缶詰が好きです

以前のプロバイダーが閉鎖になるので、Gooブログに引っ越してきた、缶詰が好きな、ダメ料理人のブログです。

缶詰備蓄

2022年07月30日 | 無ジャンル
「梅雨ですかい?」  友人のたけちゃん
 
 なんか、この妙なブログを読んでいる暇人が「アイツを又出せッ!」ってコメントを残しちゃったらしくてさ、アイツってのはオイラのことなんだけどさ・・

ホントはオイラは嫌なんだけど、管理人が「どうか書いてください」って泣いて頼むからもう一回だけ書くことにしたんだよな。

しっかし、このブログの管理人はアレかね?コメントを残した奴になんか弱みでも握られちゃってんのかね?必死な顔してオイラに頼むから笑っちゃったんだけど・・
ま、オイラの知ったことじゃないけど、ちょっと心配かな?
兎に角管理人はありがたく思えってことダナ。

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で、近頃の東京だけどさ、毎日雨ばかりで寒くってしょうがないゼ。
梅の咲く頃の長雨なんだから、コッチが本当の梅雨じゃねェかって?ホントにそうだよな。だったら6月の梅雨はなんで梅雨なんだろうな。
で、オイラ調べたらさ、元々は黴(かび)の雨でバイウと読んで、それが転じて梅雨になったって説があるんだそうだけど、これからは元の黴雨にもどして、カビアメとかカビサメとかって名前を変えて貰いたいよな。
そうすれば「春雨じゃ、濡れてまいろう」が月型半平太なら、「かびさめじゃ、食中毒に気をつけて参ろう」ってのは、月影標語なんてネ。

こんなときには表に出るのも嫌んなっちゃうから、普通の仕事人はオフィスから出ないで弁当でも買ってくるんだろうな。

で、弁当のことで思い出したのは、ちょっと前に見た、コンビニの弁当は期限切れ直前の安売りはダメだってニュース。

じゃ、売り切れなくて余ったらどうすんのかって言うと、捨てちゃうんだってぇから、日本は金持ちだってぇんだよナ。それでもって食料自給率が30%とか騒いでいるわけだろ?
これはハッキリ言って狂ってるよナ。

大体、コンビニじゃ、いつも弁当の棚に弁当が並んでいないと客が入らなくなるから、捨てるのを承知で弁当類を山盛り並べておかなくちゃならないんだってな。

これじゃ食べ物を捨てる為に作っているってことになっちまうよ、なんかおかしいよな。

で、どうせ捨てるんだから、安全とかは余り考えなくて、安い材料を求めるようになるって訳だろ。
だから、何処の国とは言わないけど、凄く問題のある国から平気で食材を輸入して、それを弁当にして、そして捨てる・・・・・
だからウッカリ食べちゃったら寿命が縮んじゃうヨナ!1食毎に寿命が100日縮んじゃう恐怖弁当だってぇの。

で、捨てるのは勿体無いから家畜の餌にするってのもエコロジーだなんて言って威張ってるけど、考えてみればなんだか怖いぜ。
その家畜を又人間が食べるわけだろ?
これを考えているとホント嫌になっちゃうよな。

賞味期限なんていい加減なもんを気にするからからこうなっちゃうってのもあるんじゃないかな?
兎に角賞味期限なんて、車検の時に車を買い替えさせようとする車のセールスマンみたいなもんだと思った方がいいかもな。

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で、近頃弁当クンとか弁当オヤジってぇのが流行っているんだって?
なんでも会社に自分で作った弁当を持ってくるヤツラのことらしいけれど、これは正解だよな。
安いし安全だし、一番いいのは、自分で作ると食べ物を大事にするようになる事だよな。
オイラ思うんだけど、ホントに子供に料理を教えた方がいいぜ。
子供の頃から自分のメシを作るようになれば、食べ物を大事にする人間になるぜ。

