「MRE ジャンバラヤ」 戦闘糧食
日本お戦闘糧食を頂くときには、ココロの連隊長殿が目の前に現れて、
「大丈夫か?ちゃんと美味く食しておるか?」
と声をかけてくださるのであります。
ココロの連隊長殿とは、ミリメシを食するときにココロの中に突然現れて、喫食に不具合なことをしないか心配してくださる、見えない連隊長殿のことであります。
皆さんもミリメシを食べるときは、ココロの連隊長殿の仰ることを良く聴いてから喫食しましょう。
ここまでは日本製の戦闘糧食を喫食する場合においでになる有難い連隊長殿の話でありまして、米国製のミリメシを食べるときには全く違う方がココロの中に現れます。
私はそのお方のことを「ココロの軍曹殿」と呼んであります。
ココロの軍曹殿は黒人で、スキンヘッドで、ボーイスカウトのような帽子を冠っています。軍曹殿の名前はMr.ペッパーでありまして、私はペッパー軍曹殿とお呼びしているわけであります。
ペッパー軍曹殿もやはりココロの中に現れるのですが、連隊長殿のときと違い、軍曹殿が現れると悲しく、又淋しくなってきますので、長くなりますが「淋しいココロのペッパー軍曹殿」とお呼びして連隊長殿と区別しているので御座います。
そんな訳で、軍曹殿は私のココロに現れるや否や、私の顔に向けて人差し指をピストルのように突き付け、尚且つ顔も5インチ以内ににじり寄せてこう仰います。
「いいかこの××野郎、このMREはイザと言うときにおまえのクダラン命を救ってくださるかもしれない大事なお食事様ダ!食べ方をよ~く守って感謝しながら喰わないと、オマエのケツを月まで蹴り上げて、ウサギの代わりに餅をつかせてやるからそう思え!」
どうもこの軍曹殿は外人なのか日本人なのか判らないのでありますが、兎に角私のココロの中に現れてくるのであります。
「よし、先ずは袋を開け!いいか、ナイフだハサミだ言うんじゃないぞ!素手で開けろ、素手で。判ったかこの■■野郎!」
あら、凄く頑丈な袋なのですが、あけるときには本当に素手でカンタンに開きます。
内容物はこんなパックです。で、並べてみると・・・・
ハム&シュリンプジャンバラヤ・パンプキンパウンドケーキ・チョコレートシェイクパウダー・ホイートスナックブレッド・グレープジェリー・アクセサリーパック・ヒーターでありました。
先ずはヒーターに水をいれ化学反応をおこさせてジャンバラヤを温めます。
いいか!この線まで水を入れるんだぞ!多くても少なくてもイカン!そうしたらキチンと箱に戻して25分待て!判ったな!
そうだ!その箱に戻して置けば早く温まるし火傷もしない!覚えて置けよ▲▲野郎!
温めている間に飲み物を作ります。
お湯で作るらしいのですが、コレ用のヒーターも御湯もないので、水で作ります。
今日は5月なのに凄く寒いです・・・水で作れるのだろうか・・・
ここの口はジップロックになっているので、水を注いだらシッカリしめて、よく振ります。
1分キッカリシェイクしましてから出してみますと・・なにやら凄い液体が出てきました
よ~しでは飲んでみろ!
軍曹殿の命令ですので飲みます・・と・・・・
鼻を近づけると麦のような、粉のような・・・チョコレートの香りではない香りがするのですが、それも口に含むまでです。
口に含んだ途端に思ったのは・・・雨にぬれた古い革靴の匂い・・・
軍曹殿が目をはなした隙に速攻で捨てました。
飲んだ振りしてパンプキンパウンドケーキをあけます。
へんなものを飲んだ後なので、美味く感じる・・・と思ったのも一瞬。
シナモンが舌がしびれるほど効いていて・・・他の味が判らなくなります。
ま、これを食べてから他のを食べろということでしょうか?
