11月12日の東洋経済オンラインに以下の記事が掲載されました。
「 子どもの探究が確実に変わる、GIGAスクール時代の「学校図書館」活用の極意」
2022/11/12掲載 https://toyokeizai.net/articles/-/629624
記事では「文部科学省の「学校図書館ガイドライン」には、学校図書館は「読書センター・学習センター・情報センター」の機能を有していると書かれているが、この3つの機能を果たしている学校図書館は少ない」という指摘と共に、その機能を発揮しようと様々な取り組みを続けている長野県高森町立高森北小学校・高森町子ども読書支援センター 司書の宮澤優子氏の取り組みを紹介されています。
紹介されている活動で素晴らしいと思った点はいろいろありますが、特に印象に残ったのは以下の3点です。
小学校2校と中学校1校だけですから、稲城とは規模が違いますが、一体どれくらいの予算をかけているのか高森町のホームページを見てみましたら、令和4年度予算はこんな感じです。
高森町 予算概要へのリンク
一般会計 71億円のうち、教育費が5億9千万円(8.3%)
このうちICT教育推進事業 に313万6千円が充てられています。
稲城市 予算概要へのリンク
一般会計 360億円のうち教育費が46億4千万円で約12.9%が教育費にあてられています。
稲城市も決して少なくない予算を教育分野に投入しているのに、学校図書館に関わる連携状況や電子図書館サービスの実現など、アウトプットの状況では、残念ながら高森町に一歩譲っている感があります。
稲城の子どもたちを「図書館や情報を活用できる大人に」育てるために、市も市民も知恵を絞っていきたいですね
「 子どもの探究が確実に変わる、GIGAスクール時代の「学校図書館」活用の極意」
2022/11/12掲載 https://toyokeizai.net/articles/-/629624
記事では「文部科学省の「学校図書館ガイドライン」には、学校図書館は「読書センター・学習センター・情報センター」の機能を有していると書かれているが、この3つの機能を果たしている学校図書館は少ない」という指摘と共に、その機能を発揮しようと様々な取り組みを続けている長野県高森町立高森北小学校・高森町子ども読書支援センター 司書の宮澤優子氏の取り組みを紹介されています。
紹介されている活動で素晴らしいと思った点はいろいろありますが、特に印象に残ったのは以下の3点です。
- <連携体制の構築>町立の全小中学校(北小、高森南小学校、高森中学校)に配置されている学校司書と、高森町立図書館の司書、教育委員会の職員などからなる組織を結成。20年4月には、このメンバーで「高森町子ども読書支援センター」を立ち上げ、協働して子どもたちの読書を支援する仕組みをスタートさせた。
- <2021年度から1人1台の情報端末(以下、GIGA端末)の本格的な活用開始>
- <町立図書館の電子図書館サービス開始と学校図書館との連携>
子ども読書支援センターが音頭を取り、20年に高森町立図書館が始めた電子図書館サービス「高森ほんともWeb-Library」のアカウントを保護者の同意の下で子どもたちに配付。子どもたちはGIGA端末でも電子書籍が読めるようになった。今年8月からは、県民なら誰でも使える「デジとしょ信州(市町村と県による協働電子図書館)」のサービスが始まったので、4年生以上の子どもたちにはこちらの電子書籍もGIGA端末で読めるよう整備した。
小学校2校と中学校1校だけですから、稲城とは規模が違いますが、一体どれくらいの予算をかけているのか高森町のホームページを見てみましたら、令和4年度予算はこんな感じです。
高森町 予算概要へのリンク
一般会計 71億円のうち、教育費が5億9千万円(8.3%)
このうちICT教育推進事業 に313万6千円が充てられています。
稲城市 予算概要へのリンク
一般会計 360億円のうち教育費が46億4千万円で約12.9%が教育費にあてられています。
稲城市も決して少なくない予算を教育分野に投入しているのに、学校図書館に関わる連携状況や電子図書館サービスの実現など、アウトプットの状況では、残念ながら高森町に一歩譲っている感があります。
稲城の子どもたちを「図書館や情報を活用できる大人に」育てるために、市も市民も知恵を絞っていきたいですね