でさ、食べ物が大事だってことに気付けば、ちょっと高くても国産の食材を使っても無駄が出ないから、家計的にもそれほどの出費じゃなくなって、結果的にはお百姓さんや漁師さん達の仕事もうまくいくようになる訳なんでさ、先ず食べ物を大事にするところから始めないと日本の食糧自給率は上がらないんじゃないかナ。

で、缶詰のブログだってことを忘れちゃいけないんだけどさ、オイラ別にお勧めの缶詰なんか思いつかないんで缶詰博士って人のブログを紹介してごまかしちゃおうってセコイことしちゃうんだけどさ・・あ、青い字をクリックしてくれよな。

兎に角弁当に缶詰を持って行くってのは良いと思うぜ。

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この博士のブログは、今オイラが代筆している「缶詰が好きです」なんてショーガナイブログと違って、真面目なブログでさ、缶詰にあんまり興味のないオイラも感心して読んじゃうんだよな。
どうせ書くならオイラもこの博士のブログみたいなトコに書きたいもんだよホント・・尤もお呼びじゃないだろうけどさ。

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提案だけど、職場にこれくらいのモノを置いておいたらベンリじゃねーかな?
雨の日や、給料日前や災害のときなんかにも良いと思うぜ。

缶詰は国産の材料を使ったモノが多くて、添加物なんかも殆ど使っていなくて、食べても寿命が縮むことは余り無いと思うからさ、たまには昼飯にどうだい?

兎に角、自分の為だけでなく社会の為にも、自分の食べているものを見直さなきゃダメだぜ。
自分達の子供達の為にも、大人は自分達が食べている物についてもう一度考えて見ろってーの、
わかったか?ジャンジャン

「食べ物を捨てるなって~の!」  友人のたけちゃん
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又このブログを書く事になっちゃってさ、と言うより、今度はオイラから書かせろって言ったんだけどもさ・・
今度は管理人の方が嫌がっちゃてさ、オイラが書くとスパムメールみたいなのがイキナリ増えちゃうんだって言うんだよな・・そんなの関係無いよな~・・・それに、この管理人はスパムが大好きっていつも言ってんだからイイじゃねぇかよ。

ま、今回もオイラが言いたいこと言っちゃう訳で、オダ上げてる赤提灯の酔っ払いオヤジみたいなもんだから、嫌じゃなけりゃぁ、読んでくれってところだな
ま、オイラだって、こんなの読めと言われたら「ウルセーや!」て思っちゃうもんな
そんなもんを読んでくれようとしている人には感謝多謝だよ全くのところ・・

さて、もうじき選挙だけどもさ、マニフェストってぇのをチラチラ見てみたんだけど、食料自給率を上げようってのはあるんだけれどもさ、食料を無駄にしないようにしようってのは無いみたいだな。

オイラ、自給率を上げるには、先ず食料を無駄にしないことを国民に考えさせなきゃダメだと思うんだよな。
食料ってのは作るのが大変で、いつも金で買えるとは限らないものなんだよ。
米なんか出来るまで1年近く懸かるわけだよ。

本来は、金で買えないような大事なものなんだってことを忘れて、今は金で買えるからと言って粗末にしてたらいつか泣きを見るってのは普通の人間だったら判ることでさ、貧乏になったら誰も助けちゃくれないよな。つまりバチが当たるぞってのはそこなんだよ。

でさ、オイラはズ~ッと前から言ってるんだけどさ、賞味期限と言うのは廃止すべきじゃねぇか?

