新宮室蘭市長が第4回定例会最終日の今日、定住自立圏構想における中心市宣言を行いました。今後は室蘭市が中心となり、他の西胆振2市3町と個別に各事業について協定を結び、圏域における人口定住策や都市機能の活用を進めることになります。しかし、3市3町での合併構想が頓挫しており、室蘭市だけが定住自立圏構想に活路を見出そうとしても、他の自治体との温度差が依然として解消されていない中での宣言は、はたしてどうなのか、とも思ってしまいます。中心市宣言は他の自治体の同意なしにできますが、今後の進め方が問題になってきます。医療や、公共交通、地産地消など想定される各事業で、民間も含めた展開がうまくできるような方策を協定に盛り込めるといいのですが、国の予算措置が不透明な現在、他の自治体がどこまで乗ってくれるのか、まったく分かりません。でも、今後の西胆振の将来を考えると、何らかの連携は必要なので、長期的な視点で取り組みを続ける必要があります。
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