石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

民主党「多文化共生社会議連」設立総会を開催しました

2014-02-25 23:36:31 | 活動レポート

本日(2月25日)午後、民主党の新しい議連「外国人の受け入れと多文化共生社会のあり方を考える議員連盟」の結成総会を開催し、事務局長に就任しました。
 


この議連は、昨年から中川正春衆議院議員と共に構想を練っていたもの。立ち上げまでかなりの時間を要してしまいましたが、ようやく体制が整い、今日の立ち上げとなりました。設立の趣意は、概要、以下の通りです:
 

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グローバル化の進展とともに「国境を越えた人の移動」が活発化し、そのあり方も多様化している中、新たな社会問題も発生しており、これからの外国人の受け入れ政策、そして多文化・多民族共生社会のあり方と真正面から向き合っていくことが重要になる。すでにTPPなどの多国間自由貿易交渉やFTAなどの二国間経済連携協定でも議論が進められており、諸外国も移住外国人の受け入れに関する新たな議論を進めている。

我が国においても、今や200万人を超える外国人が日本で暮らすようになっており、多様な形で外国人が日本の地域社会に根をおろして生活し始めているが、残念ながら日本の社会システムは、未だ、多文化・多民族共生社会に十分な対応が出来ているとは言えない。今後、日本がどのように国を開いていくべきなのか、どのように外国人を包摂する多文化・多民族共生社会を築いていくのか ---- 今こそ私たちは、この差し迫った課題と真正面から向き合い、日本の将来のために、外国人の受け入れのあり方、移住者と共に生きていくための課題に、市民団体や移住者当事者とも連携・協力して取り組み、進むべき方向性を示していく必要がある。

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今日の会合では、まずこの設立趣意を全体で確認するとともに、役員体制、規約、今後の活動の重点領域などについて決定しました。会長には中川正春衆議院議員、副会長には那谷屋正義参議院議員、古川元久衆議院議員、細野豪志衆議院議員のお三方、幹事長には階猛衆議院議員、そして事務局長には私が就任。今日時点で約20名の民主党議員が参加して、正式にスタートを切りました。
 


その後、まずは外国人の受け入れと多文化共生の現状についての認識を合わせるため、移住労働者と連帯する全国ネットワーク(移住連)の渡辺英俊共同代表より「外国人の受け入れと多文化共生社会に向けた課題」というテーマで講演をいただき、質疑を行いました。これまで27年間にわたって在留外国人の支援を行っている渡辺さんのお話は大変説得力があるもので、今後の活動に大いに参考になる内容でした。

今、政府与党が、外国人労働者の半ばなし崩し的な受け入れ拡大を検討していますが、まずやるべきは、人権等の保護や受け入れ態勢の強化、そして何より国民の理解を醸成すること。今後、民主党内での議論を活発化させながら、必要な政策提言を積極的に行っていきたいと思っています。


情報労連埼玉県協議会の皆さまが国会見学に!(事務所だより)

2014-02-25 18:52:08 | 雑記

本日は情報労連埼玉県協議会の皆さまが国会見学にいらっしゃいました。

今日は暖かな日差しが降りそそぐ国会見学日和な一日でした。

国会構内の前庭には都道府県の木コーナーがあります。埼玉県は「ケヤキ」です!
 


見学後は議員会館会議室にて石橋議員と懇談をさせていただきました。

会議が重なり、短時間の懇談となり申し訳ございませんでした。またのお越しをぜひぜひお待ちしております! 

 


台北駐日経済文化代表處の沈代表と意見交換

2014-02-24 23:52:18 | 活動レポート

今日(2月24日)のお昼、民主党国際局の副局長として、台北駐日経済文化代表處の沈斯淳代表と意見交換をさせていただきました。


本年度、私は国際局の東アジア及び南太平洋地域の主担当になっています。今、民主党国際局として、在京外国公館の皆さんとの関係強化を図るために、それぞれの国の対日窓口の代表とまずは顔合わせを行っていこうということで、「ドアノック」という取り組みを行っています。今日はその一環で、国際局長の田嶋要衆議院議員、そして副局長の奥野総一郎衆議院議員と一緒に、台湾の沈代表との意見交換を行ったわけです。