消費期限だけを付ければいいと思うんだよな。
未だ食べられるものを、
「もう美味しくなくなりましたよ」
って言うのが賞味期限だろ?別に食べられなくなった訳じゃなくて、
「今日から美味しく食べられなくなったかもしれません」
って表示になんの意味があるんだい?それを見て、
「あ、もう食べられないんだって」
思い込んでいる奴がイッパイ居て、その連中がどんどん食べ物を捨てちゃっているんだよな・・・・もし、1億人の人間が食べ物をそうやってどんどん捨てているのを見たら、狂った世界だと思わないかい?それが今の日本なんだよな

例えばだよ、もともと不味いものはどうするんだよ?食べてみたら不味いから
「不味いじゃねーか!こんなに不味いのは賞味期限が切れてるからじゃねぇか、金返せよコノヤロー」
って奴が出てきて、言われた店じゃショウガナイから無理して食べて、
「大変美味しゅうございますね。こんなに美味しいんだから賞味期限は来年まで大丈夫です」
なんてどっちもどっちみたいな話になっちゃって・・・・・で、美味いか不味いか裁判で決着つけることになっちゃったって・・・味について客観的な判断を下そうとすること自体が間違いじゃねぇのかな?

で、このところの天候不順で北海道・東北じゃ根菜類に被害が出ちゃっているし、九州じゃ赤潮で養殖業でそうとうな被害が出ているんだろ?それに大事な米が不作になるかもしれないって言うじゃねぇか・・・

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冷害にやられた稲
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豊作時の稲

米って言うのは夏の気温が下がりすぎた日が一日でもあったらダメになっちゃうんだっていうし、日照時間が短くなると病気になるっていう手間のかかる穀物でさ、今年は梅雨が続いたんでどうも稲が病気にやられそうだってことだし、冷害も出そうだって言うし、アチコチの土砂災害で田んぼが埋まっちゃったし・・・この土砂災害だって本当に天災なのかい?
なんだか、今年は日本に食糧危機が来そうだな。

こういうときは先物取引とかで儲ける奴も出てくるかもしれないけど、食料や石油の投機は法律で規制すべきだとも思うな。
今の日本は強い円で外国からなんでも買えるからいいけれど、貧しい国は自国で生産した食料まで外国人に買われたりするわけだろ?結果、貧しい国は飢えちゃうってのは誰が考えたって判ることだよな。

去年、石油投機と穀物投機で世界中が酷い目に会ったわけでさ・・・・武器を売って儲ける奴を死の商人というけど、ある意味こっちの投機家達の方がアクドイ感じがするのはオイラだけかい?


兎に角こんなに天候が悪くって、農産物や海産物が危なくなってきちゃ、当然そういうのを餌にしている畜産物にも影響が出る訳だろ。
結局全ての食料が危機に陥っちゃうわけだよな。

その日本の状況を観ていた外国は、それっとばかり足元を見て、今までは100円で売っていたものを200円に値上げしちゃったとしても、買わなきゃしょうが無いんだから文句言いながら買うわけだよな。

で、買える奴は良いけれど、日本の社会にこんだけ格差が出来てきたら、値上がりした食料を変えなくなる連中も出てくるぜ。
カネコナーズ・見えない格差なんて笑ってる場合じゃない時代がすぐ傍まで来ているようなきがするんだけどな・・・
このままじゃ貧乏人の子は腹減らせて泣いていても、なんにもしてやれないって状態になっちゃうぜって~の
そうなっても、少しでも買えれば良いけれど、地球的規模の天候不順だったら、いくら金を積んだって誰も売ってはくれねぇよな。

それでも賞味期限が過ぎてるからって食べ物を捨てるのかい?
先ず食べ物は大事だってことを確認して、子供達にもそう教えなければダメだと思うぜ。
すぐ食べ物を残すような子供には、怒るんじゃなくて、自分で食事を作らせてみせればいいと思うな。
自分で食事を作る教科も週に1回くらい、小学校・中学校の授業にいれてもいいんじゃない?
そういえば、近頃の弁当男子ってのは頼もしいと思うんだよな。そうは思わないかい?

