緑の草の上に、色とりどりの落ち葉が重なり、
美しい絵を描いています。
自然は素敵な芸術家なのです。
(パンの「サンゼルス」脇の空き地にて)
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忘れ物をするのはなぜか?
そして、忘れ物をなくすにはどうしたらいいか?
きょうはみんなで知恵を出し合いました。
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育英センターで今最大の「忘れ物」問題。
いつもの学習の時間を使って、みんなでディスカッションです。
議題はもちろん「忘れ物をなくすにはどうすればよいか」。
みんなから様々なアイディアを出してもらいます。
ルールは、他人のアイディアを否定しないこと。
どんなアイディアでもいいので、一人一度は
思いつくことを発言してもらいました。
書記は3年生のなつみさん。
これ以上、忘れ物を増やさないためには、
どうしたらいいのか。出たアイディアは、
こんな感じです。
・使った後に忘れ物を(していないか)確かめる。
・名前を書く。
・ランドセルの上/中に自分のものを置いておく。
・帰る時(忘れ物がないか)確認する。
・忘れ物箱の中を(自分のがないか)調べる。
学年には関係なく、1年生からも活発な発言が
ありました。真剣にみんなが考えています。
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しばらく「忘れ物をなくすには!?」どうするかを
話し合っていたら、ちょっと話が煮詰まってきます。
そして、そもそもどうして忘れ物をしてしまうのかと
いうことを気付いてもらわなければいけないことにも
気づきました。
忘れ物を「忘れる」メカニズムですね。これをみんなで
検証しようということになりました。かっこよく言えば。
つまり、忘れ物をしやすいシチュエーションをみんなで
指摘しあえば、今後その状況になった時、お互いに
気付くことが出来るのではないかと考えたのです。
そこで、川上が「なぜ忘れ物をするか?」という
問いに対しては、またたくさんのアイディアが出ました。
集約していくと、以下の通りです。
・遊びに夢中になるから。
・使った後に、元の「あるべき」場所(=ランドセルや机など)に
しまわないから。
・人のものが落ちていても、蹴ったり、投げたり、拾わなかったり、
雑に扱っているから。
・慌てるから。
・帰りに確認しないから。
・自分で用意していないから「自分の物」か分からない。
どうでしょうか。
残念ながら、前に川上が指摘していた「常に後ろをふり返る」と
いう視点は出てきませんでした。それでも、子ども達なりに
結構きちんとした視点を持っているではないですか。
なんだか、とてもうれしくなりました。
そして、これらの原因にほとんどの忘れ物の原因も集約されて
いると、川上は思います。
こうやって、自分たちで問題を解決していくことが出来る
子ども達の力は、実にすばらしいです。
なかなか自分の問題だと思うと、意見は出しにくいです。
しかし、客観的な問題としてとらえることで、お互いに
ポイントを指摘し確認することで、自分の行動にも気付いて、
実際に自分の行動にも反映していくことが出来るのではないかと
期待しています。
これを称して、
「ヒトゴト作戦」。
今決めました。
ヒトゴトにしてしまっていいから、「人の振り見て我が振り直せ」
で、自分の行動もそのヒトゴトの間違った行動にならないように
気付いて改善して行ければそれでいいのです。
みんな期待してるよ!! 忘れ物減らそうね。
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みんなで話し合いを終えた後は、すっきりした気分で
百人一首大会です。
思いっきり真剣勝負で、楽しく戦いました。
もうすぐ12月。後1か月でお正月だから、
保育園のばら組さんとの交流試合ももうすぐです。
予定ですが、育英センターから「挑戦状」を
各保育園に持っていって戦ってきます。
小学生の意地もありますので、負けられません。
頑張りたいと思います。
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Step by step, IKUEI!!!
by 川上