2014-08-28記録
では、私のような大きな手術を受けたときの医療費は?
弓部大動脈瘤による人工血管置換術は500万円、
他にバイパス手術を1本の冠動脈に施術しました。
もう記憶が薄くなりましたが、およそ600万円相当額だったと思います。
そして今年春に受けましたカテーテルステントグラフト2か所の手術、
及び入院費が120数万円強だったと思います。
これを全額自己負担すると貯蓄を無し崩していく年金生活では
医療費負担には限界があります。
厚労省による『高額医療費制度』があり、富裕層でない
低額所得者でも医療を受けられる制度です。
── 以下引用
高額療養費とは、同じ病院や診療所で支払った1ケ月の医療費が、
80,100円(平成18年9月までは72,300円)を越える場合には、
その額が、手続きをすれば戻ってくるという制度です。
手続きは、病院などの領収書・印鑑・保険証・預金通帳を添えて
区役所・役場または国保組合へ申請します。──
私たちのライフサイクルの中では、若い間は使うことの滅多にない
健康保険料の支払いにあまり疑問を感じませんでした。
給料から天引きされることにさほど不満もいだかず、
せっせと支払ったものです。
結婚し子を生し、子が乳幼児の頃はこの健康保険の
世話になり感謝しました。
子供の成長とともに、また使わない健康保険の支払いを
せっせとしてまいりました。
これは相互扶助の精神なのでやはり不満も無く…
それにしても高いと感じる時期もなくはありませんでした。
こうして高額医療費制度の世話になったとき、
高齢者は申し訳ないと感謝をします。
虚血性心疾患のように再発を繰り返す病気となると
『生き続ける』ことにだんだん疑問を持つようになってまいります。
まあ、虚血性心疾患に限らず入退院のよる加療のつづく病は
皆こうした制度の世話になるのですが……
何となく考えてしまいます。
病気を患うと何とか元の体に戻ろうと皆必死に医療の世話になり、
闘病するのですが…日本という国は幸せです。
諸外国の健康保険の実情を考えると私たちは
本当に感謝をしなければなりません。
※ 差額ベッド代は別負担ですし、最初の入院では
様々な費用があり100万円の出費となりました。
これは何も病院の支払いだけでなく、交通費他諸々を含みます。
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