なのに、新聞読んで嫌んなっちゃたんだけどもさ、コンビニは今でも弁当なんかを捨てているんだってな
で、その量が一店舗につき、1日に付き8Kg~12Kgだってんだから・・・・どーなのよ?
弁当なら30~40個分、オニギリなら80~100個分以上だってさ・・・・この米は1年に一回しか収穫できない日本のお米だろ?
捨てるならコンビニの重役達の家の庭に捨てたらどうだ?
外国だったらコンビニに対して不買運動が起きてるかもしれないよな。
コンビニの弁当を買うなら、そういうことを考えながら買わなきゃな。

で、テレビを見てたらちょっと面白かったのが、ニューヨークの真夜中のグルメツアー
ニューヨークでも一流レストランなんかは、ちょっと古くなった食材をバンバン捨てているんだけれど、レストランだったらしょうがない部分もあるんだよな。
古いのは従業員にあげれば良いなんて思ったら大間違いなんで、そんなことするとワザト古くして貰って行ったり、横流ししたりする奴が出てきて経営を圧迫しちゃうんで捨てるしかないんだからしょうがないんだけどさ、でもやっぱり食べ物を捨てるのはいけないことだよな。
そこでネットで集まった若い奴らが、夜中のゴミバコ漁りをしているって話なんだけど・・・別に困っている連中じゃなさそうで、食べ物を捨てるのに抗議する為にやっているんだそうだ・・・・オイラもこんなことエラソーに書いているだけじゃダメだなって思いマシタ!

 動物虐待を禁じる動物愛語法っていう法律もできるんだから、食べ物を大切にする法律と言うか、食べ物を粗末にすることを禁じる法律ってのも作れるんじゃないか?・・・・食大法、食祖禁法・・・ダメかな?

兎に角、商売の為に食べ物を捨てている企業のことは、皆で怒らないと国が危うくなっちまうぜ、わかったかジャンジャン





本当に合った怖い話

2022年07月25日 | 無ジャンル
「ほんとうにあった恐い話」  
更新サボリにサボッてもう半年・・・・・だったら終結宣言すればイイジャン!って話ですが、これがなかなか終結できない・・・
こんなブログなのに毎日アクセスをしてくださる方々が居るんですから・・・

やはりトシをとって、仕事が終わってからPCに向かうのがつらくなってきたことと、ウィンドウズ10にうっかりしちゃってから、PCを観たくなくなってしまったこと、食欲もあまりなく、あまり缶詰を食べなくなっちゃったってことでしょうか?
すこし頑張って缶詰食べよう!頂いたのも溜まっているし、開けなきゃナ~・・・・

そんな訳で、今日は缶詰カンケーなく、本当にあった恐い話。

昨夜、子供と「本当にあった恐い話」というTV番組を観ていて、そういえば・・・と、昔のことを思い出しました。
あれ、以前ブログにUPしたよな~・・・と、思い出し探して見ました。
で、再放送。
これは皆様への残暑見舞いです。夏の残りを薄寒くお過ごしいただけたら幸いです。

「ではお便りを朗読してください」
「ハイ・ゴメスさん」

   東京 O,Yさん投稿
       青いバランスボール 
     
これは2011年のおはなしです。


近頃職場で妙なことがあったので、記憶が確かなうちに書いておこうと思います。

私は只今自分の店を閉めまして、別の職場に居るのですが、ここが色々と妙な話の多い建物でして・・・・
夜、一人で残業をしていると誰かが玄関で呼ぶ声がしたので行って見ますと誰も居ない・・・とか、
トイレに入ったら誰も居ないのに誰かにぶつかった・・・・とか、
誰も居ない庭にベビーカーを押している女性がいた(じゃ、誰か居たんじゃん!)・・・とか・・・

そのような噂がけっこうある建物なのですが、ワタクシ、そこに朝イチバンに行く仕事なんです。
秋冬は真っ暗なのでかなり怖く、去年も誰かが私の横を通り過ぎたような気がしてならないと言うことが二回ほどありました。

