THE 羅針盤・・・キックボクシング

(旧キックボクシングの羅針盤)
豊富な経験と知識から【経営】【アポ無し行動学】を伝えていきます。

指導者に必要な事とは..プロセス、目標.....

2008-02-03 23:51:07 | Weblog
格闘技のトレーナーに特に必要な事とは何なんでしょう?

俺の個人的な意見ですが、プロセスと言う部品を使い

その部品を組み立て、目標と言う結果を完成させる事。

これが、大事だと思う。

例えばキックボクシングを例に取ると、ロングレンジでは

前蹴り(部品1)。

ミドルレンジでは、ジャブ(部品2)

ショートレンジでは、アッパー(部品3)と選手に練習させる。

この「部品1」→「部品2」→「部品3」と言うプロセスを繋げる。

そうする事により、1つのコンビネーションが完成する。

このコンビネーションが目標(結果)であり、相手選手に打撃を加えると

言う最終目標(結果)を呼び込む事が出来る。指導者やトレーナーは、この

コンビネーションと言う目標(結果)のバリエーションを増やして

選手の選択肢を増やして上げる。選択肢が増えると対戦相手により

闘い方のバリエーションをも増える。すると攻撃に柔軟性が出て来る。

「部品1→部品2→部品3=コンビネーション」であるし、

このコンビネーションを増やしてあげて、選手にゆとりを持たせて上げる。

部品4、部品5、部品6、................................部品50。部品を限りなく増やし

これを状況に応じて、部品6→部品20→部品45→部品2

と言う様に練習でバリエーションを増やす。これが、指導者の仕事。

だから、毎日トレーナーはジムに来なければ行けないし、選手の毎日練習した

方がいい。この単純な作業。つまり、部品を丁寧に作り、自分の理想の形に

組み立てる。この数が多い方が勝利に近づく。

これを出来る指導者がいるジムが強い選手を育てる事が出来ると思う。

格闘技のジムは競争原理が働く空間

2008-02-03 23:15:41 | Weblog
格闘技のジムは、常に競争原理が働いてる。

同じジムで練習していても、基本的に格闘技は個人スポーツ。

心のどこかで、同じジムの選手が負ければいいのにと思ってる。

同じ階級なら、その気持ちは強くなる。だって同じ階級の選手

がチャンピオンになったら、自分がチャンピオンになれない。

これは、建前ではなく本音。

書き込みで「同じジムで練習してたんだから、応援して上げれば

いいじゃないか!」とご意見を頂いた。

その意見に対して、俺の意見はどこまで建前で生きてるんだと言いたい。

俺はこのブログで建前を書いた事がない。これからも書こうと思わない。

現に俺は、キックボクシングのワンデートーナメントの決勝で

同じジムで練習してる選手にKOされ引退した。同じジムで練習していて

も敵になる事だってある。

格闘技とは、殴ったり蹴ったりとルールのない様に素人の人は

感じると思う。しかし、ルールに乗っ取って練習をするし

試合もルールがある。

しかし、そのルール以外の見えないルールをコントロールした時に

勝利が自分に舞い込んで来る。勝利の法則と言えるのかも知れない。

この競争原理に飲み込まれず、勝利の法則を導き出した時に

本物の強さを手に入れる事が出来ると思う。

リーダーシップを発揮する際の部下の評価方法とは

2008-02-03 22:55:49 | Weblog
企業などに属していると、部下と言うのは必ず出来る。

それを嫌がり、部下に仕事は任せず、自分で全ての仕事を

したりする人も多い。しかし、それだと自分が苦しくなる。

つまりリーダーシップを発揮する際に、部下を評価し

育成する必要が出て来る。これに対して、非常に為になる

発言をした2人の人物がいる。

まず政治家の後藤田正晴氏。この方は、中曽根内閣で内閣官房長官

に従事した程の人物。この人が言った言葉が

「部下を評価する時、こいつ本当に使えないなと思ったら、

自分より力は劣ってる。

こいつ中々やるな!と思ったら、自分と実力は同じ位。

こいつ、力あるな!と思ったら、自分より実力は上。こう評価した方がいいと。



もう一人が、楽天イーグルスの野村監督の発言。

3流は、無視する。

2流(才能があり伸びそうなやつ)は、褒める。

1流は叱る。

この様に、リーダーは部下を評価し育成する。これは、決して才能の

ある人間だけが出来ると言うわけでは無く、誰でも出来る。

かの経営の神様ドラッガーはこう発言した、

「リーダーシップとは、仕事である」

人を育てる事をしないと、自分も育たない。

面白い逸話だと思う。この話しはいつか役に立つ時がくると思う。



マクドナルド一審敗訴により外食産業の縮小を感じる

2008-02-03 14:57:16 | Weblog
マクドナルドが、ある裁判の一審で敗訴した。

その内容とは、店長を管理職として扱い残業代を支給しない

と言うもの。

詳しく説明すると管理職は給与がいいから、残業代を支給しなく

てもいいだろうと言う事から、管理職には残業代を支払う義務が

ないとの法律があるらしい。

それをマクドナルドは、店長に適応していた経緯がある。

これは、マクドナルド以外の飲食業界では常識的に行われてる

と思われる。20万円前半の給与で一日、15時間勤務をさせられて

るにも関わらず、残業代の支給は無いと言う事も常識的に行われて

来た。マクドナルドが控訴してるので、まだこの結果は分からない。

しかし、マクドナルドが負けてしまうと、外食産業は社員に対して

残業代を支払う義務が発生する。すると他の外食店も支払いの義務が

発生する。ただでさえ、少子化で人手不足なのにもう外食産業

は大打撃。移民を認めるしか短期的な解決策はないと思う。


利幅が少ない外食産業でコストを削減する為に店長を管理職とみなし

残業代をカット。アルバイトを使う事により人件費(固定費)を

カット(これにより「フリーター」と言う人種が出現)

企業の利益重視の国策が裏目に出てる。末期的状況のこの状態に

なってから対応しても遅い。飲食業界から社会のフラット化が

始まり、他の業界に波及したと言っても過言ではないと思う。


この裁判の行方が、この先の日本の羅針盤になると思う。

外食産業の縮小による、中食、内食の拡大。

内食に必要なフライパン、調理用具の需要拡大.....。


面白くなって来た。もう理不尽な事は通用しない。