缶詰が好きです

以前のプロバイダーが閉鎖になるので、Gooブログに引っ越してきた、缶詰が好きな、ダメ料理人のブログです。

小エビのテリーヌ

2022年07月28日 | ムース・パテの缶詰
「小海老のテリーヌ缶詰」  パテ・ムース系缶詰
フランスのデュックド・ガスコーニュ製小海老のテリーヌであります。

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箱入りの缶詰であります。
この箱がレトロっぽくて気に入りました。

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缶が可愛いのも気に入りました。なんのプリントも無い、金属!って感じの缶です。

そういえば、昔の缶詰は、金属に紙等のラベルを巻きつけた物でしたね。
昔と違い、印刷技術が上がったから、缶に直接プリントするようになったのでしょうが、缶に印刷するのを止めたら、リサイクルに良いかもしれません。

さて、この製品は他にはホタテ、サーモン、鱒、家鴨、雉なんかのパテやテリーヌを作っているそうです。

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流石にフランス製らしく、好き好きは別として、生クリームの風味が強いです。
塩味が強く、パン等に載せて食べるには丁度良いですが・・・・

中身は白い鱈のテリーヌに小海老らしき物がチョコチップクッキーみたいに混ぜ込まれています。
小海老は擂り潰した様な状態ですので、見た目は良くありません。あ、しかし、缶詰なんだから贅沢を言ってはいけませんね。
で、海老は殻の味・・と、言うか、頭の味・・・と言うか・・兎に角海老の味に間違いはありませんが・・・

これは良く冷やすと、缶からポコッと抜けて、お皿に綺麗に盛り付けられるそうです。
レモンのような酸味が強いので、冷やした方がいいかもしれません。

う~ん、で、ちょっと評価は難しいけれど、決して不味いわけではないですし、それどころかそこそこじゃないかと思いますが、私にはちょっと合いませんでした。

こういう海産物の調理缶詰は、サーディンのようなそのまま素材系の缶詰と違い、日本人の味覚にはあまり訴えるものが無いのかもしれませんね。

ほたてのテリーヌ

2022年07月28日 | ムース・パテの缶詰
「デュック・ド・ガスコーニュのテリーヌ」  パテ・ムース系缶詰
食事のときなんかに「もう一品」とか「あと一品」とか良く言います。
これで足りるとは思うのですが、なんか淋しい・・で、あと一品となる訳ですね。

で、食事のときなら良いのですが、呑んでるときなんかは作るのも面倒だし、これで足りると思い込もうと努力するのですが、呑んでるからなんか足りないと思い込むと、それが頭から離れずに、「なんかないか?なんかないか?」・・と、危険な偏執状態に陥いっちゃう訳でありますね・・・・でさんになっちゃう

ま、それは置いておいて・・・兎に角、そんなときこそ缶詰の出番であります

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以前海老のテリーヌを紹介したことがあります、デュック・ド・ガスコーニュ社のホタテのテリーヌであります。

この会社はフォアグラで有名な会社らしいですが、なにせ仏蘭西語がまるきり判らない私はちんぷんかんぷんでございます。
それにしても、フォアグラの缶詰・・・・いつの日にかご紹介したいものであります。
あれは欧州缶界の王族系の缶詰様であらせられまして、キャビア様等とお付き合いをしておられるようですね。ワレワレにはマッタク縁の無い世界の缶詰様であらせられます。

さてほたてのテリーヌですが、冷やすと取り出しやすくなりますと書いてあるので冷やしました・・・・・

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しかしながらポコッとは取れずに、ポロポロと崩れてお出ましになられました・・・・まるでモンプチ・・・猫・真っしぐら!

気を取り直して、そのままいただきます。
味見なのでそのまま頂きますが、ま、順当にパンに載せたり塗ったりして食べるのがイイデスネ!

口に入れて最初に来る味は、赤ピーマンのような苦味と香りですね。
その後、フランスの料理らしい、生クリームっぽいホタテの味がします。
スパイスはあまり感じませんが、ペッパーが後味に残ります。
日本のホタテ缶詰とは大きく味が違います。

基本的にはホタテ、玉葱、ピメント(原材料表示には無いのでピメントらしき味)に牛乳やクリームの味をブレンドした感じでしょうか?
ココまで読んで、シュウマイにクリームを掛けた味を想像したとしたら大きな間違いですよ

私としては、なにかもう一品の味として、この味は好きな味でありますね。
白ワインとパンで結構楽しめると思います。
只、フランスの缶詰にしては塩がキツイと思います。

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パーティーのときはこのまま缶ごと出したほうが格好イイですネ

そんな訳でデュック・ド・ガスコーニュのテリーヌ。
良くお客様が来るお宅とか、ワインや洋酒がお好きなタンフニオトーサンなら、常備なさってもいいかもの「常備イイカモ缶」であります。

500円ほどしますが、€が下がっているのでもう少し安く入手できるようになるかも・・・そうすればフォアグラの缶様にも手が届くかも
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バスク豚のパテ

2022年07月28日 | ムース・パテの缶詰
「バスク豚のパテ」  パテ・ムース系缶詰
知り合いに頂いたバスク豚と鶏レバーのパテです。

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バスク豚とはフランスの銘柄豚でして、謂わば豚界の松坂牛みたいなもんです。
バスク地方はスペインとフランスにまたがっている山岳地方だそうで、そのフランス側で養豚されているそうです。
この豚、絶滅寸前となったのですが、フランス人のムッシュ・ピエール・オテイザという方が絶滅の危機から救い出し繁殖に成功した豚さんです。
そして今ではスペインのイベリコ豚と並び称される、非常に高級な豚様に生まれ変わったわけです。トレヴィアン

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なんて書いてあるのか判りません。
原材料なのでしょうが・・・バスク豚と・・鶏レバーと・・
フランス語の判る方、若しくは日本語の判るフランスの方、若しくは日本に住んでいるコンゴやアルジェリアやベトナムの方・・・日本語に訳してくれませんか?