で、先日・・・・・・
私が着替えるためにロッカールームへ行くとき、遊戯室のようなところを通って行くのですが、そこにバランスボールがありまして、私が階段を上がって行きますと、先ずボスッと言うかボコッと言うか、そんな音が聴こえました。
そして階段を上がりきり、遊戯室へ向うと、青いバランスボールが壁と柱の間をひとりでに行ったり来たりして、ワタクシはなんだ、ボールが壁と柱に当たっている音だったんだと合点がいきました。

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怖いけど昼まで待ってブログ用に写真を撮ってきました'_';

で、ワタクシはそこで考えるのを止めてしまいました。誰も居ない締め切った部屋で、舟の横揺れみたいにボールが左右に行ったり来たりしている状況について、ワタクシの心がこれ以上考えるのを止めさせたようでした。
私は動いているボールの横目で見ながらなんの感情も湧かずにロッカールームへと入りました。
すると今度はロッカールームの入り口にある暖簾(のれん)のような長さのカーテンがヒラヒラと動き出しました。
風が吹いてカーテンが動くときはカーテン全体が動きますが、其のときの動きは誰かが暖簾をくぐってだれかが出て行ったように、下のほうがチョコチョコっとめくれるような動きでした。
ワタクシは着替えながら「カーテンも動いているナ~」とボンヤリと考えておりました。

あとで考えると、所謂恐怖体験をした人たちは大概気を失ってしまうそうですが、わたしも、これ以上考えることを止めてしまった・・というか、脳が勝手に思考を停止させて精神を防衛したんではないかなと思います。こう言うことを気を失うというんだな~・・と合点がいきました。

さてさて厨房に入って一息つくと事の重大さに思い至り、全身に鳥肌(鳥肌と言うのはこういうふうに使う言葉です。決して感動したときに使う言葉ではアリマセン・・・カンケーないけど重要なことなので言って置きます)
が出っ放しでした。それ以来厨房の控え室で着替えるようにしています。

あとで他の職員さんにその話をしましたところ、その職員さんは黙って、手振りで私についてくるように促しました。
ついていきますと、その遊戯室からロッカールームに通じるところの鴨居のようなところに、古いお札と、小皿にもられた塩が置いてありました。

なんでもこの施設は、今の障碍者用施設になる前は幼稚園で、今のロッカールーム部分は、建て増した部分だそうでして、建て増してからへんなことが起きるようになったらしいと教えてくれました。
いったい何があったんでしょうね・・・・・

そんな訳で、ワタクシの変死体が職場で見付かったときのために、この事を書いておきました。


これが当時の私の体験であります。
あれいらい私はバランスボールを観たくないですね・・・・うちには絶対に置きません・・・。

 

レバ刺しは食べてはいけない

2022年07月25日 | 無ジャンル
「レバ刺し禁止について思うこと」  
今回のブログは食中毒の話で、柄にも無く真面目で退屈ですので、止めておいたほうが良いかもしれませんよ~

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いきなりですが・・・・O-157の写真であります。

レバ刺しが禁止になりました。レバ刺しが大好きな方には申し訳有りませんが、私としてはその方が良いと思っております。

レバ刺し禁止をニュースで取上げるときに、行政対営業者&消費者と言う形で取上げられており「行政が個人の嗜好を制限するのは、仕方が無い部分もあるが、食文化と言う面からも決して賛成できることではない」みたいな切り口で報道されております。

ですが、食に携わってきた者として言って置きたいことがあります。
先ず、行政は今まではあまり制限するのは好ましくないとのことで、口出しをしませんでした。どちらかと言えば黙認だと思います。

当時は漠然と大腸菌という括りでO-1系の病原菌が居ることは知られてましたし、ほかにカンピロバクターのような細菌やサナダ虫のような寄生虫が居る場合も多いことも知られていました。カンピロバクターはギランバレー症候群の原因になるとも云われてる結構怖い細菌ですが、カンピロバクターは潜伏期間が長いので、発症まで時間が掛かり、食中毒の原因と特定されることが少なかったということも黙認の理由であったかもしれませんね。

