長岡育英センター・ブログ

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子ども達の体力

2005-11-21 00:32:39 | 川上のひとりごと日記
子ども達の体力について考えさせられる記事を発見しました。

以下、朝日新聞記事より抜粋。

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スーパー園児、11人がフルマラソン完走
2005年11月19日18時20分

 42.195キロのフルマラソンを完走するスーパー幼稚園児がいる。
大阪府四條畷(しじょうなわて)市の私立星子(せいし)幼稚園の5~6歳児。
今月上旬、同府枚方市の淀川河川敷であった市民マラソン大会に13人が参加し、
うち11人が制限時間の8時間以内にゴールした。幼稚園児がフルマラソンを
走りきるのは「ちょっと聞いたことがない」(日本陸上競技連盟)という。

(中略)

 5キロごとに設けた独自の給水ポイントで、飲み物やバナナなどを
口にしながら5~10分休憩。鉄村和夫園長(68)らと一緒に休み休み、
7時間前後で走りきった。

(中略)

 快挙の裏には日頃の鍛錬がある。

 園の一日は1周約350メートルの園庭ランニングで始まる。
年少は途中で歩いたり、遊具で遊んだり。年中は約4キロ、年長は約5キロ、
それぞれのペースで走る。真冬を除き、みんな裸足だ。

 「毎朝ランニング」は30年ほど前から続けている。
学生時代、陸上の長距離選手だった鉄村さんが、なんでもない場所で
転ぶ園児の姿を見て体力づくりを思い立った。

 マラソンのほか、週末や祝日を利用してハイキングや登山を年20回ぐらい
こなす。1回あたり15キロ前後。周辺の1000メートル級の山はほとんど
制覇した。


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いきなり夜中に見つけて、「のけぞる」ような記事でした。

希望が丘・大島保育園でも毎朝体育ローテーションでぐるぐる
走ってはいるが、さすがに「キロ」単位で走ることはないのです。
この記事によると毎日しているようですから、「すごい」の一語です。

確かに、この園長先生が発見しているとおりで、子ども達は
「え、そんなところで転んじゃうの?」っていう場所とタイミングで
転びます。

川上はこの業界に入ってから短いので子どもの体力が年々
落ちているとか、最近の子どもが弱いとかいうのはわからない
のですが、この世界では子どもの体力低下はかなり現実味の
ある「常識」と言っても過言ではないことのようです。

ただ考えてみれば、子ども達に体力つけろって方が無理という
ような状況が実際あります。

家はアパートだから静かにしていなさい。保育園では勝手に
遊具には登ってはダメ。とっくみあいの喧嘩はダメ。
近所の友達と勝手に遊びに行くのも、車がいるからダメ。
不審者がいるからダメ。遠くに行くのもダメ。
危険な遊びも当然ダメ。火遊びもダメ。
木登りも、川で遊ぶのも、用水路で遊ぶのもダメ。

どこで子ども達は体力をつけるのでしょうか。
いや、どこで体力を使うのでしょうか。
どうやって危険を回避する能力を身に付けるのでしょうか。


ただ、力及ばずながら、育英センターや保育園に来ている
子ども達には、そんな風に不器用な子どもにはなってほしくは
なくて、両保育園は「体育ローテーション」を実施していますし、
同じ思いから、育英センターではこの一年は、体を使ってする
行事を計画してきました。

近くの1000m級の山をすべて制覇している大阪の幼稚園の
子ども達のようにはいきませんが、ぜひとも来年温かくなったら
どこかの山を登るという行事を計画したいと思います。
小学生ですからね!負けてはいられません。

自分の足を使って歩き、山に登ることがどれほど大変で、
しかも楽しいことか、体で肌で感じてきたいと思います。

育英センターのみんなは、毎日思いっきり体を動かしていますから
それほど心配はしていませんが…。

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Step by step, IKUEI!!!
 by 川上