林真理子著の週刊新潮連載小説、
「アスクレピオスの愛人」が終わりました。
ラストが東日本大震災の時ですか……。
じゃあ、始まりはいつだったのかな?
最初から読みなおしたかったら、単行本になったときに買えばいいんですね。
東京のホテルで、
『その時、自分の視界がぐらりと揺れた。めまいかと思って足を踏んばったがそうではない。壁にかかった絵が、ガタガタと大きな音を立てて揺れ始めた』
「視界がぐらりと揺れた」のは、話の展開上、誰かに殴られたのだと思いました。
まさかそれが東日本大震災の話になっていくとは。
そして、「めまいかと思って」の部分がすごくわかるのです。
1978年6月12日に起きた宮城県沖地震。
学生だった私は、その日体育の授業があって、かなり疲れていました。
だから、「ああ、めまいがする。よっぽどひどい体調なんだ……」と思いました。
そのあとで、食器棚がガタガタ音がして、地震だ!とわかりました。
やっぱり、地震の揺れをめまいと感じることがあるんだと、妙な納得を覚えたのです。
とてもいい作品でした。
「アスクレピオスの愛人」が終わりました。
ラストが東日本大震災の時ですか……。
じゃあ、始まりはいつだったのかな?
最初から読みなおしたかったら、単行本になったときに買えばいいんですね。
東京のホテルで、
『その時、自分の視界がぐらりと揺れた。めまいかと思って足を踏んばったがそうではない。壁にかかった絵が、ガタガタと大きな音を立てて揺れ始めた』
「視界がぐらりと揺れた」のは、話の展開上、誰かに殴られたのだと思いました。
まさかそれが東日本大震災の話になっていくとは。
そして、「めまいかと思って」の部分がすごくわかるのです。
1978年6月12日に起きた宮城県沖地震。
学生だった私は、その日体育の授業があって、かなり疲れていました。
だから、「ああ、めまいがする。よっぽどひどい体調なんだ……」と思いました。
そのあとで、食器棚がガタガタ音がして、地震だ!とわかりました。
やっぱり、地震の揺れをめまいと感じることがあるんだと、妙な納得を覚えたのです。
とてもいい作品でした。