猫と暮らそう~里親募集~

捨て猫や行き場のない猫の里親募集をしています。

11月のTNR

2017-11-29 14:14:17 | TNR

「私たちは公益財団法人どうぶつ基金 が主催する「さくらねこ不妊手術事業」の協働ボランティアです。
今回さくらねこ不妊手術事業を行うにあたり、公益財団法人どうぶつ基金(佐上邦久理事長)から
2頭の不妊去勢手術費全額を負担していただきます。
公益財団法人どうぶつ基金に寄付をしていただいた皆様に心より感謝申し上げます。」




先週末は、前回のTNRの続きをやりました
避妊去勢せずにえさやりしているK村さんとやきとりやのおやじさんの餌場です。
K村さんがメインでえさやりしている公園の猫は確認した猫は
全部捕獲しましたが、まだ他にもいる可能性大です


公園通りの一つ向こうの通りでやきとりやのおやじさんが餌をあげています。
そこに尻尾が根元からちぎれて真っ赤になっている猫がいます
なんとかしたくて捕獲の話をしましたが最後の最後になって
K村さんと一緒に捕獲反対派に回られてしまいました

おやじさんの目を盗んで捕獲するしかないと思い
K村さんの猫の手術が終わった翌週に捕獲を試みましたが
お腹がすいてないのか(おじさんのエサは食べないようさげたのに)
まったく入ってくれず途方にくれました

しかもあきらかにメスっぽいのが二匹いるし・・・


尻尾のちぎれたこが気になって毎日えさやりの時間に様子を見にいきました。
職場のまん前が餌場なのでちょくちょく見にいけて助かる

傷がひどくなってないかな?
化膿してないかな?

タイミングが合わないと姿をみかけない日もあって気になります

そんなある日、今日は来るかなと餌場に行ったら
「みゃぁ」とかわいい鳴き声が

子猫が一匹いるじゃあないですか
あきらかにメスだと思ってたキジトラが産んだのか?!
でもそばにくっついてないし、一匹で通りのほうに走って逃げていくし
親じゃないのか???


とにかく捕まえなきゃと思うのですが
子猫はちょろちょろしてて手では捕まりそうにないし
必死で協力者のソルトさんに電話して
捕獲器を大至急持ってきてもらうようお願いしました
※ちなみに私は仕事中です


子猫はそわそわして一匹で鳴きながら
通りのほうに出て行こうとしてたのを
なんとか食いとめたけど
捕獲器が来るまでにいなくなったらどうしようと
気が気じゃありません


気が短い私は捕獲器なしでもなんか捕まえる方法はないかと
手当たり次第探しまくり、職場にあったバケツを片手に子猫の元へ戻り
子猫がエサに夢中になってるところにそっとバケツをかぶせました

やったーーー
大・成・功

バケツの下にダンボールを差し込んで蓋にして
迎えに来てくれたソルトさんにバトンタッチ
かわいいこが入ってました


実はこの後も一騒動あったのですが長くなりそうなので割愛します・・・



子猫1匹だけってことないよね?
また出てきそうだねとソルトさんと話していました


とにかく産ませないようになんとかメスだけでも捕まえないと
ダメ元でもう一回おやじさんに話しをすることにしました
ホントは口も聞きたくないけど
猫の為、猫の為と自分に言い聞かせ
後日、協力者のソルトさんとKAさんと三人で現場に向かいました


現場に着いたとたん、餌場の近くのスーパーに小さな人だかりがありました
KAさんが「え、何がいるの?猫?」と言って近づきます
ダンボールの上に子猫が2匹ちょこんと座っていました
大きさからして先に捕まえた子猫の兄弟とすぐわかりました

猫の活動している人たちってこういう時すごい勘が働くんですよね
なんで人だかりを見て猫がいるって思うのか
ねこセンサーびんびんなんで困ります


スーパーの人に立ち入り許可をもらって捕獲器しかけたらすぐ二匹捕まりました






実はもう一匹いて、既にスーパーの人が素手で捕まえて段ボールで保護していました。

にゃりん「子猫どうするんですか?」
店員「飼うか検討中」

と言ってたのに

残り二匹の子猫を私たちが保護するのを見て

店員「段ボールの猫どうしますか?」
にゃりん「いや~私たちも飼えないんですよ」
店員「じゃあ、あのまま放っとけばいいですかね」
にゃりん「・・・」


文句言っても仕方ないので
黙って引き受けてきましたけど
ある意味脅迫だよねこれ

段ボールに入ってた子猫




子猫を保護したら次は親猫です
たまたま親猫がいない時に子猫を保護できたので
子猫をおとりに捕獲器をしかけたら
あっという間に親猫も入ってくれました(よっしゃー)




