イタグレと暮らす戌年男のブログ

 イタリアングレーハウンド(イタグレ)と過ごす中で、家族、趣味、出来事についての感想などを書きたいです。
 

「藤井さんと指すのは最初で最後になります」

2020-08-05 18:52:16 | 将棋
 2日のNHK杯テレビ将棋トーナメントは、塚田泰明九段と藤井聡太棋聖の対戦でした。

 対局前のインタビューがとても印象的でした。塚田九段。
 予選を勝ち上がってきたのに、1回戦の相手が藤井さんとわかったときには、がっかりした、と。でも、考えてみれば、予選を勝ち上がったから対戦できるわけで、ご褒美だと思えばいいんだ、と。
 そのあとに「藤井さんと指すのは最初で最後になります」と言い切ったので、引退するの???と思ってしまいました。
 
 この点は、対局が始まってから、解説の谷川浩司九段が取り上げていました。
 最後になるかどうかはわからない、と。
 ただ、タイトル保持者になったし、関東と関西でもあるから、かなり勝ち上がってからでないと対戦の機会はないと思うとも。

 最近は、何かと言い切ることが少なくなってきて、気象庁だって、梅雨明けしたとみられるなんていいます。梅雨明けしましたといえばいいのに。
 政治家だって官僚だって、国会答弁始め、何だかわからないすっきりしない話が多いです。
 
 それだけに塚田九段の「最初で最後になります」この言い切り。かっこよかったです。

 対局も、攻めが棋風の塚田九段らしさはあったのに、何だかうまくかわされてしまったのか、いつの間にか藤井棋聖が優勢になっていて、詰め将棋をやっているかのように、最後は詰んでいました。
 113手で後手の塚田九段が投了。藤井棋聖は考慮時間を2分残していました。

 藤井棋聖の次の対戦相手は木村一基王位。王位戦を戦っている二人が、NHK杯でも対戦。
 トーナメント表ができたときには、まだ挑戦者と決まってなかったでしょうから、偶然とはいえ、縁がありますね。


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