My旅行記

家族旅行の記

静岡・掛川市の旅 夫婦で車中泊に挑戦!

2019年05月03日 | Weblog
 令和元年の10連休は、特に何も予定が無かったが、趣味である「チープ旅」の幅を広げたくなって、夫婦で急遽「車中泊の旅」に挑戦した。目的地は、妻のリクエストで、思いついたように「ねむの木こども美術館」。愛車CX-5は、大人2人が寝るのにキツキツだったが、なかなか快適で充実した旅ができた。連日各地で大渋滞のニュースが出ていたが、ルート選択が功を奏し、見事に無駄な渋滞を回避できた。旅慣れのおかげで達成感十分だった!

5月2日(木)
静岡へ向かうのに、大渋滞を避け、長野・飯田から国道151号を南下した。ところどころ開通しているはずの「三遠南信道」をあてにしていたが、結局ほとんど国道だよりで愛知に入った。渋滞はなかったものの、道すがらの道の駅等どこも駐車場が満車。昼食をとる場所も無く、道程も長く、高崎から掛川まで休憩も満足にできずに6時間を費やした。
15:00目的地の「ねむの木こども美術館」到着。
「だめな子なんかひとりもいない」という創始者・宮城まり子さんの名言どおりの感嘆する子どもたちの絵の数々。子どもを巻き込む事件が多く報道されるようになってきたが、無力な子どもを守ってあげたいという気持ちが沸いてくるようだった。
 早々に主目的は果たしたが、残ったわずかな時間を、掛川観光に使った。
16:30「掛川市ステンドグラス美術館」
実際の教会で使われていた、文化財的価値のある人物画ばかりの展示だった。個人的には単純な色の組み合わせが楽しめる幾何学的なモザイクアートな展示を期待していたが、製造工程の解説など勉強になった。閉館間際の入館だったが、それがかえって夕陽に照らされる作品が見られてきれいだった。美術館の向かいにある、竹の丸にも寄ってみた。竹の丸とは区画のことで、建物は江戸期以来の地元の実業家の居宅らしい。入館料200円にしては、なかなか見応えのある建築・庭園だった。閉館作業の手を止めて親切に解説もしてくださった。感謝。

17:00「掛川城」
城自体は近代の再建とのことだが、周辺施設も一巡して観光し、城と城下の雰囲気を味わうにちょうどよい規模。本当は時間つぶしに訪れたのだが、行って良かったと思った。自分の住む町も城下町なのだから、こうした市街地の活性化をすればいいのにと思った。小さな城跡活用のお手本である。すでに閉館時間を過ぎてしまっていたが、本丸まではいつでも入れ、往時の周濠などを見られる。
 車中泊前の入浴に、下調べした「大東温泉シートピア」を利用。ちょっと遠かったが18:00着。途中、高天神城や横須賀城などの看板が目に付いたが、あとで調べてみると、武田・徳川の戦史の拠点とのことで、掛川の歴史の深さを知った。温泉は茶色い独特の湯で、施設も充実していた。湯上がりもさっぱり感が高かった。
 そして、この旅の最大の目的の車中泊に。20:00「道の駅 掛川」到着。ここも下調べしておいた。東名の足柄SAに泊まって御殿場のアウトレットを翌日にする予定であったが、アウトレットなんていつでも行けると思って、第二候補だった掛川泊を選んだ。
 連休中ともあって、同じく車中泊をする人で、道の駅店舗周りの駐車スペースはほぼいっぱいだった。コンビニだけでなく産直売店は早朝から営業していた。 ゴミは持ち帰るというマナーをみんなが守れば、もっと清潔・快適な施設になるだろうに。

5月3日(金)
 東海地方に居るときの朝食は「コメダ珈琲」に限る。ナビで探して国道1号を少し脇に入った店で、ブレンドにトースト・小倉あんを食す。妻との相談で資生堂の企業博に行ってみようということになったが、開館10:00までの時間つぶしに、事任八幡宮を訪れた。予備知識なしで訪れたのだが、おすすめサイトで掛川1位になるような、歴史ある神社。武家社会以降に八幡宮となったらしいが、それ以前からの由緒もすごい。境内のクスノキの大木に抱きつくと、気持ちが落ち着き心地よく、不思議といつまでもそうしていたいという感じがした。
 10:00「資生堂アートハウス・企業資料館」
 掛川市に行くまでは、資生堂の施設があるなんて知らなかったが、ココのためだけに再訪することも無いだろうと考え、予定を変更して、たまたま掛川にいるうちにと行ってみた。企業資料館と美術館が隣接していて、ともに無料。資料館にあるTVCMのキャッチコピーや女優さんのポスターなどは懐かしく、自分の青春は資生堂やカネボウのCMとともにあったなぁなんて、切なくなってきた。
 11:00に、東名掛川ICから帰途。静岡・あたりでのろのろ渋滞に嵌まってしまったが、それほどのストレス無く、中部縦貫道富沢ICまで。しかし、また道の駅が満車。昼食場所を探し、14:00「食事処多津美」。身延山のあたりで脇道に逸れて見つけた店。他にあまり食べ物屋が見当たらなかったので有り難かった。アンティークな調度品もなかなか。量がいっぱいありますと前宣伝ほどの量は無かった。味もまあまあ。
 16:00「雨畑硯・硯匠庵」
 身延街道からかなり奥まって、すれ違えないくらい細い道が続くが、書道に関心がある者にとっては魅力的。時間があればいろいろ体験もできる施設。職人さんも親切に解説をしてくれた。令和3日めだったので、「令和」の文字を試し書きに書いてきた(あとで展示してくれるそうだ)。漆黒の石に魅了され、妻のために名産「雨畑硯」を購入できた。隣接するヴィラ雨畑のお湯にも入って来ればよかったと思った。
 17:00「八ヶ岳リゾートアウトレット」
 御殿場には行けなかったが、せめて妻の希望を叶えようと、帰り道の途中のここへ。18:00閉店だと思っていたが、5月のGWは19:00までか?
 上信越道を使って帰途。21:00自宅着。
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