子猫の保護にかまけてたら
やきとりやのおやじはすでにエサを置いて帰ったあとでした
捕獲対象のシッポの切れたことメスっぽいキジトラがいたけど
餌も食べちゃってるし、前回まったく入らなかったのでまたダメかなと思いつつも
捕獲器をしかけてみたら、なんとキジトラ♀が入ってくれました


よっしゃ、よっしゃ、よっしゃ~

とりあえず気になってたメス二匹は捕まえたのでほっとしました



そして次は尻尾のちぎれた猫
今回は捕まえられなかったけど
また次回がんばってみます




そして、同時にもう一ヶ所頼まれてた捕獲をしました

あるお宅の庭にいるこたちです

二匹って聞いてたけど結局四匹捕まりました
(二匹は写真撮り忘れ)

子供


母猫


子供は3匹いたのですが
1匹はいつの間にかいなくなり
1匹は交通事故で亡くなったそうです・・・

もう産ませないようにお願いしますね




保護した子猫たち

黒♀


サビ♀


キジトラ♂


キジトラ♂


めちゃくちゃかわいいこたちです

里親様募集中です

10月のTNR

2017-11-01 17:14:18 | TNR

「私たちは公益財団法人どうぶつ基金 が主催する「さくらねこ不妊手術事業」の協働ボランティアです。
今回さくらねこ不妊手術事業を行うにあたり、公益財団法人どうぶつ基金(佐上邦久理事長)から
5頭の不妊去勢手術費全額を負担していただきます。
公益財団法人どうぶつ基金に寄付をしていただいた皆様に心より感謝申し上げます。」





先週末の台風の中、予定していたTNRをしました

えさやりは60後半~70代くらいと思われる女性のK村さんと
近所のやきとりやのオヤジがメインでえさやりをしているのがわかりました
最初は手術してもいいと言っていたのが段々その日が近づくにつれ雲行きが怪しくなり
前日にはキャンセルすると言い出しました


別の場所のTNRで使おうと思っていたどうぶつ基金のチケットを使って
費用もほぼかからないように配慮していたのに
その数千円の手術費用を支払いたくないのです

普通の病院で普通に手術したら一匹1万以上はかかります。
それを安い金額でできるようにしてあげてるにも関わらずその費用も負担できないといいます
猫のエサを買うお金はあっても手術費用は出せない・・・
なんか矛盾を感じる
数が増えたらエサ代だって増えるのにそれは出せるの?

反対されたからってこのまま増え続けるのを黙ってみてろっていうのか
私の通勤途中で子猫が増えていくのを何もせずに見続けることは
私の性格からしてできません
もう協力はあてにせず自主的に捕獲をすることにしました


天気が悪い上に、えさやりが捕獲に反対し始めたので難航するかと思いましたが
思いのほか順調に捕獲できました
捕獲にご協力いただいたぴろさん、ソルトさんご夫妻のお蔭です











5匹中3匹がメスでした

第一陣を手術に出した後、残った猫の捕獲に行ってさらに一匹捕獲に成功しました
写真撮り忘れましたが白黒のオスでした


捕獲作業中に見に来たやきとりやのおじさんは
捕まえた猫は戻さないであなた(にゃりん)が最後まで面倒みろと言いました


ほんとにね、どこまでも無責任で腹が立ちますけど
すったもんだあったわりに、一匹のオスを残してあとは捕獲できたので良しとします


捕獲後にえさやりのK村さんからメールが来ました
飼いたいこがいるのでリリースする前に引き渡して欲しいというのです
すでに6匹の飼い猫がいて、避妊手術の費用数千円も負担できない人が
これ以上の飼育ができるのでしょうか?