ホイートスナックブレッドはスラッピー・ジョーにも入っていたので食べましたが、これは主食みたいな扱いなのでしょうか?こういうものだと割り切れば不味くないですね。
湿気たクラッカーのような硬いパンケーキのような・・・そんな感じであります。
で、これは不味くないのですが、今回付属のスプレッドはグレープジェリー・・・
一口食べてこれも廃棄・・・・
なんか、今回は恐ろしいことになってきちゃったナ・・・・
そのうちにジャンバラヤが出来ました。
ハム&シュリンプジャンバラヤであります。
ジャンバラヤとはカーペンターズの唄でも有名なアメリカ南部の名物料理でして、フランス領からスペインの影響下にあったルイジアナ州の料理であります。
スペインのパエリャを模した料理と謂われておりまして、ザリガニを使うので有名であります。因みにザリガニはプローンフィッシュ・・海老魚みたいな訳なのかな?
ルイジアナで食べたジャンバラヤはアメリカ料理とは思えない美味しさでしたが、このMREのジャンバラヤは・・・・・・
先ず色が酷い。匂いが酷い。味は酷すぎでありました。
色はなんか着色料みたいな感じもしますが、多分チリパウダーをガンガンぶち込んだのだと思います。ですから香りもチリみたいなピーマンみたいな・・・兎に角悪臭。
味はハムが味の抜けたジャーキーみたいなカンジで、シュリンプはカップヌードルの小海老の足元にも及ばない粗悪品。
今回はかなりアツアツ状態に出来上がったのですが、その熱さゆえに匂いが酷く立ち上がり、米はグチャグチャになりました。
ただ、これは賞味期限が過ぎておりますので、劣化したとも考えられるワケでありますが・・・これが普通の状態だとしたら・・・兵隊さんがかわいそうですね
そんな訳でココロのペッパー軍曹殿に脅し上げられながら食べた米軍戦闘糧食のジャンバラヤ・・・・なんでこんな味なんだろう・・
日本製の戦闘糧食は美味いのにな~・・・連隊長殿、自分はやはり日本人でありました
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「MRE チキン・ウィズ・ヌードル」 戦闘糧食
仕事から帰るとココロの軍曹こと「ペッパー軍曹」が待っていた・・・・・
この軍曹は米軍のMREを食べるときに僕の目の前に現れてアレコレと指示をする軍曹なのだ。
だけれどサージャント・ペッパーは僕以外の人には見えない。
彼は僕の心の中にいる「ココロの軍曹」なのだ。
付け足して言えば僕のココロはこの軍曹が出てくると、孤独な食事をしなければならなくなるので「孤独なココロのペッパー軍曹」と呼ぶこともあるのだ。
で、帰ってきたらペッパー軍曹が待っていて・・・軍曹の手にはMREがあった。
軍曹はMREを見せながら
「おい、ウヒョウヒョ野郎!」
え、ナニ?・・ナニ?・・ウヒョウヒョ野郎って一体ナニ?・・ゼンゼンワカンネーシ・・ウヒョウヒョ野朗って、それってひょっとして今流行ってんの?それともアニメのキャラかなんかですか?・・・って思わず自分がアニメのキャラみたいに自問してしまった。
今まで××野朗とか○○野朗とか▲■野朗とかの口に出して言うことが憚られるような下品な言葉で呼ばれたことはあるけれど・・・なんなんだ・・・ウヒョウヒョ野朗と言うのは?・・・ホント意味ワカンネェ~し
「おい、ウヒョウヒョ野朗、キサマはMREが大好きになったそうだな、だったらこの優しい軍曹殿に感謝しろよ、いまからキサマの大好物の喫食訓練を始めてやるからナ!」
よく見ると軍曹の口の端が1mmくらい吊り上っているし、目じりは1mm位下がっている・・・
しまった・・・軍曹は洒落というか、冗談と言うか・・・と言うより、前フリとかオチとか脈絡とかが無く、唐突にカマス「関西ギャグ」というヤツをかましたのだ。
そして当然と言えば当然だが、東京生まれの僕にはウケるウケない以前に理解不能だった・・・
当惑した僕の顔を見た軍曹の口の端はスッと下がり、目じりはグッと上がった。
受けなかった自分に腹が立ったので、受けなかった僕に怒りを向けているんだ・・多分。
そしてアンパンマンに出てくる氷の女王だってハワイの太陽に思えるくらい冷たい声で・・「今日の訓練はコイツだ」・・・と、言った。
メニューNo16・チキン・ウィズ・ヌードルズ・・・これはMREの中でも、完食が非常に困難と謂われる、難易度が非常に高く美味度が非常に低い戦闘糧食だそうだ。
僕は早速軍曹からMREを受け取った・・MREは冷蔵庫から出したばかりのように冷えている・・・やっぱり怒ってるヨォ・・・
「サンキュー・サージ!」・・・心の中では「ノー」を付けていたが、そんなことをサージに向って本当に言ったら腕立て伏せ24000回は確実だ。
とにかく開封
頑丈なパックなのだが素手でカンタンに開封できるところが凄いのだ
中身はこんなところです。
アクセサリーパックは毎度一緒ですので、軍曹の目を盗んで開封したフリだけしてしまっちゃいます。で、写真は以前のを見てください
これはご存知M&Mのチョコレート。これは宇宙人をおびき寄せるのにも使われるそうです・・映画で見ましたからホントだと思います。
しかし何故か変な味なのは何故だろう?なにか軍用の処理がしてあるのかな?
