THE 羅針盤・・・キックボクシング

(旧キックボクシングの羅針盤)
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WBCムエタイに対しキック界は・・・

2010-09-20 14:01:58 | Weblog
今、キック界ではWBCムエタイのランキング戦がおこなわれてる。

そのランキング戦に参加してるのは、MAキックボクシング連盟。

ニュージャパンキックボクシング連盟、が中心だと思う。それ以外の

新日本キックボクシング連盟や全日本キックボクシング連盟はまだ参加してない。



WBCムエタイの設立された経緯を前のブログで軽く書いたが、このランキング戦に

キックボクシング界を上げて盛り上げるべきではないと思う。


このランキング戦をキック界の統一ランキングにしてしまうと、完全に日本キックボクシング

界が、WBC(本体はメキシコ)の下部団体に成り下がってしまう。


言い方をもっと下品にすると、日本は海外の植民地的ポジションに成り下がってしまう。


総合格闘技は、PRIDE 消滅後完全にUFCにグローバルスタンダードを奪われた。

ボクシングは、アメリカやメキシコがスタンダードを握ってる。

では立ち技最強を決めるK-1だけは、なんとしても守る必要がある。


これは、日本の経済的な効果を考えても重要な事だと思う。



まとめると、日本の立ち技格闘技界(キック界)はグローバルスタンダードを


WBCムエタイやM-1(ウィラサクレック主催)にするのでは無く、

K-1一本に絞る事が、日本格闘技界の明るい未来に繋がると思う。




WBCムエタイの起源をさぐる

2010-09-20 13:05:08 | Weblog
最近、キックボクシング界ではWBCムエタイのランキング戦が盛んに行われてる。

このWBCムエタイとは、あのボクシングの世界団体であるWBCが

2005年に作られたキックボクシングの認定団体です。

では何故WBCがムエタイに進出したのか?

これは、2003年のある事件が関係してると思う。

2003年当時、チャンピオンだったドイツのグラシアノ・ロッシジャーニから不当にライトヘビー級

の王座を剥奪したとして、3100万ドル(約34億円)の損害賠償を命じられる。

その後、WBCは破産手続きに入ってる。つまりWBCは金が無い状態なのである。


その資金難を解消する為に、ムエタイに進出したと言う経緯がある様なのである。

その一環として、今日本キックボクシング界でWBCムエタイのランキング戦が行われてる。


しかし、良く考えて欲しい。日本には日本発祥のK-1と言うイベントがある。

その格闘コンテンツで、日本はグローバルスタンダードを取ろうとしてる。

つまり、K-1とWBCムエタイは競合になる。


この立ち技のグローバルスタンダードの奪い合いが今、日本で行われてる。


キック界も、新日本キックボクシング、全日本キックボクシング、MAキックボクシング、

NJKFキックボクシング・・・・。乱立し過ぎてる。


タイ人の経営者であるウィラサクレックジムが運営するM-1と言うイベントも存在する。

分かり易く説明すると、日本キックボクシング界の食物連鎖に異変が起きてる。



格闘技界全体から観ても、以前は日本格闘技の世界的シェアは80%だった。しかし

今は20%にまで落ちてる。


WBC(本部はメキシコ)とタイ国、対 日本と言う構図が見えて来る。



この格闘技界のグローバルスタンダードの奪い合いは、今から継続して続くと思う。



日本人として、そのスタンスでこの状況を観ればいいかは、人それぞれになる。

しかし、今日本格闘技界にピンチが訪れてる事は間違いない。