しかもあれだけ捕獲に反対してたくせに
人が捕獲した猫を渡せなんて都合がよすぎる

K村さんの飼い猫にするなら手術費用を負担してくださいと返事したら連絡がありません

こういうえさやりさんに共通して言えるのが
自分が一番猫のことを思って可愛がっていて
自分がいないと猫たちは生きていけないと思って疑いません。

猫たちの本当の幸せを考えたら自分が最後まで
面倒を見ることを第一に考えないといけないのに。

K村さんはどう見ても70歳近い方です。
いつまで面倒見れるんですか?という問いに
ずーっっと面倒見ると言い張ります
先日倒れて入院し、今も病院通いの身なのに
どうしてこんなことが言えるのか不思議です

自分勝手な愛情で猫を可愛がるだけで
猫の幸せを考えているとは到底思えないのは私だけでしょうか?

9月のTNR

2017-09-26 16:01:39 | TNR

先週末もがっつり猫三昧でした

もういい加減この猫漬けな毎日から抜け出したいんですけどね
外に出ると猫に出会ってしまいどうにもならない状況が続いてます・・・


なんかいろいろありすぎて
写真撮るのすっかり忘れましたので
文字だけですみません



先週も2つの現場のTNRがありました

1つは協力者のKAさんの現場
子猫2匹と親猫

人馴れしててあっという間に3匹捕獲できたんですが
母猫と思ってたこが既に耳カットしてあり
産んだ後に誰か手術してくれたのかなと思ったら
病院の先生によると少なくとも今年は産んだ形跡ないとのこと

「えっ、じゃぁ親はどこ

ご近所の方にリサーチしたら
親猫はずっといないよ、と

人馴れしてるからもしかしたら捨てられたのかな?・・・

子猫はKAさんが保護してくれて
里親探しすることになりました!





もう1つは黒猫親子の現場の近くに野良猫のたまり場があり
ちょっと気になっていたのでTNRを予定していたのですが
捕獲予定日にたまたま通った近所の道に
4-5カ月の猫が2匹いて自転車を止めると
エサもらえると思ったのかすぐ近くまで寄ってきました

なんか人からエサ貰い馴れてる感じ

一旦は通りすぎたんですが、今やらなかったら後でもっとひどい目に合う、気がして戻りました
玄関先にお皿がおいてあったお宅に声をかけると
猫たちが可哀想でエサをあげてるとのこと
子猫は3匹、親猫1匹、他にもエサを食べにくる猫がいるようなので
5-6匹ぐらいいるのかな?・・・

えさやりさんも避妊去勢をしなくてはいけないと気になっていたらしく
すんなり捕獲の承諾が取れました


ここも猫たちは触れないもののある程度人馴れしてるので
あっという間に4匹捕獲

最後のキジトラが姿が見えない
メスっぽい顔つきだったので絶対捕獲しないと
でも何回見に来ても姿がない
他の子が捕まったの見て警戒しちゃったのかなぁ

1つだけ捕獲器をえさやりさんのお宅に置かせてもらうことにして一旦帰宅

結局翌朝になってもキジトラは捕まらず
諦めて他の子を病院へ搬送にいきました

病院の手続きをしていると先生が
「一台の捕獲器に二匹入ってるよ」

にゃんと~

姿が見えないと思ってたキジトラが
姉妹らしき黒猫と一緒に捕まってました

どうりで姿が見えないはずです
現場で捕獲器を確認してるのですが
暗くてちゃんと確認できてなったみたいです
もっとしっかり確認しないといけないと反省

結局ここは5匹捕獲できて
オス1匹、メス4匹でした
危ない、危ない
メス4匹が子猫産んでたらと思うと恐ろしい

大体最後の一匹がなかなか捕まらなくて
何度か現場に足を運ばなくてはいけないことが多いのですが
今回2つの現場は確認できた猫を全頭捕獲できたので
ミッションコンプリートです

こういう楽勝な現場ばかりだと嬉しいんだけどな




TNRの写真が一枚もないので
子猫たちの写真をどうぞ!


ナルちゃん緊張してどれもイカミミなんですけど 




若干緊張してるけどモアナが一番人馴れしてます




手がかわいい


マナちゃんもまだ緊張~
お耳どこいった~





威嚇の激しいコアくんはかわいいお顔をしています


毛布でくるんで抱っこすると
激しく威嚇してたのがピタッと止まります



ケージに戻すとまたシャーッ、カッ、パンッ!