東京で言えば、管轄の保健所が独自の判断で認めたり認めなかったりしておりまして、私の住んでいた新宿区・四谷管内では禁止、隣の新宿区・淀橋管内では許可。
このように分かれていて、四谷の焼肉屋さんは提供できませんが、新宿繁華街の焼肉屋さんはOKという、判りにくいのだか判りやすいのだか判断は出来ませんが、兎に角そういうようなものでした。

昔は戦後の名残なのか、所謂ゲテモノ屋(この名前のお陰で、子供は怖ろしくて店内に入ることは無かったですね)と言って、牛の内蔵各種を扱う飲食店があり、今でも当時からやっている有名な店もあります。
このお店は私の家から歩いて3分の保健所の管轄の境界線辺りで営業をしていましたし、今でも場所を移して営業しています。

こういうお店はかなり年季の入ったオヤジさんが調理をしていたし、客の方もそれなりの知識や体力のある方達が利用していたと思います。
つまり、体調が悪いときは食べないし、それで食あたりが起こっても、ショウガナイと笑って諦められる人が前提でありました。
確か、私の小学生か中学生くらいのときにも、新宿の他のこの手の店で食中毒事故が起こり、かなり重篤な患者さんをだしちゃったことがありましたが、それでも淀橋管内ではレバ刺し等の規制はしませんでした。

ところが去年の焼肉屋事故を見ても判るように、近頃は誰でも生を安く食べることができるようになりました。これは別に調理の技術の向上や衛生観念の高まりのお陰でそうなったわけでなく、むしろその低下で誰でもゲキヤスで食べることが出来るようになったからであります。
ゲキヤス店では何を真っ先に削るか・・・・人件費です。もし全員がアルバイトなら、こんなに嬉しいことはない・・・くらいの気持ちで運営されているお店が多いのは事実です。

子供に生肉や生レバーなんかを、増してやこのようなお店で食べさせて良いわけはありませんが、テレビ等で、それも報道番組で、莫迦面したアナウンサーが「安い!美味しい!」なんぞと言って、生食している姿を流していれば、危険だと言うことを知らずに子供に食べさせる親も出てきてしまうのは当然です。

お子さんがお亡くなりになった事件では、子供に生肉を食べさせる親も良くないのではないかと謂った意見を吐いているキャスターだかコメンテーターだかも居ましたが、私は「アンタ達がそれを謂うのか?」と感じたことを憶えております。
どう考えても親御さんは被害者ですよ!どんな落ち度があったのかな?何故酷いことを言うのかな?・・・あんまりじゃないかな?

さて先に書いたように、レバ刺し禁止の報道も「行政Vs営業者&消費者」と言う形で取上げられておりまして、私が知らないだけかもしれませんが、医師や飲食業従事者の意見はまるで報道されていないように思えます。
当事者ではない者の意見無しに、つまり行政や食品提供者や消費者と言う、当事者の意見だけで番組を作ることは誤解を招きやすく、見た人間の目を曇らせる恐れがあると思います。
せめて医者の意見を入れて欲しかったし、食中毒の症状も報道すべきだったと思います。

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去年死者を出した腸管出血性大腸菌・O-111の写真であります。

もうひとつ私が禁止したほうが良いと考える根拠でありますが、このO-157等の食中毒を起こす菌は、100個位の非常に少ない数で食中毒を引き起こすという特性を持っている菌だということであり、したがって感染者の便等から容易に二次感染を引き起こす恐れがあるということであります。
二次感染は家庭、職場、公共施設等の、どんな場所でも起こりえるのであります。

菌に感染しているのですが、発症はしないという人たちを健康保菌者と言いますが、この人たちが気づかないうちに菌をばら撒いてしまうということも多くなっていて、給食での食中毒事故はこのような人たちによる調理が原因の場合が多いですし、食事場所の消毒が出来ていなかったりする場合も結構あります。

