6月12日
今年でちょうど10才でした
私が在宅の時間は一切姿を見せず
だいぶ痩せちゃいました
我が家の保護猫ボンちゃんが
虹の橋を渡りました
今年でちょうど10才でした
亡くなる4日前なんとなく食欲がおち
3日前には大好きなウエットを食べず
あきらかに元気がなかった
にゃんにゃんカロリーとエナジーチュール2本をなめたけど、夜に水のようなものを大量に吐いてしまいました
ボンちゃんは保護してからずっと
人馴れしない猫でいわゆる家庭内野良でした
私が在宅の時間は一切姿を見せず
夜中と仕事でいない時間に活動していました
なので病院へ連れて行くことも容易ではありません。弱ってきているのに捕まえようとすると、全力で逃げるし…
もう先が見えてる状況なのに追い回して捕まえて、病院へ連れて行くことがいいのか悪いのか…
ただただ体力を無駄に消耗させてしまう気がして気が進みません…
以前はそれでも保護主の責務を感じて、2-3年に一回は無理矢理捕まえてワクチンに連れていったりしてた事もあったのですが、そのたびにおしっこ漏らしながら逃げ回るのを見て、猫も辛いし、こちらも辛いのはもうやめよう、自然に任せてみようと思い、今回もその信念に従ってみたのです。
「ボンちゃん、どうする?どうしたい?」
何度も聞いてみるけど返事はない
ボンちゃん、まだ子猫のころ
実は一度トライアルに出たんですよ
一匹になって人間と密に接すれば
馴れてくれるんじゃないかと期待もあり。
里親さんはとてもいい方で
頑張ってくれたのですが
ケージにゴハンを入れる手に咬み付くわ
チュールをあげれば引っ掻くわ
それはそれはかなりの抵抗ぶりを見せ
我が家に戻ってきたのでした
名前もね、里親募集するなら可愛いのつかないとと思って、鼻の模様から「雫」とつけたけど、全然しっくりこなくて
いつの間にか「ボン」になってました
吐いた翌日にはもうあまり動けなくなり
触っても怒らなかった
というか、そんな気力もなかったみたい
その状況でもまだ逃げようとする素振りをするから感心します
ようやく追い回すことなく洗濯ネットにいれることができ、病院で補液してもらいました。
ついでに何年ぶりかで爪を切ってあげることもできました。
かなり伸びてて気になってたからね、良かった。
だいぶ痩せちゃいました
そして、その翌日
ボンちゃんは虹の橋を渡りました。
亡くなる直前、もう意識はなかったと思うのですが、後ろ足で蹴るしぐさを何度かしていました。
夢の中で走っているような、そんな動きでした。
きっと今頃は自由に空を走り回っているのではないかな。
いつも隠れてばかりだったから
写真があんまりなかったね…
ボンちゃんが幸せだったかはわからない
ああすれば、こうすればという思いもあるし、もっとできることがあったのかもしれない
だけどこれが今自分ができる限界
猫の仲間が大好きで、チュールが大好きで、警戒心が強くて人には馴れてくれなかったけど、それでも大切な我が家の子でした
今日はたくさん雨が降ってるけど
お空の上はいつも青空が広がってるはず
そしてボンちゃんは力いっぱい走り回っていると思います
ありがとう、ボンちゃん
いつか虹の橋で会おうね
その時は逃げないでよね