検査数が増えたからという理由

　昨日のNEWS23で、東京都の新規感染確認者がこれまでで一番多くなったということを最初に取り上げました。
　都知事は検査数が増えたからというのを理由にしていました。
　
　過去最多だった206人の時は検査数が約1000件。今回は3000件超。
　だから、陽性者が多くなるという理屈のようですが、もし、3か月前に3000件の検査をしていたら、もっと陽性者が多かったのでしょうか。
　あの頃は、症状のある人で、特に37.5℃以上4日等の条件をつけた中での検査。今は、症状のない人も検査をしているという、そういう違いはあるにしても、やはり絶対数が多くなっているのを、安易に検査数の違いだけで、大したことないというふうに説明するのはまずいような気がします。それは、政府も同じですが。

　また、20代と30代で75%を占めるというのも割合としては多いけれど、今回は絶対数が224ですから、それ以外の世代でも56人いるという計算になって、感染者数が56人だったら、それだけでも東京アラートの基準で考えたら、休業要請のことが出てきてもいい数値です。
　

　

　全国では349人と、ニュース7の時より増えていて、データ集計の時間が違うからだと思いますが、東京都の状況、全国の状況を考えると、予定通りにイベント等の制限を緩めるというのは、大丈夫なのかなというのをかなり感じます。