私たち調理人、なかでも給食関係の調理人はレバ刺しや肉刺し、生牡蠣等を食べることは殆どの職場で禁止されています。
ちょっとでも危険がある食べ物は二次感染の危険性があるので食べないと言うのは当然のことなのであります。

しかし、人件費を削り、殆どがアルバイトで運営されているような店ではそのような観念が養われているでしょうか?
成る程、マニアルはあるかもしれませんし、それに従えば事故は起きない筈・・・なのでしょうが、何故、マニアルに従はなければならないのかを教えないで、守れ守れと言っても、事故を防ぐのは難しいのです。
結局のところ、経営者自身が食中毒事故について知識も考えも対策もない場合が多すぎるのです。
現実に、色々な業態のゲキヤスチェーンの飲食店では、小さな食中毒事故はしょっちゅう起こっているのですが、そういう店では客層が若くて症状も軽い場合が多く、あまり問題になっていません。
又、客のほうにも食中毒の知識が無いので、「ちょっと具合が良くないな~」くらいで落ち着くことが多いのです。

さて行政について言えば、保健所が縮小されていて、目も届かないし、検査や指導をするのも難しくなっています。
このような状況で、去年のような事故が起こった場合に「何故、行政は規制をしていなかったのか?」ということを問題にしましたら、行政の方も「そんなら禁止しかないじゃないか」と言うのは当然といえば当然なのだと思います。
いつも政治や行政の悪口ばかり言っている私も、この件については行政の方に理があると思います。

去年の事件で、業界のやり方はもっと行政が見張ってくれれば良かった、行政が良い店と悪い店を峻別してくれるべきだ、自分たちも行政に協力して良くしていこうと思う・・なんてことを言っていましたが、良い店なぞとお墨付きを与えて食中毒が起きたら、誰が責任をとりますか?
飲食店もそんなことを行政がする訳がないことを百も承知で、報道陣向けに、業界を守る為に言っていたのだと思います。
ですが、業界の言い訳の為に、マスコミを利用して一方的に行政が責任を問われても、行政は責任を負いたくありませんから、規制の方向に動くのが行政のルーティーンです・・・・業界はそこに思い寄らなかったのかな?・・・ま、そこは我々には関係の無い話ですが・・。

さて、食文化を守るという見地から、規制に反対だ!との意見もあります。
規制すべきであると外国から言われているのに、食べることが禁止にならないものにクジラがあります。

クジラを例に挙げますと、クジラ漁の歴史・伝統、クジラの郷土料理としての確立や、家庭の惣菜としての料理の発展、クジラを使った洋食等の創造や料理の進化、クジラの保存法の伝統や進化、クジラを囲むコミュニティーの存在、ヒゲや骨等の食材以外の利用等々、食文化と呼ぶに充分な理由があり、外国になんと謂われようと守らなければならない食文化だということは明白であります。

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私の知る限りではレバ刺しについてのこういう画は無いよね。でも、もし在ったら・・・バイオハザード?

翻ってレバ刺しを見た場合、元来日本にあった料理ではないのは明白ですし、その歴史も戦後・・・という漠然としたもので、家庭の食事には適しません。
ちゃぶ台を囲んで、サザエさん一家が楽しそうにレバ刺しで御飯を食べている図は、怖ろしすぎて創造できません'_';

あくまでもレバ刺しとか肉刺しのようなものは傍流文化なのだと思います。
傍流の文化として存在していたから保健所も見て見ぬふりだったのでしょうが、これが何の準備期間もなしに、いきなり主流の文化に躍り出た場合には事故や事件が起こるのは仕方が無いと思います。そうすれば禁止になるのは当然のことであります。

先に書いた内臓専門のお店は今でもやっています。
いろいろなノウハウもあるでしょうし、入手のルートとか、衛生の管理とか、培われた技術がある店が営業を続けていくのはとても良いと思います。
しかし、なんの技術も志も無い、安いだけの飲食店で提供するようになったら、これは禁止されるべきだと思います。