コナっぽいチョコレートですね。
FIG-BAR FIGとはイチジクのことであります。
これはイチジクのペーストを挟んだケーキバーであります。このスウィーツは結構人気がるそうです。
FIGバーはイチジクのケーキ。なにやらラムかブランデーのような洋酒のような香りと防腐剤のような匂い。フルーツケーキと言うのがありますが、それをもう少しシットリとさせてイチジクのペーストを挟んだ感じですが、持っただけでポロポロと崩れるのはどうしてでしょうか?
これは結構人気があるそうなのですが、私にはちょっと香り的にキツかったです。
このトゲトゲしい匂いは何かな?洋酒と防腐剤の匂いかな?
甘さもドギツイです。モチロンMREに美味しさを求める気は毛頭ありませんが、ちょっとクスリっぽい匂いが全体的に強いですね。
これはラズベリー風味の摺りおろしりんごソース・・・・どうやって食べるのか解りません。
アップルソースラズベリー風味・・・コレは理解不能・・・飲み物ですか?
離乳食のリンゴソースにラズベリー風味の粉ジュースをまぶした感じとでも言いましょうか?
これは軍曹に見付かる前に即廃棄であります。
チーズスプレッドとベジタブルクラッカー
スプレッドはチーズだけですが、以前食べたハラペーニョチーズのほうがズッと美味いです。
チーズスプレッドかなり塩辛く、チーズ味スナックみたいな味。
ベジタブルクラッカーは・・・湿気た感じの香り
とは言え、保存食としては合格点だと思います。
ただスプレッドの匂いがクレヨンしんちゃんの父上の靴の匂いに似ている・・・らしいですネ
これがメインのチキンWithヌードル
茹で過ぎたきしめんみたいなものが混じっています。
開封するとピメント臭とがマッシュルーム臭とツナの匂いが一瞬鼻を付きますが、すぐに収まります(若しくは一瞬にして鼻が慣れるのかも)ヌードルはそのまま小麦の匂いですね。
チキンは形成処理した肉ではなく、ホンモノのチキンの胸肉ですので、硬いですが結構イケます。
味は予想に反して薄めです。塩がもう少し必要ですね。ここでアクセサリーパックの登場です。
塩とタバスコが絶対必要です。そうすれば皆が言うほど不味くありません。
ここで悪戯・・
チキンヌードルズにチーズスプレッドを混ぜてみます・・・・美味くはないが割りとイケました
メニューを並べてみるとこんなカンジです。ココアはフツーに飲める味です
参考出品として横にあるのは日本の誇る自衛缶の空き缶です
さて食べ終わったら全てのゴミを一つにまとめて持って帰ります。
戦場では不用意にゴミを捨てると、コチラの人数とかそこに居た時間時刻とか独身か既婚かとか子供が何人いるかとか(この辺はウソだナ)・・・いろんな事が敵に解っちゃうので、必ずゴミを処理しなければなりません。
缶詰お場合は穴を掘って埋めていたそうですが、レトルトなら持って帰るのにも楽だし、持っていてカランカラン音を立てることも無いので便利ですね。
「オイ、××野朗!ちゃんとゴミを処理したか?!」
すかさず軍曹の激が飛びます。
「イエス、サージ!」
ここででかい声で返事をしないと
「ハ~ン?」
と何百回でも聞き返されるので思いっきりでかい声で答える。
「よし、・・・ところで美味かったか、坊主?」
「イエス、サージ!あんまり美味しくて笑っちゃいました。ウヒョウヒョウヒョ・・」
軍曹の目がスッ細くなってきて、周りの気温がドンドン下がりだした・・・・ヤバイ・・・僕は又軍曹を怒らしてしまったみたいだ・・・・
この軍曹は米軍のMREを食べるときに僕の目の前に現れてアレコレと指示をする軍曹なのだ。
