野田新首相の誕生に伴い、民主党内や内閣の人事の話題が目に付く。すっかり毎年恒例の行事になったかのようだ。
それでも、懲りもせず新人事で何かあると期待している私たちは、とても大らかで優しい人たちじゃないかと、まずは自嘲気味に語ってみる。
私が思うのは、こういう人事への妙な関心と不毛な期待が、リーダー不在と呼ばれる現状を作り出している、世代交代し難い社会にしているのではないか、ということ。
つまり、今、注目すべきと思うのは、新首相のビジョンや重点政策であり(その結果としての人事もその一部であることも事実ですが)、大臣やましてや政務官の人選ではないはず。
ここが本末転倒で、この人選を有利に働かせることを目的に与党の代表選があるとすら平気で語られ、代表選後の話題は主要ポストの人事へ移行する。(最近の傾向として就任当初が一番支持率が高く、そんな今こそ、ビジョンを多くの人に語るチャンスと思うが、何故か新首相はこの人事のためにホテルに籠もる。)
確かにこうした話題のほうがマスコミも語りやすいですし、「人」の話は蜜の味、話題も尽きないですから(笑)。
けれども、こうして話題になることでポストの価値が上がり、ますます肩書き偏重の傾向が強まる。特に政治家にとっては実績や能力は説明し難く、「元○○大臣」の魅力は何にも変えられないでしょうから。
こうしてリーダーの権力は人事という誤解が強まるわけです。
きっと数日後には、適材適所とか、人物本位とか、そういう魔法の言葉で祭りは終わる。そして、魔法は少しずつ解けていき、また、同じ話を繰り返す・・・
という話を今朝ほど、facebookに書いていました。
祭りは祭りで大事なことなんですが。今日もニュースを見ながらうんざりしてきたので、ブログにも掲載しておきます。
みなさんは、どう感じているでしょうか。
している日本政治の現状を「回転木馬」と表現し
てましたね。
問題のないときならいいけど、今の日本の状態で
毎年変わるリーダーは、辞めればあと知らない
って感じですかね~~~
だから、どこか他人事のような発言が多いよう
な気がします。どうなりますか・・・
人事は別物。長い間人事が主になって
伝えられてきていますが、そろそろ変えて
いって欲しいものです。
この首相よりも酷い首相はいないだろうと、
毎年、毎年・・・
そろそろ私たちも学ばなければ・・・
未知への期待も程々にすべきですよね~
マスコミは首相が代わるたびにご祝儀のように好意的な報道を繰り返します。なんなんでしょうね~
ほんと、おっしゃるとおり、他人事なんでしょうか。
私たちはどんなに人事が好きなんだか(笑)。
人事の話を抜きに、正面から新首相の政策を語るような報道が出てくると嬉しいのですが。やれ、幹事長、やれ官房長官、なんとか大臣・・・誰がやってもそんなに変わらないことは知っているでしょう、と思うのですが。
でも、今回の野田新首相は組閣前に他党への挨拶を始めたり、少し違う?という期待感はあったりもします(笑)。
こんな風に、未知への期待が、懲りない失望につながっていくのでしょうけど・・・