不定形な文字が空を這う路地裏

ライク・ア・ローリング・ストーン(俺風味)






あんたはうぬぼれまみれのガキで
乞食にゃ恵んでやったりしてたな、そうだろ?
「やめときなよ」って咎められてもふふんと笑って聞き流していた
誰も彼も見下してたよな
女王のように振舞ってたよな?
よう、どうしたんだい、ちっちゃな声で
よう、どうしたんだ、うつむいちゃってさ
食うことばっか考えてふらふらふらふらうろついちゃってさ

どうだい、ねえ
どうだい、ねえ
たったひとりで
帰るところもなくて
道の小石みたいに
転がるだけってさ


いいとこの出なんですってね
いいカモになってただけさ
そんなところで生きるコツなんて誰も教えちゃくれなかっただろ
昔あんたの足元にいたやつと
あんたは真顔で取引している
アリバイなんて気にしなくていい
さあのっぺらぼうな目玉を覗けよ
なにが欲しいのかしっかり話しをしなくちゃな

どうだい、ねえ
どうだい、ねえ
ひとりっきりで
行くあてもなくて
道の小石みたいに
転がるだけってさ


サーカスでワナにはめられたのさ
それはずっと前から計画されてた
あんたがしてきたことがあんたに返ってくる
たったひとつの現実がステキな夢のすべてを殺す
肩にシャム猫を乗せた小洒落た男と
ピカピカ光る車に乗ってたね
知らないだろう、すれ違うやつらが
何とも言えない顔してそれを見送ってたこと
大切な人なんてどこにも居なかったのさ

どうだい、ねえ
どうだい、ねえ
あんたは乞食さ
臭く見すぼらしい
道の小石みたいに
ただ転がるだけ


お城の姫とそのとりまきたち
いい酒を飲んで陽気に騒いで
気の利いた贈り物を交換したりなんかしてる
だけどダイヤの指輪は取っときなよ、あとできっと役に立つからさ
なあナポレオンが落ちぶれる話が
あんたはとっても大好きだったよな
あんたも見事にすっからかんで
秘密を持とうにも隠す小箱もない

どうだい、ねえ
どうだい、ねえ
たったひとりで
帰るところもなくて
道の小石みたいに
転がるだけってさ






――――――――――――――――――――――――――――――――――


俺はもちろん英語はちんちんぷんぷん、いやちんぷんかんぷんなので、いろんな人が訳してるのを読みながらやりたいようにアレンジしていきました。いちおう歌えるよ、言葉転がすのに慣れてる人なら(笑)

半日分くらいはかかったよ、凄い疲れたけど面白かった。

(´∀`)

「ここは直しとけ」っていうとこあったら教えてくださいエライ人。

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