だけれどサージャント・ペッパーは僕以外の人には見えない。
彼は僕の心の中にいる「ココロの軍曹」なのだ。
付け足して言えば僕のココロはこの軍曹が出てくると、孤独な食事をしなければならなくなるので「孤独なココロのペッパー軍曹」と呼ぶこともあるのだ。
で、帰ってきたらペッパー軍曹が待っていて・・・軍曹の手にはMREがあった。
軍曹はMREを見せながら
「おい、ウヒョウヒョ野郎!」
え、ナニ?・・ナニ?・・ウヒョウヒョ野郎って一体ナニ?・・ゼンゼンワカンネーシ・・ウヒョウヒョ野朗って、それってひょっとして今流行ってんの?それともアニメのキャラかなんかですか?・・・って思わず自分がアニメのキャラみたいに自問してしまった。
今まで××野朗とか○○野朗とか▲■野朗とかの口に出して言うことが憚られるような下品な言葉で呼ばれたことはあるけれど・・・なんなんだ・・・ウヒョウヒョ野朗と言うのは?・・・ホント意味ワカンネェ~し
「おい、ウヒョウヒョ野朗、キサマはMREが大好きになったそうだな、だったらこの優しい軍曹殿に感謝しろよ、いまからキサマの大好物の喫食訓練を始めてやるからナ!」
よく見ると軍曹の口の端が1mmくらい吊り上っているし、目じりは1mm位下がっている・・・
しまった・・・軍曹は洒落というか、冗談と言うか・・・と言うより、前フリとかオチとか脈絡とかが無く、唐突にカマス「関西ギャグ」というヤツをかましたのだ。
そして当然と言えば当然だが、東京生まれの僕にはウケるウケない以前に理解不能だった・・・
当惑した僕の顔を見た軍曹の口の端はスッと下がり、目じりはグッと上がった。
受けなかった自分に腹が立ったので、受けなかった僕に怒りを向けているんだ・・多分。
そしてアンパンマンに出てくる氷の女王だってハワイの太陽に思えるくらい冷たい声で・・「今日の訓練はコイツだ」・・・と、言った。
メニューNo16・チキン・ウィズ・ヌードルズ・・・これはMREの中でも、完食が非常に困難と謂われる、難易度が非常に高く美味度が非常に低い戦闘糧食だそうだ。
僕は早速軍曹からMREを受け取った・・MREは冷蔵庫から出したばかりのように冷えている・・・やっぱり怒ってるヨォ・・・
「サンキュー・サージ!」・・・心の中では「ノー」を付けていたが、そんなことをサージに向って本当に言ったら腕立て伏せ24000回は確実だ。
とにかく開封
頑丈なパックなのだが素手でカンタンに開封できるところが凄いのだ
中身はこんなところです。
アクセサリーパックは毎度一緒ですので、軍曹の目を盗んで開封したフリだけしてしまっちゃいます。で、写真は以前のを見てください
これはご存知M&Mのチョコレート。これは宇宙人をおびき寄せるのにも使われるそうです・・映画で見ましたからホントだと思います。
しかし何故か変な味なのは何故だろう?なにか軍用の処理がしてあるのかな?
コナっぽいチョコレートですね。
FIG-BAR FIGとはイチジクのことであります。
これはイチジクのペーストを挟んだケーキバーであります。このスウィーツは結構人気がるそうです。
FIGバーはイチジクのケーキ。なにやらラムかブランデーのような洋酒のような香りと防腐剤のような匂い。フルーツケーキと言うのがありますが、それをもう少しシットリとさせてイチジクのペーストを挟んだ感じですが、持っただけでポロポロと崩れるのはどうしてでしょうか?
これは結構人気があるそうなのですが、私にはちょっと香り的にキツかったです。
このトゲトゲしい匂いは何かな?洋酒と防腐剤の匂いかな?
