月1回の哲学カフェ。人数が減ってしまったけど、私にとっては脳の老化防止に貴重な会です。今回のテーマは心理学者エリクソンの本より「老いを生きる」でした。後期高齢者ばかりの参加者にとっては、まさに我が事のテーマですが、学ぶ内容は今まで思ってもみなかった新鮮なものでした。
高齢者というと何となく人生の衰退期ととらえられて、それまで獲得してきた様々な能力や役割を徐々に失って、死へ向かう存在と思われています。しかし、そうではなく、高齢者であっても個性的に豊かな生を創造していく存在であるということに理解を深める必要があるというのです。
現実を冷静に見つめているつもりであった私も、高齢者になってもなお単に衰退期・喪失期としてのみとらえるものでなく「生きてきた証としての完熟期」として、「自我を統合する時期」ということは、目からウロコでした。そして、喪失・衰退する捉え方にとどまらず、「人は生涯にわたって発達し続ける」という観点は、まさに驚きでした。
うーーーーん。そう捉え、そのようにしなきゃと、いうことかな? ガンバロ(笑)
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