元に戻ります


なんかスイッチでもついとるんかいな

黒猫親子のTNR

2017-09-14 10:13:03 | TNR
先週末はTNR現場2つをかけもちすることになってしまい大忙しでした


まずは先々週から取り掛かってる黒猫親子の現場


親猫はリリース済みで子猫2匹は捕獲できたので
4兄弟の残り二匹の子猫を捕まえなくてはなりませんでした


子猫は3ヶ月ぐらいかな



今までならこのぐらいの月齢のこは
迷わず保護して里親探しだったんですが
今年の保護猫の多さにちょっと気弱になってるにゃりん


しかもこの子猫たちえらい攻撃的で
ちょっとでもケージに近づこうものなら
カッッッッツ!!!!シャーーーー!!!
と言いながら私の方に突っ込んできます



人馴れしてないこは大きくわけて2パターンあり

①怖くて固まるタイプ

②人に向かってくる攻撃的なタイプ


①のほうが家猫修行向き
②はリリース対象


私の中で保護かリリースか迷った時の判断材料の一つになります。
②でも段々落ち着いてくるようならそのまま保護なんですが
黒猫ちゃんたちの場合はまったく変わらず
外への執着もかなりありました・・・



猫ボラ仲間に相談して見てもらったら
「自分なら間違いなくリリースだね」と言われました



予約の手術日まで少し日があったのでその間に少しでも緩和したらと思ってたんですが
かなり手ごわいにゃんこたちでした・・・


後から捕獲できた兄弟



兄弟だから一緒のケージでも大丈夫かなと思ったら
1週間離れていたのでお互いにすっかり忘れていて
子猫なのにマジ喧嘩するんですよ~
こんな光景初めて見ました
子猫同士でもこんなケンカするんだ・・・(軽く衝撃的でした)



危ないのでケージを分けました


この様子を見て今回はリリースしたほうがいいと確信しました

生後三か月くらいになってしまうとだいぶ野良化してしまうんですよね



まぁえさやりさんが数人いることがわかったし
捕獲の時に声かけてくれたマンションの住人の話だと
みんなが親子猫のことをすごく気にかけてて
夜な夜な小さなカップに猫エサを入れてあげてるんだそうです
ほっこりエピソードを聞いて安心してリリースすることができました


たくましく生きていくんだぞ



そして次回は
なんと子猫7匹大家族の捕獲作戦です

お楽しみに~
(楽しみなのか?

トト&こむぎトライアル

2017-09-13 11:36:42 | TNR
先週末トト&こむぎちゃんのお届けがありました


トライアル直前でキャンセルされたトト


出戻り娘のこむぎ


曰く付きの二匹が晴れてトライアルに入りましたよ


新しいお宅では立派な三段ケージをご用意して待っていてくださいました

子猫二匹でこの広さなら快適ですね~

だいぶ緊張気味のおふたり


でも二匹一緒なら心強いね



その日送られてきた写真では

緊張しながらもお子さんにナデナデされるトト


翌々日にはちょっとリラックスした寝姿も送ってくださいました




少しづつ馴れていって欲しいと思います

お名前はそのまま変わらずです

里親様、トトとこむぎをどうぞ宜しくお願い致します



おまけ

昨日の夕焼けと虹





いいことあるかな?

先週末のTNR

2017-08-31 11:47:39 | TNR
先週末も慌ただしく終わりました

今週は月末で仕事も忙しくなって
ブログ更新が思うようにできないのが歯痒いです・・・


今回のTNRは親子猫さんでした

えさやりさんとコンタクトとれたので捕獲することになりました


お母さん猫


子猫5匹産んでました
4匹黒猫、1匹白黒です

黒猫1匹は一ヶ月くらい前に家族とはぐれてしまい
お母さんを探してずっと鳴いていたところを
近隣の方が心配されて、知人のところにSOSが入り保護されました

その時はまだ親子の存在が確認できてなく
子猫一匹だけだと思われていたのですが
子供たちが育ってきてだんだん活動範囲が範囲が広くなったのか
道路に飛び出してちょろちょろする姿を目にするようになり
ずっと気になっていました