甘さもドギツイです。モチロンMREに美味しさを求める気は毛頭ありませんが、ちょっとクスリっぽい匂いが全体的に強いですね。
これはラズベリー風味の摺りおろしりんごソース・・・・どうやって食べるのか解りません。
アップルソースラズベリー風味・・・コレは理解不能・・・飲み物ですか?
離乳食のリンゴソースにラズベリー風味の粉ジュースをまぶした感じとでも言いましょうか?
これは軍曹に見付かる前に即廃棄であります。
チーズスプレッドとベジタブルクラッカー
スプレッドはチーズだけですが、以前食べたハラペーニョチーズのほうがズッと美味いです。
チーズスプレッドかなり塩辛く、チーズ味スナックみたいな味。
ベジタブルクラッカーは・・・湿気た感じの香り
とは言え、保存食としては合格点だと思います。
ただスプレッドの匂いがクレヨンしんちゃんの父上の靴の匂いに似ている・・・らしいですネ
これがメインのチキンWithヌードル
茹で過ぎたきしめんみたいなものが混じっています。
開封するとピメント臭とがマッシュルーム臭とツナの匂いが一瞬鼻を付きますが、すぐに収まります(若しくは一瞬にして鼻が慣れるのかも)ヌードルはそのまま小麦の匂いですね。
チキンは形成処理した肉ではなく、ホンモノのチキンの胸肉ですので、硬いですが結構イケます。
味は予想に反して薄めです。塩がもう少し必要ですね。ここでアクセサリーパックの登場です。
塩とタバスコが絶対必要です。そうすれば皆が言うほど不味くありません。
ここで悪戯・・
チキンヌードルズにチーズスプレッドを混ぜてみます・・・・美味くはないが割りとイケました
メニューを並べてみるとこんなカンジです。ココアはフツーに飲める味です
参考出品として横にあるのは日本の誇る自衛缶の空き缶です
さて食べ終わったら全てのゴミを一つにまとめて持って帰ります。
戦場では不用意にゴミを捨てると、コチラの人数とかそこに居た時間時刻とか独身か既婚かとか子供が何人いるかとか(この辺はウソだナ)・・・いろんな事が敵に解っちゃうので、必ずゴミを処理しなければなりません。
缶詰お場合は穴を掘って埋めていたそうですが、レトルトなら持って帰るのにも楽だし、持っていてカランカラン音を立てることも無いので便利ですね。
「オイ、××野朗!ちゃんとゴミを処理したか?!」
すかさず軍曹の激が飛びます。
「イエス、サージ!」
ここででかい声で返事をしないと
「ハ~ン?」
と何百回でも聞き返されるので思いっきりでかい声で答える。
「よし、・・・ところで美味かったか、坊主?」
「イエス、サージ!あんまり美味しくて笑っちゃいました。ウヒョウヒョウヒョ・・」
軍曹の目がスッ細くなってきて、周りの気温がドンドン下がりだした・・・・ヤバイ・・・僕は又軍曹を怒らしてしまったみたいだ・・・・
「MRE ミートローフ」 戦闘糧食
仕事から帰るとココロの軍曹こと「ペッパー軍曹」が待っていた・・・・・
この軍曹は米軍のMREを食べるときに僕の目の前に現れてアレコレと指示をする軍曹なのだ。
だけれどサージャント・ペッパーは僕以外の人には見えない。
彼は僕の心の中にいる「ココロの軍曹」なのだ。
付け足して言えば僕のココロはこの軍曹が出てくると、孤独な食事をしなければならなくなるので「孤独なココロのペッパー軍曹」と呼ぶこともあるのだ。
で、帰ってきたらペッパー軍曹が待っていて・・・
「帰ってきたか?××野郎!オマエはMREジャンバラヤが不味いと言っていたそうだが本当か?」
これは明らかにそれが本当だと知っている質問だった。
僕は怖くて答えられずに黙っていたら、ペッパー軍曹がジリジリと顔を近づけてきた。
軍曹は僕よりずっと背が高いので見下ろす格好で顔を近づけてくる。まるでインディペンデンスデイのUFOのようだ。
・・・こんなとき、僕は左朴全になってしまう・・た~すけて~~。
「MREが不味いと言っていたそうだが・・・それならもう一度食べてみようじゃないか。今日の訓練メニューはコイツだ▲▲野郎!いいか、お前の空っぽの椰子の実頭でも解るようにゆっくりと言ってやるからよ~く聴け!メニュー・・・ナンバー・・・トゥウェンティー・・・フォー・・・ミート・・・ローフ・・・グレイヴィー添え・・だ解ったか?」
もしこのとき軍曹に「サー」なんぞといったら腕立て伏せを2000回くらいやらされる。
軍曹はサージャントを縮めたサージと呼ばなければならない
「イエス サージ!! 本日のメニューは№24 Meat Roaf With Gravyでアリマス サージ!」