今日は国際局としての最初の顔合わせということもあって、お互いの状況や課題、さらには日台間の貿易や往来の状況などについてざっくばらんに意見交換。その中で、昨年、台湾から日本を訪問した方々の数が、円安効果もあって台湾総人口の1割にあたる234万人にのぼり、対前年比で50%も増加していることを伺い、改めて日本と台湾との関係の深さを実感しました。

今後、中小企業を中心とした産業連携や、民主主義・自由・人権といった共通の価値観の推進、東アジア地域の安定に向けた相互連携、さらにはITを中心としたアジア発の技術やサービスの展開に向けて、協力を深めて行くことを確認しました。そのためには、政治家レベルの交流が必要ということで、今後は沈代表のご協力も頂きながら関係樹立を図っていくことも併せて確認しました。

今週は、香港経済貿易代表部とも顔合わせを行う予定。諸外国との相互理解と対話の促進に貢献していくため、国際局の活動にもしっかり取り組んで行きます。 


週末に各地で講演~政治の大切さをお伝えしてきました

2014-02-23 22:54:45 | 活動レポート

1週間前と打ってかわって、とても天気の良い、過ごしやすい週末になりましたが、皆さんいかが過ごされたでしょうか? かく言う私は、いい陽気の中、金曜日から土曜日にかけて4カ所で講演する機会をいただきました。

まず金曜日が、都内で開催されたNTT労組東日本本社総支部のユースコースと、伊豆の伊東で開催されたNTT労組データ本部法人第一分会のユースコース。続いて土曜日が、NTT労組持株グループ本部のユースコースと、福岡で開催されたNTT労組九州総支部の仲間づくりフォーラムです。都内→伊豆→都内→福岡と移動しての講演行脚でしたが、それぞれ時間の配慮などもいただいて、スムーズにこなすことが出来ました。
 


(データ本部法人第一分会ユースコースでの講演模様)


ユースコースは、組合に入ってまだ1年目~2年目の若手組合員が対象なので、話のテーマは「なぜ政治は大切なのか?」。私自身の経験も踏まえて、(1)政治が国(社会)のかたちを決めること、(2)政治に無関心でいられても、決して無関係ではいられないこと(=政治は常に、国民の生活を左右する決定を行っていること)、(3)だから政治に自分の未来を勝手に決めさせないで欲しいこと、(4)労働組合の活動を通じて、一人の力では実現出来ないことを、みんなで力を合わせて実現して欲しいこと、などをお話ししました。
 


(持株グループ本部ユースコースでの講演)


これらのことを理解して貰えるように、具体例として情報通信政策の話や、雇用・労働政策の話をしたのですが、さて、皆さん、政治の重要性を理解していただけたでしょうか? これからの活動に、少しでも参考になっていれば幸いです。
 

そして、福岡での仲間づくりフォーラムでは、「労働・雇用法制の現状と課題」というテーマで、特に非正規用問題への対応を中心にお話ししました。日本における労働・雇用問題の現状からスタートして、(1)雇用の柔軟化、不安定化こそが日本が抱える多くの問題の根源であること、(2)だからこそ、雇用を立て直して「まっとうな雇用」を創っていくことが政治の最重要課題であること、(3)民主党政権下で実現出来た政策があるが、積み残されて今後実施すべき政策があること、(4)しかし現政権は、またしても雇用の柔軟化、不安定化を進めてしまう政策を推し進めていて、これでは持続可能な景気回復も社会の閉塞感の打破も出来ないこと、などが主な内容です。

事例では、フィリピンの労働者の実状などもお話しして、非正規雇用の蔓延や労組組織率の低下が、いかに格差の拡大や労働者世帯の生活難につながっているのか、など説明しました。カギを握るのは、やはり労働者保護法制をきちんと整えて、企業によるその法令遵守を徹底すること、そして労働組合の組織率を拡大して、労使関係をしっかりと作り上げること、ですね。

NTT労組も、ここ10年、有期社員の組織化に取り組んでいて、今では全国で約17,000人の有期組合員が加盟をしてくれているそうです。その結果、交渉の中で有期組合員の処遇改善の取り組みを強化して、さまざまな改善を勝ち取ってきているということで、成果は着実に上がっています。やはり「団結は力なり」ですね。


ということで、4回で総勢約240人の皆さんに直接、メッセージをお伝えすることが出来ました。これから、一緒にいい政治を創って行けたらいいなと思います。お世話になった皆さん、ありがとうございました~!