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多分、これが書いてあるのでしょうが・・・食肉缶詰という表記が素敵ですネ^v ゜
で、缶自体の表記は、大変お洒落な表記であります。

缶詰の愉しみには、缶のデザインと言うのも大事な要素です。
今は気軽に海外に遊びに行ける時代になりましたが、私が子供の頃はとてもじゃないけれど海外になんか行けず、親戚の叔父さんが米国出張なんかになりますと、親戚一同で羽田空港まで見送りに行ったものでした。
で、当時は空港の屋上から、出発するために飛行機まで歩いて行く乗客に手を振ることができました。
「三等重役」とかクレイジーキャッツなんかの古い映画を観ると、芸者さんたちが出発する主人公に手を振る場面なんかありますよね、本当にあんなカンジでした^_^
又、話が横路に・・・・'_';

そんな訳で私が子供の頃は、外国を手にしたり、香りを嗅いだり、食べたり、感じて想いを巡らすことができるのが缶詰でありました。
ですからその国のお国柄を感じる缶詰のデザインには、大変興味深いものがあったワケであります。
この缶・・・・渋くて欧州の高級食材という感じがヒシヒシと伝わってきます。
缶詰のオリエント急行みたいですねェ、トレヴィアン。

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では開缶・・・高級缶詰は「パッカン式エージーオープン蓋」なんかは採用しませんのですよ、モナミ

伝統ある「缶切りキコキコオープン式」なのですよ・・・・キコキコ・・・

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さて缶を開けますと、黄色い脂に驚きます。
この豚脂が黄色いのはバスク豚の特徴でありまして、羽洲狗豚物語の『黄脂豚一門にあらざらむ豚は、皆豚非豚なるべし』のくだりを格言のようにして今に伝わるものが有名な「黄色にあらずんば豚にあらず」であります・・・・ウソです

さてさて次は香りです。
普通のレバーペーストに似ているのかナ?・・と、考えている人、大分違います。
この缶詰にもチキンレバー(多分高級鶏なんだろうナ)は入っていますが、チキンレバーの香りは嗅いだだけではしません。

香りはなんと表現しましょうか、「熟成」と言う感じがいたします。
これは味つけにコニャックを使っているからだと思いますが、日本人には馴染みの無い香りであります。多分こういうのがフランスの香りなんではないでしょうか?

・・・只今テレビの真夜中の映画劇場で「フランティック」を見ながら書いているのですが、この映画は実にフランスを感じさせてくれる映画であります。
このバスク豚のパテの香りもこのような感じ・・・だと言っても判らないですよね

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で、ついでですが、ハリソン・フォードのフランティック・・・ちょっと古い映画ですが、お勧めです。

また話が横に逸れました・・・・・

では食べてみましょう。

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当然フランスパンに載せて食べます。ペーストよりも少し粗い食感ですネ。

口に入れると・・・・・香辛料が入っていない?素材の味がストレートに来るのですが、それぞれの材料がなんだかバラバラとして、統一性の無い味と言う気がします・・・しかし、美味しい。

この辺が日本とフランスの料理の違いなのでしょうか?味の調和の作り方に彼我の違いがあるような気がします。

この味はなんに似ているのでしょうか?ポークパテの味としか説明しようが無いカナ?
レーバーペーストのような味もしますが、それは微かです。レバーの鉄っぽい味がするのですが、それよりもブランデーの香り自体が味みたいな感じですね。
やはりポークパテの味と言うしかないのカナ?

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で、パンを良く見ていただきたいのですが、パンに黄色くなっている部分があります。
これがバスク豚のラードです。この脂が変わっています。
この脂は熔解温度が低いのか、すぐに溶け出しました。
で、この豚脂が味の大部分を占めているようです。ブランデーや野菜を加えたこの豚脂は、なにやら熟成!と、言う味がします。本物のサラミソーセージ(100g800エンくらいするヤツですネ!)みたいな、パルマやセラーノみたいな熟成生ハムのような香りと味がします。

ま、脂ですからちょっとクドイのでありますが、赤ワインカクテルを抜いて一緒に食べますと・・・・・・コニャックの香りとワインが合うのか、凄く美味しいです。
妻は最初一口食べたときは余り口に合わないようだったのですが、ワインと一緒に食べたら俄然美味しく感じてきたようです。

ま、このパテと言うのは前菜や肴みたいな扱いでしょうから、これでいいのかな?

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缶の底に残った黄色くて美味しい脂・・・・・・冷蔵庫に入れてあっても余り硬くなりません。
さ、この脂をどうしよう・・・・捨てるのも勿体無いし、パンに塗って食べるのは・・・キツイなァ´_`・・・あとでピラフでも作ろうかな?

一缶1600円のバスク豚のパテ。高いか安いか・・・・・人によりますが、彼女と二人で紅葉を見に行くときにパンと一緒に持っていって食べたりするなら・・・損ではないと思いますよ。

・・・・・しかし、バスク豚は、絶滅を回避してもらっても結局食べられちゃうワケでありまして・・・昔観たテレビシリーズのVを思い出してしまいました-_ゞ