
3年前につくったキルトのクッションがボロボロ…。
キルト・クッション
2月、3月と加速度的に忙しくなってくるので(風邪なども家族がひくとさらに…!)、縫物などは忙しくなる前に…と木綿を準備しておいていました。

こちらはおととしに伊勢神宮参拝のときにおかげ横丁で買い求めて持ち帰った伊勢木綿でつくった座布団。ダイニングの座布団なので、それはもうヘビーにつかわせてもらっています!
伊勢神宮の帰りに伊勢木綿と出会ったときに記事はこちらです。
「伊勢神宮、伊勢木綿」の記事
生地がとっても丈夫でまだまだずーっと使えそうです。色もちょっと味が出てきた程度でまだまだ濃いですよ~。
クッションの作り替えを検討し始めた時、ちょっと高価だったけど、生地が強く藍染めが本当に美しい伊勢木綿でまたつくりたいなあ!とすぐに思えました。
お店まではなかなか行けないのでネットショップを利用させてもらいました。
おかげ横丁オンラインストア
生地、どれもすてきで迷いますが、きっとどれが来てもすてきだと思える信頼があるので、使ったことのない大振りの格子(正藍25)と無地(紺260)ののり付きの原反2メートルずつを購入しました。
4000円ちょっとと送料でした。

こちらは40センチ四方のクッション。

こちらは28センチ四方の小さいお座布。

いつもこの4つをソファーに散らかして使ってます。子どもがリラックスタイムだけでなく、遊びに結構ハードに使うので(笑)強い生地にしました~!
格子模様は和洋折衷な感じで使ってみたかったんですが、わたしはもっと和全面押し!って感じの柄が好きだなと思いました。
縞模様とか大好きです。
は~また伊勢木綿使う機会ないかな~
裁縫得意だったら、かっこいい作務衣とかテーブル周りのクロス類をつくってみたいな~!
…もめんや藍さんがいつもつけてくださる栞の文章を転記させていただきました。歴史や背景、風土のことを知っていくともっと考えが深くなり、経験値に厚みが出てきますよね。
名前の通り、「松阪もめん」は伊勢の隣町・松阪で生まれました。そして、粋好みの江戸っ子の「普段着」として江戸で大変流行しました。と申しますのは、松坂の商人が江戸店(えどだな)での商いにより売りひろめたからで、その中心が三井高利(みついたかとし・三井財閥=三井銀行・三越百貨店の生みの親)でした。
その昔より松坂の近郷では神宮に納める布織る「機殿(はたどの)」があり、その歴史は古く、大陸より渡来した「呉織(くれはとり)」が布を織る技術を伝えたと言われます。室町時代には綿の栽培が普及し、木綿織が定着しますと、農家の主婦が盛んに織り、その後、南方と交易していた角谷七郎兵衛がベトナムより持ち込んだ縞柄が今の松坂木綿の縞柄のもとになっていると言われています。
永いゝ月日といろゝな時を経て、その時代ゝの生活の中に溶け込んで、…そして今に生きる松阪もめんの味わいを
どうぞあなたなりにお楽しみいただければ幸いに存じます。
松阪もめんに関するご質問・ご相談など、ございましたらどうぞお気軽にお申しつけくださいませ。
もめんや藍一同