先週末の土曜
きじおくんがトライアルに出発しました~
保護してから三年
人馴れもイマイチなまま
このままうちでずっと保護猫生活かと
半分諦めていたのですが…
改めて募集をかけたところ
きじおを家族にと申し出てくれた
ご家族との巡り会いがありました
きじおが三年経っても人馴れイマイチなのは
うちの環境が大きく影響しています
多頭保護、人間1人に対して猫15匹とか
昼間仕事で人がいない猫だけの世界
こんなんではいくら年月経っても慣れません
きじおはチュールをあげる時は撫でられたり
おもちゃでもよく遊ぶ
環境さえ整えば必ず人馴れする気配のある子でした
そして何より案外イケメン
そんなきじおくんをみつけてくれた里親様との
出会いに感謝です
話はトントン拍子に進み
いざトライアルとなったのですが
一つ困った問題が・・・
チュールをあげながら撫でることはできても抱っこはできない、普段まったく捕まえることのできないこをどうやって捕まえるか
一つ空いているケージに時々入るようになっていたので、タイミングを見て扉を閉めるか
なんて考えていたのに
何かを察したのかある日からまったく入らなくなった
一部屋に閉じ込めて捕まえようとしたら、脱走防止扉を突破して出ていきました
すげー力だ
追いまわして捕まえるのだけはなるべく避けたい
だっておしっこちびりながら部屋中駆け回るんですから…
想像しただけでも恐ろしい
チュールをいつも以上にあげて撫でながら首元を軽くつまむ練習をニ週間ぐらいしました
トライアルに出る直前まで捕まえることはせず、とにかくチュールを安心して食べられるんだという雰囲気作りに専念しました
出発の日
本番一発
果たして捕まるか
いつものようにチュールをあげながら撫でて
撫でる手を首元のほうへ少しづつずらしながら
安心したところでグっと掴みました
そして素早く洗濯ネットを頭からかぶせます
ぴょーんと飛んだけど頭がネットに入っていたので、素早くネットの入口を巾着掴みしまして、無事に捕まえることができました
案の定おしっこは漏らされたけど、最小限の被害で済んでよかった
きじおにもあまり怖い思いはさせずに済んだし
久しぶりに爪切りしてあげられた
病院で体重計ってもらったら
にゃんと6キロもありました
里親様のお宅についてケージに入れると、すぐハンモックのとこにいきそのまま固まるきじお
先住のガンモちゃん
女の子みたいに可愛い男の子
きじおと仲良くしてあげてね〜
里親様は、きじおのことを可愛い可愛いと言ってくれて、脱走防止扉を突破したり、ネットに入ったままキャリーの扉をぶち破ったのを知ったら恐ろしくて嫌になるのではと思ったら、「ゴジラですか?!」と笑いにかえてくれた肝っ玉の座った心の広い方です
こんな良い方と出会えるのは滅多にありませんので、どうかトライアルがうまくいきますように