稲城の図書館サポーターみんなのとしょかん Neo

東京都稲城市で「市民の力になる図書館」の発展をめざして活動している市民グループです。

瑞穂町図書館が 2023 グッドデザイン・ベスト100に選ばれた!

2024-05-04 11:29:07 | ご存知ですか?

先日アキシマエンシスをご紹介しましたが、今日は昭島市の北にある瑞穂町の町立図書館をご紹介します。
なんと同館が2023年度グッドデザイン賞のベスト100に選ばれたのです!

瑞穂町図書館は1973年に建設された建物が老朽化。
2020年(令和2年)12月から大規模な改修工事が行われ、2022年3月22日にリニューアルオープンしました。
改修にあたって、町民たちとワークショップを6回にわたって開催し、改修後の図書館に求めること、そこで行いたい活動などをアイデアを出し合ったそうです。
その過程で、繁華街のない瑞穂町は、子どもたちや高齢者のみならず多くの町民たちにとっての「日常の居場所」が不足していたことが分かり、町民は単に本を読んだり借りたりする図書館ではなく、さまざまな市民活動を受け入れる自由で寛容な「公共空間」を必要としていることがわかりました。
そこで来館者が思い思いの過ごし方ができるよう、書架や家具の配置やデザインを施しながら、運営方法に関しても設計と一体で議論していくことで、ハードとソフトが連携したこれからの社会の望ましい公共施設のモデルとなるような計画を実現させたとのこと。
グッドデザイン 受賞ギャラリーより抄出)

その運営方法がとてもユニークなのです!
日経BPに紹介された記事によると、同館内には大抵の図書館にある禁止事項の貼り紙が見られないんだそうです。
なんと飲食やおしゃべりもOKという、自由な空間なのです。
そのことで生じる困りごとはもちろんありますが、それに「禁止」で対処するのではなく、公共の空間をよりよくしようとするアプローチで解決しようとしているようです。
詳しくは記事をご覧ください。
「居心地のよさを大切にした東京・瑞穂町図書館 リニューアルで利用者も増加」文:小松田 久美 2022.12.14 日経BP「ひとまち結び」

また、ワークショップをきっかけとして、図書館のファンクラブも結成され「MIDORI」として活動しています。
これからの発展が楽しみですね!
コメント
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