石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

参議院ODA特別委員会で質問!

2014-02-20 23:56:45 | 活動レポート

今日行われた参議院「政府開発援助(ODA)等に関する特別委員会」の参考人質疑で、民主党を代表して質問に立ちました。

 

今日の委員会は、「60周年を迎える我が国ODAの現状と動向に関する調査」ということで、政府からの説明聴取の他、参考人として出席頂いたJICAの田中明彦理事長、神戸大学大学院国際協力研究科の高橋基樹教授、国連開発計画(UNDP)の近藤哲生駐日代表、そしてアジア経済研究所の平野克己上席主任調査研究員からそれぞれ意見陳述を受けた後、質疑を行いました。

詳細は、参議院インターネット中継の録画中継で中身をご覧いただければと思いますが、私からは、主に以下の5点について質問を投げかけ、ODAの現状に関する問題提起を行いました。
 

1.政府やJICAが「我が国ODAがめざすは裨益国の経済成長」と言うが、ODAの本来の目的とは何なのか?(高橋参考人への質問 →裨益国の国民の利益が第一であり、貧困撲滅や社会的発展をめざすべきと回答)

2.JICAがめざすのは「裨益国の経済成長」と言うのではなく、「裨益国の社会開発や貧困撲滅をめざす」と言うべきではないのか?」(JICA田中理事長への質問 →もちろん、貧困撲滅のために経済成長を目指していると回答)

3.「スマートな開発支援(裨益国の痛みや苦難を共有しながら必要な支援を行うこと)を行うべき」との意見に共感を覚えるが、今の日本のODAは果たしてそうなっているのか?(高橋参考人への質問 →良くなってきているが、まだまだ課題は多いとの回答)

4.課題は、日本でも裨益国でも、当事者の関与やNGOの参加参画を確保することだと思うが、例えばモザンビークで起きているプロサバンナプロジェクトに関する問題について、どのような意見をお持ちか?(高橋参考人への質問 →進め方に課題があると認識しているとの回答)

5.近藤参考人から、ディーセントワークの実現が国際協力の目標の一つとの発言があったが、JICAの事業ではそれをいかに確保しようとしているのか?(JICA田中理事長への質問 →環境社会配慮ガイドラインに沿って進めているとの回答)

6.その環境社会ガイドラインは、中身は大変素晴らしいけれども、実効性が担保されていないという批判が内外から上がっている。今後、当委員会でも、ガイドラインの遵守状況についてしっかりチェックを行っていくこととしたい。

今日は、質疑の時間が10分しかなかったので、論点の頭出しだけで終わってしまいましたが、これらの論点について今後、さらなる深掘りを行っていきたいと思っています。


フランスの国会議員と電子書籍の法制化について意見交換

2014-02-20 23:39:11 | 活動レポート

このブログでも何度か報告してきましたが、今、私が事務局長を務めている超党派の有志国会議員による「電子書籍と出版文化の振興に関する議員連盟」では、現行の出版権を電子書籍にも対応させて、電子書籍の流通促進と有効な海賊版対策を行うための著作権法改正の議論に取り組んでいます。

今日、同様の立法措置に取り組んでいるフランスの国会議員で、元財務大臣のエルヴェ・ゲマール氏が国会を訪問されたので、中川正春会長代行や馳浩幹事長ら議連役員と共に意見交換を行い、フランスにおける電子書籍の法制化の取り組み状況についてお伺いしました。
 


説明を伺うと、(1)フランスの法律の内容が、紙と電子の2部構成で出版契約を結ぶことや、著作物の電子化を認めない権利を著作者に持たせるなど、現在私たち議連が検討している法律案と共通していること、(2)法案化のプロセスについても、有識者、作家、出版者の代表で公式な協議の場を設置し、意見の摺り合わせを行いながら作業を進めてきた点なども、私たちの取り組み手法と大変似通っていることが確認できました。

また、アメリカのグーグルやアマゾンなどのビジネスモデルが、消費者(読者)のことばかりを考え、著作や出版活動への正当な対価を支払う意識が低いとの指摘や、海賊版を防止する一番の対策は、出版社が電子化にもっと積極的に取り組むことだとの指摘にも、私たちも全く同感の思いでした。

最後に、今後、この電子書籍にかかわる問題の国際的なルールづくりに向けてお互いに協力していくことを約束して、貴重な意見交換の場が終了しました。今後の議連の活動にも、大いに参考になりました。