なるべくでかい声で返事をしないと何時までも
「ハ~ン?」
と聞き返される
「アメリカのミートローフは美味いか?!○○坊主!?」
「イエス、サージ!アメリカのミートローフは凄く美味しであります・サージ!」
「なら美味しくいただきたまえ」
軍曹が優しく話しかけるときが一番怖い・・・
そんな訳で、僕は一人淋しくミートローフを食べることになった。
アクセサリーパックの中身はどれも一緒らしいです。
タバスコとティッシュのようなトイレットペーパーのような・・兎に角ペーパーとマッチとコーヒーとシュガーと粉末クリームと塩とガムとウェットティッシュであります。
さてミートローフですが、これはオーブンで型に入れて焼くハンバーグみたいなもんで、日本の松風焼きみたいなものです。
このミートローフにはグレイヴィーとマッシュポテトがつき物なのですが・・・このグレイヴィーに僕は弱かったのだ。
これにはブラウンオニオングイレヴィーと言うのが掛かっているそうです。
マッシュポテトは別のパウチに入っています・・・アタリマエですね。
で、このグレイヴィーと言うのは肉を調理したときに出る焼き汁に小麦粉やコーンスターチでトロミをつけたもの・・・と言われていますが、実際にはグレイヴィー自体で粉末が売られているのですから本体料理には関係ないソースと思って間違いないと思います。
こんな風にお湯で溶くだけみたいに売っているのです。
米国のカフェテリアやダイナーは殆どこれです。ヘンな匂いがするソース・・・・だったナ
僕はこれが好きになれないのですが、軍曹が冷たい黒い目で僕をジッと睨んでいるので、僕は楽しそうに「I Love American Gravy」を唄いながら食事の用意をすることにします。
ではいつものように付属のヒーターにいれて温めます。
これは水を注ぐと化学反応で発熱する、缶酒の燗番娘みたいなヤツです。
今回は二つのレトルトを入れるべきか悩んだのですが、ヒーターの性能が良くないので、ミートローフだけ温めます。
いいか!この線まで水を入れるんだぞ!多くても少なくてもイカン!そうしたらキチンと箱に戻して25分待て!判ったな!
・・・いつもここで一回怒鳴られます・・・
温めている間に中身をチェックします。
完成写真を撮り忘れましたが、このココアはフツーに美味しかった・・チョット甘めですけど。
今回付属のスプレッドはリンゴのジェリー。
クラッカーは味が付いていなません。・・・なんか、小学校のとき、生き物係になって、ぬかで鶏の餌を作ったことを思い出す香りがします
この前食べたグレイプジェリーよりはずっと美味しいです。
ヴァニラの香りの植物性のクリームのようなものが挟まったウェハースです・・・アマイ!これを食べるのは・・・ムリです・・サージ
TootsieRollはアメリカではポピュラーなお菓子で、チョコレートキャラメルみたいなもんですね。これなら食べられる
ポテトも温めればよかったかな?今更仕方ナイけれど・・・・
なんか色が変ですが・・・でもマッシュポテトです。
なんか匂いも変ですが・・・・でもマッシュポテトです。
なんか味も・・・・・・
粉っぽくないんですが、粒子が荒いカンジのマッシュポテトです。塩味がキツメです。
じゃがいもの味はありませんネ。
ミートローフのグレイヴィーを、先ずポテトに掛けます。
グレイヴィーでポテトをグチャグチャにするのがアメリカの伝統的な食べ方。
このときは食卓を囲む皆が「I Love American Gravy]を歌うのもアメリカの伝統的な食べ方ですので、僕ももう一度歌います。
完成するとこんな風になります。
このグレイヴィーはオニオン風味ということで、色も濃い茶色で香りもあります。
フツーのグレイヴィーよりはマシですネ。しかし味が濃いですね~
ただ、これはあくまで戦場で食べる食べ物でありまして、通常兵士は作戦行動中には40kgとも50kgとも言われる装備を身に付けて行動する為、塩分と水分の補給が大変重要な問題になります。
ですから普通の食事よりも塩分を強く調理してありますので、ここは文句を言うところではありませんね。
ミートローフ
マッシュポテト
さてミートローフを口に入れると・・・・一瞬、サンマの蒲焼缶詰のような匂いがします
なんか益々ワケが判らなくなって来ましたが・・でも食べ始めるとサンマの香りは気にならなくなり、結構食べられます。
昔サンフランシスコのカフェテリアで食べたミートローフ・ポテト・グレイヴィー掛けよりも美味しく感じます・・・なぜかな?