もし、なんとか復活したいのなら、河豚のような資格を作ってはいかがでしょうか?
レバ刺しは、調理師でもないフリーターに扱わせるのは危険すぎます。


追記

今日、一日中このことを考えていまして、フっと思いついたのですが、レバ刺しを食べることが食の文化ではなく、レバーは生で食べてはいけないと昔から云われていたことこそが、食文化なのではないか?・・・と。違うカナ?
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磐梯山

2022年07月25日 | 無ジャンル
「小原庄助さん」  
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            磐梯山

磐梯山は東北のF県の北部に位置する標高約1800メートルの山であり、120年ほど前の噴火によって色彩豊かな沼や湖等幾つかの湖沼が形成されて、その湖沼群とともに風光明媚な観光地として愛されている。
名前の磐梯とは、天に掛かる磐(いわ)の梯子というような意味であり、昔は「いわはしやま」と呼ばれていた。
この山にまつわる言い伝えに
「エンヤー会津磐梯山は宝のコリャ山よ 笹に黄金がエーマタなりさがる」
と、言うのがある。エンヤーとコリャとエーマタの意味は、土地の古老に尋ねても「知らぬ」との答えしか返ってこない不明語であるが、言い伝えの凡その意味は、
「磐梯山は宝の山である。笹に黄金が成っている山である」
とのことらしい。なんとも豊かな山である。

さて、その言い伝えの中で不思議なことに、小原庄助と言う特定の個人が登場する。
その小原と言う人物についての言い伝えは
「小原庄助さん なんで身上(しんしょう)潰した。朝寝 朝酒 朝湯が大好きで それで身上つぶした。至極もっともなことである」
と、言うものである。

この小原と言う人物は実在の人物かどうかも、今となっては確認出来ないのであるが、多分朝寝、朝酒、朝湯等を行なっていたということは、医師、看護師、警察官、タクシー運転士、牛丼調理師、等の夜間勤務、つまり「夜勤」の職に就いていた人間であったのではなかろうか。
しかし、相次ぐ夜間勤務で身分、地位を潰してしまったということは、医師や警察官という使命感の強い仕事ではなく、、人をしてなにか不穏な感じを抱かせる職業であったのかもしれない。

夜中に働き、朝帰る小原庄助と言う人物の正体を考える場合、一つの可能性として・・
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・・・であったとは考えられないだろうか?

磐梯山には徳川家の埋蔵金伝説、足長手長の魔性夫婦の伝説、永坂更科の蕎麦伝説・・(あ、伝説じゃなかった・・・)

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このそばつゆ、ねぎと生姜を載せた豆腐に掛けてみなヨ!美味いよ~・・アタクシの大好きな缶詰の一つであります

ところで、民謡「会津磐梯山」の小原庄助さんのお囃子は、昭和10年ごろの小唄勝太郎のレコーディングでありまして、元になったと言われた会津に伝わる玄如節とは違うものと言って良いものらしいです。ですから今までの話しは全部与太話であります。信じる人が居るとは思わないけれど、一応言っておきます。信じちゃイケンヨ!

そんなワケで、10年来欲しかった炬燵(今は5000円で買える)を購入した私は、昔からやってみたかった小原庄助さんゴッコをしたのでありました。

前夜、レイトショーでJ・エドガーを観て、午前様になった私は、この朝6時におきて時事放談を見てわざと寝不足にして、朝から煮物を作って風呂掃除をして、で、入浴してから炬燵に入って・・

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作った南瓜の煮物と缶詰で熱燗を呑みながら・・・

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DVDで古い西部劇「真昼の決闘」を観て・・・・


寝ちゃった・・・^_^

おはら庄助さん なんで身上(しんしょう)つぶした
朝寝 朝酒 朝湯が大好きで それで身上つぶした
ハァもっともだ もっともだ

これ・・・癖になりそうです(^^