この6月22,23日新潟県岩魚保存会の初めての行事「猿田川奥三面源流釣行会」があった。
総勢10人私等4人は奥三面ダム上本流を目指した。
車止めより30分程で急な斜面を慎重に河原に降り立った。
バックウオーターの直ぐ上流のはずながら岩魚の気配・・・。
何処までも透明な流れは新緑の岩肌と合まって素晴らしい景観が広がっていた。
若い明間さんが大きな岩場から一番のポイントに竿を出し始めた。
水量に比して仕掛けが軽すぎるのか中々足元の岩の抉れた所へ届かないようだ。
そして上流へ本多、高橋両氏が向かった後
私は下流の瀬を眼で追いながら釣下る事にした。
そこで何と一人のルアーマンと遭遇。
丁度、今ヒットさせた岩魚をネットに取り込んだ場面だった。
それほど大きくも無いネットに窮屈そうに大岩魚が収まって見えた。
背中に県の遊魚証をぶら下げた年季の入った地元の青年のように見えた。
そしてすぐさま大岩魚はリリースしていた。
明間さんを交えて話を聞いた。
「52センチでした。今までの最高は58センチ」
と携帯の写真を見せてくれた。
確かに見た事も無いような見事な潜水艦が映し出されていた。
幅広の白く輝く魚体はマスを連想させた。
この日は残念ながら4人の釣果は無かった。
これでいいのだ。
心からそう思える一日だった。
遥か彼方に大岩魚の群れる桃源郷がある。
また何時か目指してみたい。
上流を望みながら皆そう思ったに違いない。
後はおまけの末沢川の下流部。
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