缶詰が好きです

以前のプロバイダーが閉鎖になるので、Gooブログに引っ越してきた、缶詰が好きな、ダメ料理人のブログです。

米ぐらい炊きましょう

2022年07月24日 | 料理
「米ぐらい炊きましょう」  料理
スプリング ハズ カム
4月であります。
今年も多くの*タンフニ1年生が生まれたことでしょうね、おめでとうございます・・目出度くなかった方・・・まあ、気にスンナ^_^

注 タンフニとは、単身赴任の略で、サラリーマンは勿論、大学生や新社会人、一人暮らし一般を指す

で、タンフニにとって悩みは炊事と洗濯。特に慣れない炊事は非常にキツイですな~。
で、普通は外食が主流になるのですが、これも飽きるしお金もかかる。従って。段々と食事に対する情熱が失われていき、故に多くの若者や淋しいオトーサン達が
「外食>コンビニ>栄養補給スナック>絶食>衰弱>飢死>1週間後同僚・友人により発見>鑑識の米沢さんが来る」
のタンフニ絶望コースを歩んで行ってしまうのであります。ナンンマンダブナンマンダブ・・・

また、オレ、毎日3食、牛丼だけ食べてればオッケーっすよ!・・・・の人は
「栄養失調>痛風>糖尿病>高血圧>病死>週間後同僚・友人により発見>鑑識の米沢さん」
のコースをたどります。

牛丼は財布にも優しいし、味も悪くないし、ハンバーガーやラーメンを一日3食食べるよりは良いと思いますが、やはり人間いろいろ食べなきゃダメダメダメダメダメダメヨ~で結局のところSOSを発信するハメに陥ります。

ですから牛丼やコンビニ食は毎日ではなく二日に一食くらいにして、せめてご飯くらいは自分で炊いてなるべく自炊しましょう。
野菜なんかは生の野菜を買ってきてマヨネーズ付けて齧るだけでも結構おいしいですし、手でちぎっただけで立派にサラダになります。

ちぎったキャベツに塩と酢を掛ければサラダにもなりますし、酒のつまみにもなります。
そこに鮭缶やサバ缶を載せたら立派なおかずであります。

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キョクヨーの生姜焼き・・・これはお奨めです。生姜のアクセントがとても良いです。甘すぎる感じる方は少し醤油を垂らしてやると・・・v▽v

また、なんにもしたくない人も缶詰をご飯に載せるだけでも立派な食事になりますし、青魚を食べられます。

牛肉ばかりでなく魚を食べることは必要ですから、代わり番こに牛・魚・牛・魚と食べるだけでも毎日牛丼・コンビニ弁当より良いのは考えるまでもないですね!

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開缶すると生姜の香りが立ち上ります。128円だったかな?これとご飯で200円しません・・財布にウレシー

ご飯さえ炊いておけばちょっと海苔でも載せて、缶詰を載せれば缶詰ドンブリになりますね。
こういうのを缶丼・・カンドンとでも呼びますか?

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結構立派でしょ?缶詰一缶でこれ2杯分作れます。ちょっと醤油を垂らして、三つ葉やネギを載せても良いな~

週刊誌の記事を鵜呑みにすることはないですが、それでも輸入食材の危険性については真面目に考えた方が良いと思います。
外食、それも激安外食チェーンでは輸入食材どころか輸入調理品を使用するのが当たり前です。
体によいと思って食べている野菜が食品安全の基準が日本よりもずっと低い国からの輸入であることが、今は当たり前の時代です。
これからTPPの向かう先によっては本当に危険なことになるかもしれません。
ですからそろそろ国民一人ひとりが日本の農漁業や酪農業についてサポートをしなければいけないと思います。
外食で輸入されたホウレンソウのお浸しを食べる回数を2分の1にして、もう2分の1は国産の野菜を生で齧るとか・・・缶詰の魚を食べるとか、そして皆がちゃんと自分でご飯を炊いて、自炊を増やせば、日本の1次産業のサポートにもなり、守ることになります。
又、個人的なコストも激安外食チェーンやコンビニ弁当と同じかそれ以下に抑えられるはずです。

我々が国産のものを食べ、農漁業、酪農業を守るということは、まさに国防に直結する行為なのであります・・・・だから生鮮食品には消費税を掛けちゃダメだと思うな~・・・あ、話が逸れました'_';

良く一人住まいは自炊の方が高くなると言いますが、それは食べ物を無駄にするからです。
タンフニ一年生の皆様はそんな幻想に騙されないで、しっかり自炊の道を探し、タンフニカンドンを楽しみましょう。

人間は水と空気と食物と楽しみを摂取して生きる生物ですから、大事な食物をおろそかにしてはいけませんゾ!
ガンバレタンフニ1年生、君たちは決してピカピカはしてないゾ!