保護した子猫2匹


預かりさんから「人馴れする気配なし」と言われて
もしかしたらリリースになるかもしれません


お母さんそっくりの顔


残り2匹は捕獲できませんでした
また捕獲にいかなければなりません


親子の捕獲の時ついでに捕まった子がいたのですが
その子もメスでした

えさやりさんが置き餌してるので
複数の猫が食べに来てるんです・・・

猫思いのとってもいい方なんですが
優しさが猫を苦しめることになってしまう
こともあるということを知って欲しいな



エサはできるだけ置きっぱなしにせず
どの猫が食べに来ているか把握して
避妊去勢をきちんとした上で行いましょう



これだけでかなりの繁殖を抑えられると思います


わたしたちからもお願いします


あんずとすもも

里親募集中ですよ~

くまお古巣へ帰る

2017-08-02 14:42:13 | TNR
お久しぶりのくまおです




猫風邪をこじらせ瀕死状態だったくまおを保護してから5カ月が経ちました



今では風邪もすっかりよくなり元気バリバリです




室内飼いに慣れてくれたら里親様を探すつもりでいましたが
元気になればなるほどお外が恋しくなるくまおなのです


毎日毎日、起きてる時はずっと窓のそばで鳴き続けました

鳴くというより叫ぶという感じでした

だけどそのうち治まるだろうと思って見守ってきました


叫び声は日に日に大きくなります
その声を聞いてる私もせつなくなります


でもきっとそのうちお家の生活を受け入れてくれるだろうと信じていました




お外に帰りたいくまお

室内飼いで安全に暮らして貰いたいと思うにゃりん



お互いの気持ちはすれ違ったまま・・・




この日はエアコンの掃除業者が入るので
ケージに追い込んで入ってもらったが
ご機嫌斜めなくまお



今もまだ触ることはできません



クリスピーキッスでご機嫌直してちょ



食い意地だけははってるくまお





もう少し

もう少し

もう少しすれば落ち着くかも


しかしその日はなかなか訪れませんでした


くまおの鳴き叫ぶ声を毎日毎日聞き続けているうちに
くまおの本当の幸せってなんだろうと
考えるようになりました


家猫として誰かに大切に飼って貰うことが幸せだと思うのは
にゃりんの勝手な思いであって
くまおが思っている幸せとは違うのではと思いました



だけど保護してからだいぶ月日が経ってしまったので
元の場所にリリースしてちゃんとやっていけるのかという不安もあり
なかなか決断できずにいましたが
家の中で泣き叫んでいるくまおを見ると
やはりリリースしたほうがいいという思いが強くなりました


どうしてあげるのが一番いいか
いっぱい考えていっぱい悩んで
くまおのえさやりさんとも話し合い
出した答えは「リリース」でした







不安はあるけど何年も暮らした場所だからきっと大丈夫
そう信じて元いた場所へリリースしました

がんばれよ、くまお
何度も何度も声をかけながら
キャリーバックの扉をあけました

くまおはゆっくりと落ち着いた様子で外に出ていきました




くまおをリリースした翌朝


くまおはごはんを食べに出てきませんでした


やっぱり私の出した答えは間違っていたのかも
心配で心配でたまりませんでした





そしてそのまた翌朝


くまおが何食わぬ顔で
えさやりさんのごはんを食べに出てきたそうです


よかったーーー



夜様子を見に行ったら、いましたよ、くまおが



そして私があげたドライフードを食べてくれました
夜中だったので写真は撮れませんでしたが
(暗闇に黒猫、ご想像ください)
めっちゃ馴染んでました


仲間にいじめられることもなく
ずっとそこで暮らしていたかのように
リラックスしているくまお


くまおの姿を見て心の底から安堵しました


そしてくまおの餌場の新入り猫さんの避妊去勢も
頼まれついでにやっときました







まだ若いくまおはお外の生活が合っているようです

またもしかしたら何かの病気になるかもしれません
そしたらまた家に連れてきてあげようと思います





お外の生活がどんなに厳しくても
くまおがくまおらしく暮らしていけることが
一番の幸せだと感じています

ゴミを漁る親子

2017-07-26 17:17:48 | TNR
いつも何かと気にかけてくださるご近所さんがいるのですが
先日呼び止められ、何かと思いきやご親切に
「あそこに子猫がいるのよ」と教えてくれました


「もううちはいっぱいなんで保護はできないんです、すみません」と言いながらも
気になって見にいってみると


親子でゴミを漁っていました

えさやりさんはいないのかな?

