、京都府警の捜査員が偽計業務妨害容疑で逮捕した。予備校生が乗った車は同日夕、仙台中央署を出発。報道陣に無数のフラッシュをたかれる中、仙台空港から空路で京都府警に向かった。
個人的には、逮捕するような話？と思いますが、未成年とは言え、自業自得といえば自業自得。残念ながら、大学に行くような力はなかったと諦めるしかないんでしょうね。まぁ、大学だけがすべてではないわけですし、強烈な親指スキルを活かせるような何かがないものでしょうか。
それにしても、藁をも掴みたい状況だったことは想像に難くないのですが、カンニングに向かってしまったことは残念。その場しのぎ、対症療法の典型ですよね。
一方で、大学側も大学側で、マスコミに煽られ、一人のために大騒ぎです。これだけの受験戦争でかつてない回答方法を編み出したという点では、一芸入学という懐の深さも欲しかった気がします。何だかんだ、最近はいろいろな入試スタイルや推薦方法もあるので、必ずしも学力は同程度ではないのも事実でしょうから。
懐の深さどころか、試験監督を増やしたりするなどの対応が行なわれ始めているようなニュースも目にしました。犯人がいるという前提、性悪説、悲しい姿勢ですよね。これまた、その場しのぎ、対症療法の典型です。いつか、個室・監視カメラつきの入試なんて出てくるかもしれません。これは、想像するだけで、寒気がする世界です。
そして、マスコミ。こんなに大騒ぎするような事件なんでしょうか。見る人が見れば、凶悪犯でもない容疑者も特定されるくらいの情報が出ていますよね。（しかも、まだ容疑であって、推定無罪という姿勢でもよいはず。）これが全容解明・解決されることで、本当に「入試の根幹」は守られるとでも思っているんでしょうか。みたび、その場しのぎ、対症療法の典型です。
実は、こうして簡単に？aicezukiさんが逮捕されたことで、大きな問題を見失ってしまいそうになっているんではないかとボクは考えています。
ふりかえると、aicezukiさんは、結局ばれてしまうような手口しか取れなかったという点では未熟だったのかもしれません。もっと、実は狡猾な方法で対応している輩もいると考えるほうが素直ですよね。
また、こうした小型化されていく情報機器によるカンニング、あるいは替え玉・成りすまし受験など、入口での対策はイタチゴッコにならざるを得ない、完全に排除することはできないと認めることも大事ではないでしょうか。
それよりも、大学の出口、つまり卒業認定の話はもっともっと議論されても良いはず。
偽って入学しても、本物の学力がなければ、その学校に相応しい学習力がなければ、卒業できないようにすることが、一番大事ではないでしょうか。
今回はいろいろと行き過ぎですよね～
なぜ予備校まで謝罪するのか・・きちんと筋を考えてするべきです。
予備校がカンニングを指導したならまだしも。