民主党「派遣労働を考えるシンポジウム」開催

2014-02-19 23:54:35 | 活動レポート

今日(2月19日)の夕刻、院内で、民主党厚生労働部門主催で「派遣労働を考えるシンポジウム」を開催。私も部門の構成メンバーの一人として参加してきました。
 


会議には、民主党を代表して大畠幹事長も参加。冒頭、現在、政府が法案化の準備を進めている労働者派遣法の改正案が、不安定かつ低賃金の派遣労働を大幅に拡大かつ固定化してしまう可能性について、党としての強い懸念を表明。このシンポジウムを一つの契機として、今後、党を挙げて雇用を守る取り組みを展開していく決意を述べました。

そしてシンポジウムでは、まず厚生労働省より、労働政策審議会が決定した「労働者派遣制度の改正について(報告書)」の説明を受け、続いて、派遣労働を巡る諸問題について連合、派遣ユニオン、そして実際に派遣で働いている労働者の方から報告を受けました。

派遣労働者の方は、これまで24年間にわたって派遣労働者として仕事を続けてきた経験を踏まえて、その中でさまざまな違法・脱法行為が介在していた恐るべき実態について報告をしてくれました。本当に驚くべき実態で、労働者派遣法、労働基準法、その他のさまざまな労働法令違反のオンパレードなわけですが、実際、こういう悪質な派遣事業者が蔓延っていることが大きな問題なのです。

私も、「こういう悪質な事例が蔓延していることに対して、厚生労働省はどう説明するのか?」「処遇改善のために均等待遇を確保すると言いつつ、派遣先に実効性ある義務が課されなければ実現は担保されないのではないのか?」「社会保険の適用についても、派遣法の中で派遣元に対して強い義務を課していかなければ、実現出来ないのではないか?」などの疑問を投げかけ、法案化の中で実効性ある対応を行うことを強く求めました。

3月には法案があきらかになると思いますが、今回の派遣法改正は1999年以来の抜本改正で、これまでの「常用代替禁止」の原則を大きく転換する方向性であることから、成立すれば派遣労働を劇的に増やし、かつ固定化してしうまう可能性が大きいです。その一方で、処遇改善や社会保険適用、キャリアアップについては全く不十分な内容で、これでは不安定かつ低賃金の派遣労働するだけになってしまいます。

私たちは、法案の問題点をしっかり指摘しながら、むしろ民主党政権時代に成立させた平成24年度改正労働者派遣法の派遣労働者保護規制を遵守徹底させることこそ今、私たちが採るべき道であることを訴えていきます。


民主党「カフェ・デモクラッツ」再開!

2014-02-19 23:12:51 | 雑記

本日(2月19日)午後、民主党国際局の主催で、在日外国大使館向けの意見交換の場「カフェ・デモクラッツ」を開催。私も国際副局長として参加しました。
 


この「カフェ・デモクラッツ」は、民主党が政権与党だった時代に、在日外国大使館の皆さんとの意見交換の場としてスタートしたもの。2012年12月に総選挙で敗北し、野党になって以降は、しばらく休止状態にありました。実は、昨年、私が国際局の活動に参加した当初も、この「カフェ・デモクラッツ」の再開について議論していたのですが、「大使館側にニーズがあるかどうか、もう少し見極めてからにしよう」と、タイミングを見極めていた経緯がありました。

結果、今日、久し振りの開催となった「カフェ・デモクラッツ」ですが、何と、予想を上回る約60ヶ国の大使館から大使や公使等にご参加頂き、大盛況でした。そして、質疑応答の中で発言を求めた方々が皆、「再開を歓迎する」「こういう機会を待ち望んでいた」と言って下さいました。いや、ホントに感激しちゃいました。
 


その質疑応答で、皆さんの関心はやはり民主党の政策的立ち位置、特に、現政権の経済政策(アベノミクス)や外交・防衛政策に関する考えに集中していましたね。この辺は、国際的な影響も大きいということで、大使館の皆さんも関心が強い領域なのだと思います。

今後、この「カフェ・デモクラッツ」は、月に1度のペースで定期的に開催していく予定です。政権を担った経験を持つ野党第1党として、そしていずれまた政権奪取を目指す立場としても、しっかりと諸外国の皆さんとの関係強化を図っていきます。


【お知らせ】明日!参議院ODA特別委員会で質問に立ちます(事務所だより)

2014-02-19 18:41:02 | 雑記

石橋議員が明日の参議院政府開発援助等に関する特別委員会で質問にたつことが決まりましたのでお知らせいたします。

日時:2月20日(木)
   13:00~16:00 政府開発援助等に関する特別委員会
   14:25~14:35 石橋議員の質問持ち時間10分
質問時間は目安です。当日の進捗で多少かわることもございます。

内容:政府開発援助等に関する調査(60周年を迎える我が国ODAの現状と動向に関する件 )
   
TV中継はございませんが、委員会での質疑の模様は参議院インターネット審議中継で御覧になれます。↓

http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php

(※これまでの委員会質疑も、こちらで見ることができます。)

みなさま応援よろしくお願いいたします!