迷いに迷って、保護はせず避妊去勢だけすることにしました

知り合いのCHAさんに協力してもらっていざ捕獲決行


お母さんは黒猫さんです
よく見たら顔のあたりにケガ?をしているような




耳も毛が抜けてかさぶただらけでした


診察してもらったら、蚊のアレルギーでしょうとのこと
目の中まで刺されてました

可哀想に・・・
外にリリースすれば毎年蚊に悩まされるのは間違いないです。
えさやりもいるのかいないのか・・・

悩みまくってたらCHAさんが救いの手を差し伸べてくれて
母猫はしばらくお預かりしていただけることになりました
その間に慣れてくれそうなら保護継続で里親探し
無理そうならリリースしかない
リリース後は私がエサをあげにいくしかないのかなー


子供たちはとっても可愛いキジトラ兄妹でした
手術してリリース予定だったけど
体重が足りなくて手術できず

結局保護することに

でもこれでよかったのかも。


CHAさんが「山猫みたい」と言ったので
山猫兄妹と命名


お目目クリクリの男の子






こっちは女の子






まだビクビクだけど
そのうち馴れるでしょう。たぶん・・・





おまけ


本日の子猫たち





















絶賛里親募集中です

ゴミ屋敷の子猫

2017-07-20 12:10:07 | TNR
先日保護した子猫

「ハク」ちゃんと呼ぶことにしました


真っ白でかわいいハクちゃんは


ゴミ屋敷で産まれました



ただのゴミ屋敷なら素通りしたのですが

親子猫がいたので気になって足を止めてしまったのです



シートの中に空洞があってそこに猫がいます

雨の時猫が中に入ってたけど
下はビショビショなのでなんだか気の毒になりました


崩れ落ちそうなベランダ?


ご近所の方に話を聞いたら随分前から猫のえさやりで
トラブルになっているようです


家主は別の所に住んでいてここには誰も住んでないのだとか。

このクソ暑いのに閉じ込められてたらどうしようと思ってたので
その心配がなくなったのがせめてもの救いでした


えさやりにやってきた家主にちょうど会えたので
世間話を交えながらそれとなく話してみました


家主は変わり者だけど猫への愛情はあるのがわかります
愛情はあっても猫の世話ができているわけではありません
エサも足りてないのかみんなガリガリです
エサの入ってない皿をペロペロ舐めてる姿は胸が締め付けられます


ここにハクちゃんを置いていくわけにはいかない
いずれ病気になって死んでいくのが目に見える
現にハクちゃんの兄弟3匹は死んでしまったそうです


世間話で家主が気分をよくした頃を見計って
ハクちゃんを引き取りたいということ
避妊去勢をしてもいいかということをお話ししました

意外にもあっさり同意してくれたけど
こういう人はいつ気が変わるかわからないので
さっさとハクちゃんを連れてきて
捕まった子は避妊去勢手術をしました







すでに出産済みの猫が一匹いたので
早めにリリースしました
そのうち子猫を連れて出てくるでしょう


TNRする際の手術費用は基本的には依頼主に負担していただいてますが
今回のようなケースでは負担してくれるわけがないので自腹となります
でも今回有り難いことに活動を応援してくださる方からの募金があったので
有り難く使わせていただきました




ハクちゃんは目が真っ赤でガリガリでした
バカ家主がハクちゃんの目にアイリス(人間の目薬)をさしてたそうです


レボリューションつけた翌日シャンプーしたら
丸々太ったノミが100匹ぐらい出てきました


安心したように眠るハクちゃん


日に日に元気になってきています



ハクちゃんは真っ白でほんとにきれいな女の子です
ゴミの中から発見したダイヤみたいです

病院でもらった目薬と抗生剤を飲ませたので
目も少しづつきれいになってきています


いっぱい食べていっぱい寝て
これからもっともっときれいになっていきますよ





おまけ


本日の子猫たち

遊び疲れて眠るガレちゃん













絶賛里親募集中です



五番目の子猫

2017-05-24 14:57:18 | TNR
前回の記事に引き続き
残った子猫の保護続行のお話しです


残った一匹の子猫
美味しいエサで釣っても
まったく反応なく鳴き声も聞こえません


丸一日経とうとしています


これ以上時間をかけると
子猫の体力が心配です


知り合いのボラさんたちに方っぱしから連絡して
何かいい方法はないかと聞いてみたところ
先に保護した兄弟を囮にしたらどうかと言われて
早速兄弟たちをキャリーに入れて
捕獲器と連結させたところ
やっと巣穴からでて捕獲器に入ってくれました
ヤッターーーーーーーー