これは玉葱風味のグレイヴィーが味を纏めているんですね。
ミートローフの身質はそこそこ歯応えがあり、硬いハンバーガーってカンジですので、こちらも悪くありません。
ウン、これならMREの中では上かもしれませんネ!
で、ポテトは液状になってしまったので、これはソースとしてミートローフに絡めて食べましょう。ジャンクフードっぽいアメリカの味が結構イケてます。
ま、お勧めしてもなかなか食べる機会も無いとは思いますが、どこかでMREを幾つか勧められたらコレを取るとさほど間違いじゃないと思いますよ
ただし、このメニュー構成があとは全部甘いものなので、そこが辛いかも・・・コレにはホウィートスナックブレッドを入れていただきたかったであります・・・サージ。
注:「I Love American Gravy」 なる歌の存在は現在のところ確認できていません
この軍曹は米軍のMREを食べるときに僕の目の前に現れてアレコレと指示をする軍曹なのだ。
だけれどサージャント・ペッパーは僕以外の人には見えない。
彼は僕の心の中にいる「ココロの軍曹」なのだ。
付け足して言えば僕のココロはこの軍曹が出てくると、孤独な食事をしなければならなくなるので「孤独なココロのペッパー軍曹」と呼ぶこともあるのだ。
で、帰ってきたらペッパー軍曹が待っていて・・・
「帰ってきたか?××野郎!オマエはMREジャンバラヤが不味いと言っていたそうだが本当か?」
これは明らかにそれが本当だと知っている質問だった。
僕は怖くて答えられずに黙っていたら、ペッパー軍曹がジリジリと顔を近づけてきた。
軍曹は僕よりずっと背が高いので見下ろす格好で顔を近づけてくる。まるでインディペンデンスデイのUFOのようだ。
・・・こんなとき、僕は左朴全になってしまう・・た~すけて~~。
「MREが不味いと言っていたそうだが・・・それならもう一度食べてみようじゃないか。今日の訓練メニューはコイツだ▲▲野郎!いいか、お前の空っぽの椰子の実頭でも解るようにゆっくりと言ってやるからよ~く聴け!メニュー・・・ナンバー・・・トゥウェンティー・・・フォー・・・ミート・・・ローフ・・・グレイヴィー添え・・だ解ったか?」
もしこのとき軍曹に「サー」なんぞといったら腕立て伏せを2000回くらいやらされる。
軍曹はサージャントを縮めたサージと呼ばなければならない
「イエス サージ!! 本日のメニューは№24 Meat Roaf With Gravyでアリマス サージ!」
なるべくでかい声で返事をしないと何時までも
「ハ~ン?」
と聞き返される
「アメリカのミートローフは美味いか?!○○坊主!?」
「イエス、サージ!アメリカのミートローフは凄く美味しであります・サージ!」
「なら美味しくいただきたまえ」
軍曹が優しく話しかけるときが一番怖い・・・
そんな訳で、僕は一人淋しくミートローフを食べることになった。
アクセサリーパックの中身はどれも一緒らしいです。
タバスコとティッシュのようなトイレットペーパーのような・・兎に角ペーパーとマッチとコーヒーとシュガーと粉末クリームと塩とガムとウェットティッシュであります。
さてミートローフですが、これはオーブンで型に入れて焼くハンバーグみたいなもんで、日本の松風焼きみたいなものです。
このミートローフにはグレイヴィーとマッシュポテトがつき物なのですが・・・このグレイヴィーに僕は弱かったのだ。
これにはブラウンオニオングイレヴィーと言うのが掛かっているそうです。
マッシュポテトは別のパウチに入っています・・・アタリマエですね。
で、このグレイヴィーと言うのは肉を調理したときに出る焼き汁に小麦粉やコーンスターチでトロミをつけたもの・・・と言われていますが、実際にはグレイヴィー自体で粉末が売られているのですから本体料理には関係ないソースと思って間違いないと思います。
こんな風にお湯で溶くだけみたいに売っているのです。
米国のカフェテリアやダイナーは殆どこれです。ヘンな匂いがするソース・・・・だったナ
僕はこれが好きになれないのですが、軍曹が冷たい黒い目で僕をジッと睨んでいるので、僕は楽しそうに「I Love American Gravy」を唄いながら食事の用意をすることにします。
ではいつものように付属のヒーターにいれて温めます。
これは水を注ぐと化学反応で発熱する、缶酒の燗番娘みたいなヤツです。
今回は二つのレトルトを入れるべきか悩んだのですが、ヒーターの性能が良くないので、ミートローフだけ温めます。
いいか!この線まで水を入れるんだぞ!多くても少なくてもイカン!そうしたらキチンと箱に戻して25分待て!判ったな!
