イタグレと暮らす戌年男のブログ

 イタリアングレーハウンド(イタグレ)と過ごす中で、家族、趣味、出来事についての感想などを書きたいです。
 

子どもができるように参拝

2021-01-07 11:29:42 | TV・映画
 BSプレミアムで放送している連続テレビ小説「澪つくし」

 かをる(沢口靖子)は、子どもができないことを気にして、お百度参り。階段の上り下り。けっこう長そう。お百度するには厳しそう。万一妊娠していたらどうするの? ちょっと余計な心配も。

 惣吉(川野太郎)が気付いて、姑(草笛光子)を含めて話。姑がプレッシャーをかけているわけでない、それどころか「豊里の菅原神社に行ってみるかい。子宝の石があるよ。それで子供ができたという人はいるよ」と。

 惣吉たちが逮捕された事件も実際にあったことなので、神社も実際にあるんだろうと、調べてみたらありました。
 あんだこれ銚子というHPに出ていました。
 菅原大神。
 姑も天神様と言ってから、菅原道真。学問の神様じゃないの?
 菅原大神のHPにも「子宝祈願に効きます」と見出し。
 「菅原道真を祀っていますが、実は子授けのご利益で有名」と。

 昭和初期、子どもができる仕組みがどれくらい理解できていたのか。
 ドラマの中では、入兆の奥さんが結核で輸血が必要になった時、従業員に血液型を聞いた時、知らないという人が多かったり、「俺の血を奥様の体に入れたら、子供ができるんじゃないか」と言ったり。そういう医学知識だった時代?

 オギノ式避妊法が発表されたのが1924年。大正13年。それがどれくらい知られていたのかわかりませんが、「澪つくし」の舞台は、すでに昭和に入っています。

 排卵と妊娠の関係はわかっていたんじゃないかと思うけど。
 排卵をどう確かめるかといったら、基礎体温を測定して、それをある程度の期間記録していけば、高温期に入るところで、排卵があったと推定できるはず。高温期が続けば妊娠の可能性が高い。

 かをるは女学校を卒業していて、そういう勉強があったような気がするけれど、まだそこまでの指導ができるような知識段階ではなかった?

 「かをるに責任はない」というようなことを言った惣吉に、「じゃあお前に問題でもあるのかい」と母。

 結婚して2年経つのに子供ができない。
 そうはいっても、その間のチャンスはほぼ24回。
 惣吉が逮捕拘留された時期もあるから、チャンスはかなり少なかったと言えます。

 ドラマを見て、そこまで考える必要はないかもしれないけれど、今に至って、少子化問題となり、不妊治療のことが取り上げられているけれど、実はこの時代とそれほど違っていない知識というのか、案外そうだったりして。

 ドラマの時代を考えると、これから戦争への道となってしまうし、惣吉がもし召集されたら…。
 その点でも、菅原神社のご利益があるといいんだけど。
 頑張れ二人とも。


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