体が冷たくなってたので
ヒーターで温めて
ミルクとごはんをあげましたが
自力で飲んでくれないので
シリンジでミルクを飲ませ
ベビー用のウェットを
口の中へ入れて食べさせました


兄弟たちは体つきもよくコロコロしているのに
このこは痩せていてフラフラしています


朝になったら病院へ連れて行った方がいいかも・・・


兄弟と一緒がいいだろうと思い
一緒に寝かせていると
いつの間にかこのこだけ
蚊帳の外に追い出せれて
ヒーターのないところに寝てたりします
兄弟たちが元気すぎるのです


五番目のこはおいやられて箱の外に

↑ヒーターが温かくて気持ちいいみたいです



なので五番目のこはケージをわけてひとりで
ゆっくり寝かせてあげることにしました
早く元気になって兄弟と一緒に過ごそうね



しばらく休んだあと
自力でごはんを食べてくれました




これなら大丈夫かなと思っていたのですが
数時間後に食べたものを全部吐きました

食べた直後ではなく時間をおいて吐くのはあまりいい状態ではありません。
病院は日曜で休みだったけど救急で診てもらいました


血糖値は正常でしたが低体温と脱水で
体温は34度しかなくとても危険な状態でしたので
そのまま入院させてもらうことにしました



五番目のちびちゃんは
病院でもがんばってごはんを食べたそうですが
残念ながら助かりませんでした・・・



まるで眠っているように安らかな姿















土曜の深夜に保護して

日曜夕方に入院

月曜の朝に虹の橋を渡りました




ティガママは自分が早くみつけてあげなかったから
低体温になって亡くなってしまったんだと
自分を責めていましたが
病院の先生からは母猫や兄弟と離れたとはいえ
たった一日でこういう状態になった感じではない
もともと体のどこかに異常があって
うまく成長できていなかったのではないかとおっしゃってました。

ガリガリでやせ細っていた体は
あきらかに兄弟たちとは違っていて
しっかり栄養がとれていないのが
素人の私でもわかったぐらいです



この親子がいる場所は疥癬にかかっている子がいた所で
捕まらなくて疥癬の治療をしてあげられない子がまだ残っています。
子猫たちが疥癬にかかっていないか心配していたのですが
予想通り親子で疥癬にかかっていました
まだ初期の段階で症状はそれほどひどくないので
早めに保護できてよかったと思います


本来疥癬のこは入院病棟に入れられないので
避妊手術も受けて貰えなかったのですが
症状が軽かったので母猫はなんとか避妊手術をしてもらい
疥癬の注射をしてリリースしました

2回目の治療はエサに薬を混ぜて食べさせることになっています



手前が母で、後は去年産んだこです。

リリース後にごはんを食べにきていたと
ティガママが報告してくれました

姿を見るとほっとします


五番目の女のこを助けられなくてごめんね
あと四匹は必ず幸せにするからね


茶トラの母猫さん、毎年子供を産み続けていて
この辺りの茶トラはほとんどこの猫の子供でした

とにかく狭い地域で
車の通りが激しい道路に挟まれているため
子猫が産まれても半分くらいは
交通事故で亡くなっていたそうです

がんばって生き残ってる子たちも
きちんとしたごはんを貰えてる子が少なく
そのため免疫力が落ちて
疥癬が蔓延してしまったのではないかと思われます




子育てしている母猫から子供を取り上げるなんて
なんてひどいんだと思われる方もいらっしゃるかもしれません


親子を引き離すのはとても心が痛みますが
五番目の子は育ちが悪かったので
保護しなかったら巣穴の中でこっそり亡くなって
しまっていたのではないかと思います。


助けられなかったけどできるだけの事をして
最期を看取ってあげられてよかったと私は思っています

そして、新しい命が増えれば今いる子たちも
その餌場を取られてしまう可能性があります

今いる猫たちの暮らしを守るためにも
この地域に新しい命を増やすわけにはいかないのです