芋粥

2022年07月24日 | 料理
「芋粥」  料理
近頃PCの調子が悪く、いきなりシステムダウンして、書きかけのBlogがいきなり消えてしまう、うたかたのような事故が多発しております。

どうもPCが熱を持ちやすくなってきているらしいのですが・・・・・
ですからなかなか更新出来ませんでした・・
今も4~5行書いたらメモ帳にコピーしながら、いつPCがシステムダウンしても良いように書いております。

そんな訳で近頃の日本はどうなっちゃうのか良く解らないのですが、どうして良いかも解らない・・・そんな状況であります。

ま、誰が政治をやっても一緒だよ・・・なんてことは言いたくないのですが、今居る政治家の中で考えればこのような意見もあながち間違いでは無いのかも・・・・

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私がどうしても食べられない、苦手な食材がドゼウなんであります

そんななか、TPPの論議はチョット良いかもしれません。
ドッチが良いのかは別として、少しはモノを考えるきっかけになるかもしれませんからね~・・・・
産業界と農業&医療界の代理戦争みたいな感じはありますが、それでも良いです。日本の政治と言うものを考える良い機会になりそうです。
一般国民には結局あまり関係の無い数字を並べて議論しているギョウカイ代表みたいな政治が日本の政治なのかもしれません・・・・皆さん、これでも選挙に行かないつもりですか?
無関心と諦観が政治家とギョーカイとメディアを増長させていると思います。
ま、何はともあれ、どちらも真剣に議論をして欲しいです・・・・・ちょっと皮肉が過ぎましたかね?


さてさて、話しは変わって・・・・近頃体調が優れず、胃腸の調子が良くないです。

で、粥でも作ろうと思い立ったとき、フッと「芋粥」を思い出しました。
これ、芥川龍之介の短編でありまして、芥川龍之介が「今昔物語集」のなかから題材をとった小説であることは皆様ご存知のことと思います。

で、話の内容はともかく、思い出したのが小学校の高学年か中学校の教材で「芋粥」が出てきて、芋粥の劇映画を見せられたような記憶があるのですが、この映画が当時でも古い映画だったので、音質が悪く、何を言っているのかさっぱり判らない映画だったことであります。
ですからこの映画が芥川の芋粥だったのか、それとも今昔物語集の芋粥だったのか・・・そしてなんでこれが教材だったのか、何を教えようとしていたのか・・・・さっぱり解らないのであります。
なんとなく、今昔物語集の方じゃなかったカナ・・って気はするのですが。
で、どなたかこの映画についてご存じないでしょうか・・・?
今でも時々
「今までそこで芋粥をすすっておったぞ」
みたいな台詞(この台詞だけが聴こえたんです)が記憶の底から甦って来ることがありまして・・・・どうにも気持ちが悪いのであります。

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そんな訳でイニシエを偲んで玄米で粥を作ってみようとおもいました・・・・尤も山芋がないので薩摩芋で作ってしまいましたけど・・・・・いにしえと言うほどもでもなく、江戸時代くらいでしょうか?

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玄米をさっとすすいで、トキトーな量の水と塩を入れ、出汁を少しいれてとろ火に掛けて蓋をします。

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玄米はあまり柔らかくならないので、食べられる硬さになったら芋を投入します。

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時代劇で見るような食べ物の出来上がりであります。
タクアンを添えると・・・・木枯らし紋次郎(古ッ!)が好んで食べそうな粥の出来上がりであります。

で、これは美味いです。
なんとも滋味と言うか旨味と言うか・・・・舌で味わう美味さというよりも、穀物の有難さと温かさが胃袋に直接入っていく・・日本の水田や日本の四季や日本のお百姓さんを想い起こさせる・・そんな感じの食べ物であります。
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う~ん日本のソウルフードはこれだな!

さて、この芋粥ですが、調べてみますと芥川の芋粥の中にこのような一文があります。

芋粥とは山の芋を中に切込んで、それを甘葛(あまづら)の汁で煮た、粥の事を云ふのである。

山の芋は山芋(自然薯)のことだと思います。甘葛と言うのは当時の甘味料で非常に高貴高価なものだったらしいです。

という訳で、芋粥とは食事というよりも、本当は高貴なお菓子だったようですね・・・・あぁ勘違い・・'_';