・・・いつもここで一回怒鳴られます・・・
温めている間に中身をチェックします。
完成写真を撮り忘れましたが、このココアはフツーに美味しかった・・チョット甘めですけど。
今回付属のスプレッドはリンゴのジェリー。
クラッカーは味が付いていなません。・・・なんか、小学校のとき、生き物係になって、ぬかで鶏の餌を作ったことを思い出す香りがします
この前食べたグレイプジェリーよりはずっと美味しいです。
ヴァニラの香りの植物性のクリームのようなものが挟まったウェハースです・・・アマイ!これを食べるのは・・・ムリです・・サージ
TootsieRollはアメリカではポピュラーなお菓子で、チョコレートキャラメルみたいなもんですね。これなら食べられる
ポテトも温めればよかったかな?今更仕方ナイけれど・・・・
なんか色が変ですが・・・でもマッシュポテトです。
なんか匂いも変ですが・・・・でもマッシュポテトです。
なんか味も・・・・・・
粉っぽくないんですが、粒子が荒いカンジのマッシュポテトです。塩味がキツメです。
じゃがいもの味はありませんネ。
ミートローフのグレイヴィーを、先ずポテトに掛けます。
グレイヴィーでポテトをグチャグチャにするのがアメリカの伝統的な食べ方。
このときは食卓を囲む皆が「I Love American Gravy]を歌うのもアメリカの伝統的な食べ方ですので、僕ももう一度歌います。
完成するとこんな風になります。
このグレイヴィーはオニオン風味ということで、色も濃い茶色で香りもあります。
フツーのグレイヴィーよりはマシですネ。しかし味が濃いですね~
ただ、これはあくまで戦場で食べる食べ物でありまして、通常兵士は作戦行動中には40kgとも50kgとも言われる装備を身に付けて行動する為、塩分と水分の補給が大変重要な問題になります。
ですから普通の食事よりも塩分を強く調理してありますので、ここは文句を言うところではありませんね。
ミートローフ
マッシュポテト
さてミートローフを口に入れると・・・・一瞬、サンマの蒲焼缶詰のような匂いがします
なんか益々ワケが判らなくなって来ましたが・・でも食べ始めるとサンマの香りは気にならなくなり、結構食べられます。
昔サンフランシスコのカフェテリアで食べたミートローフ・ポテト・グレイヴィー掛けよりも美味しく感じます・・・なぜかな?
これは玉葱風味のグレイヴィーが味を纏めているんですね。
ミートローフの身質はそこそこ歯応えがあり、硬いハンバーガーってカンジですので、こちらも悪くありません。
ウン、これならMREの中では上かもしれませんネ!
で、ポテトは液状になってしまったので、これはソースとしてミートローフに絡めて食べましょう。ジャンクフードっぽいアメリカの味が結構イケてます。
ま、お勧めしてもなかなか食べる機会も無いとは思いますが、どこかでMREを幾つか勧められたらコレを取るとさほど間違いじゃないと思いますよ
ただし、このメニュー構成があとは全部甘いものなので、そこが辛いかも・・・コレにはホウィートスナックブレッドを入れていただきたかったであります・・・サージ。
注:「I Love American Gravy」 なる歌の存在は現在のところ確認できていません
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