いい女よりもいい男の数は少ない

男の恋愛ブログです。
過去の記事は随時掲載していきます。
以前読んで下さっていた方、ありがとうございます。

ジムに行きたい日

2015-05-11 23:34:37 | 日記
今日はジムに行きたくてしょうがなかった。いつも通っているジムにこんなにも行きたい理由が全く分からない。もしかしたらfacebookでカッコいい人を見て触発されたのかもしれない。

着替え終わってトレーニングエリアに降り立つと中は人混みだった。こんな何でもない日にこれだけの人がトレーニングをしているのかと思うと、来てよかったと思えた。辺りを見渡すと彼の姿は無かった。

彼が今日、この時間にはいない事は分かっていた。だからこの時間に来た。もしかしたらもう既に来ていて、こうして同じ空間で過ごしていたかもしれない。

トレーニングをしに来た。トレーニングの事だけを考えに来た。だからやめよう、こんな想像は。すぐにトレーニングに取り掛かった。とっくに彼の事は頭の中から消えていた。

いつも以上に鍛えた。鍛えている間だけは何も考えないで済むから。トレーニング自体は本気で取り組んできた。これからもそうだろう。本当に良かったと思った。

鏡に映る自分を見て、なぜかカッコいいと思った。もっとカッコよくないと思っていた。髪を切ったばかりだったからかもしれないし、パンプアップさせたばかりだからかもしれないが、少なくとも鏡の中にやつれた男はいなかった。

一生懸命に生きればいい。それが一番の幸せだと思うから。

いいえ

2015-05-11 14:55:37 | 日記
空白の期間があったものの、ずいぶんと長くこのブログを続けてきたと思う。「ランチを食べました」みたいな記事が一切ないのは、そういう事が書けないからだ。自分は絶望の中でしか何かを書くことはできない。それは後天的な物で、まさにこのブログのせいだともいえる。ゲイとして全くモテず、どうしようもない状態で始めたのがこのブログだ。もちろんこういう内容のブログを書きたいという信念はあったが当時は確かブラインドタッチの足しにでもなればという気持ちから登録した覚えがある。ずっとノートに手書きで書いてきた日記もあったが内容は異なる。幸せな時に何かを書きたいとは思わない。その一言に尽きる。

いい年をしてノンケに恋をしてしまった。死ぬほどイケてるゲイが相手ならば振られて終わりでよい。何も手を出せない恋というのは、こんなにもツライものだとは思わなかったよ。片想いをしている人を他人事だと思っていたが、まさか自分がこんな事になるなんて思いもしなかった。好き。ただそれだけだ。やりたいとかそういうんじゃない。ただただ好きなのだ。自分はなんて愚かな人間なのだろう。相手は迷惑なだけなのに。

では何もなければよかったのか。この世界に彼と知り合ってからの全ての事象がなかったらよかったのか。いや、違う。こんなにツライなら、しかも実らぬ恋なのであればなおさら何もなかった方がよかったのではないか。それでも違うと思う。何もなかったまま生きていて、それなりの出会いがあったとして、そっちの方が幸せだったとしても彼と出会えた事がなくなる方が哀しいのはなぜか。どうせ結ばれないのに。

彼を想う人生が送れて良かった。まるで自分の中に一筋の光明が差したよう。いつか他の誰かを好きになって、こんなブログは削除しようと思う日が来るとは思う。でも、それまでは苦しくても好きでいたいという気持ちがある。

「彼と知り合わなかったとしても、素晴らしい人生が待っているとは思わない?」

「いいえ」

選んでない人生など自分には全く関係がないのだ。好きになって、好きな気持ちを忘れて、自分は強く生きていきたいと思う。