花を旅して「アーモンド」

山陽新聞に月一連載中の臼井英治先生の「花を旅して」は、今回はアーモンドでした。

２００５年３月下旬にイタリアのシチリア島アグリジェンドにアーモンドの花を訪ねられたことを中心にアーモンドについて書かれています。実は私も２００１年に日本画の師とともにアグリジェンドの遺跡に行ったことがあり、あちこちにアーモンドの木があったのを思い出しますが、私が行った時は既に花期は終わっており花を見ることはできませんでした。

アーモンドの花を見ることが出来たのはカルチャー教室「花の文化史」社外講座で臼井先生と神戸市の東洋ナッツの工場へ行った時です。アーモンドの花は、桃に似た白やピンクの花です。東洋ナッツの工場の敷地にはたくさんのアーモンドが植えてあり、毎年アーモンドの花祭りが開催されているとのことでした。（今でも開催されているのでしょうか？）工場の前のアーモンドの花の前で記念撮影した皆さんは、お元気かしら。懐かしい。

イタリアの伝統的アーモンドの産地であるシチリア島、「おそらく古代ギリシアの人々も、この地で海を背景に美しいアーモンドの花を眺めていたに違いない」との臼井先生のお言葉そのままに、古代のロマンに思いを馳せました。

もう一つアーモンドと言えば、ゴッホが弟のテオの結婚のお祝いに送ったというアーモンドの花の絵を思い出します。ゴッホ展で数多くの作品が並んでいる中で、不思議にその絵が飾られている場所とともに印象に残っているのも何故なんだろうと不思議です。

ついに・・・

無駄な抵抗をしていたのだけれど、ついにというか、とうとう刀折れ矢尽き、悔し涙にくれながらマイナンバーカードの申請に行きました。しょせん蟷螂之斧にすぎないことは分かっていたのだけれど。

何でそんなに抵抗をするの？って思われる方もいらっしゃるでしょうね。マイナンバーって結局国民総背番号。行政というか政府にとっては国民を管理するのに便利です。まあ、いくら個人がここで抵抗してみたところで、すでに管理されているのですけれどね。

区役所は混んでいるので郵便局がお勧めと言うので近くの郵便局に行きましたら、待ち時間０ですみました。でも、岡山市はまだいいです。赤磐市では、すでに市役所では受け付けていなくて、携帯ショップなどへ行かなければならないようでした。これでも申請していない何割かの人は、今後どうなるのでしょう。

これでカードがもらえたら、今度はポイントを貰う手続きをすることになるのでしょうけれど、何かポイント欲しさに申請したようで、シャクだなあ。鼻先ににんじんをぶら下げられたみたい。庶民に２万円は大きいのです。

軸装に出していたハナショウブの作品３点が出来上がってきました。桐箱を勧められたけれど、紙箱にしました。桐箱に箱書きをするほどたいそうな絵描きでもないし、というと業者さんは残念そうなお顔でした。