稲城の図書館サポーターみんなのとしょかん Neo

東京都稲城市で「市民の力になる図書館」の発展をめざして活動している市民グループです。

"図書館っておもしろい"!

2023-09-23 11:33:22 | ご存知ですか?

読書の秋到来です!
図書館では様々な催しが企画されています。

「ひろば」でご覧になった方もいらっしゃると思いますが、
稲城市立図書館50周年を迎えた今年、市立図書館では「図書館」をテーマに本を集めて展示が行われます。
題して「図書館っておもしろい」!
10月1日から第二図書館(矢野口)を皮切りに、市内の各図書館を巡回しますので、散歩のついでに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

展示資料(図書)は全てその場で借りられます。
もしその場になくても予約できるそうです。
詳しくは図書館ホームページをご覧ください。

巡回スケジュール
第二図書館:10月1日(日)~25日(水)
第四図書館:11月1日(水)~26日(日)
第三図書館:12月1日(金)~24日(日)
第一図書館:令和6年1月5日(金)~24日(水)
iプラザ図書館:2月1日(木)~25日(日)
中央図書館:3月1日(金)~24日(日)



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稲城の昔ばなし紙芝居がマルチメディアDAISYに!

2023-09-17 10:13:35 | ご存知ですか?

市立図書館では以前から、稲城の昔話を紙芝居で提供していますね。
その紙芝居が伊藤忠財団の助成でマルチメディアDAISYになりました。
デイジー(DAISY)とは、「Digital Accessible Information SYstem」(アクセシブルな情報システム)の略で、主に視覚障害者が利用してきたのですが、幅広い場面で情報をアクセシブルにする「システム(規格)」として、世界50か国以上で採用されている国際標準規格です。

公益財団法人伊藤忠財団は、1975年から子ども文庫への助成事業を行ってきた老舗の財団です。
2011年からは電子図書普及事業を開始し、「わいわい文庫」として電子図書を作成し、全国の学校、図書館、医療機関などの団体に寄贈しています。
なので通常は一般には利用できないのですが、おためし再生コンテンツとして、わが稲城の昔ばなし紙芝居が提供されているのです!
タイトルは「舌をぬかれたお獅子」
市内の大丸にある、円照寺さんにまつわる昔話です。
稲城の方言版で作成されていて、懐かしい感じのするナレーションです。

大慈山円照寺さんは、多摩川三十三観音霊場でもあるので、ネットで昔話を鑑賞してから、秋晴れの日に参詣するのもオススメです
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複合施設の図書館 ~日比谷図書文化館

2023-09-09 21:08:30 | ご存知ですか?
近年は図書館と他の施設が同じ建物の中にある複合施設がとても多いですね。
稲城市立図書館も生涯学習センターと隣り合わせに建てられている複合施設です。

千代田区の日比谷図書文化館も複合施設として魅力的な図書館です。
元々は都立日比谷図書館として昭和32年(1957)日比谷公園内に建てられ、三角形の特徴的建物で親しまれてきました。
平成21年(2009)千代田区に移管され、平成23年に千代田区立図書文化館として新たに開館しました。

千代田区は築50年を経過して老朽化した施設を改修し、カフェや売店を併設、PFI方式による魅力的な図書館を実現しました。

この施設には、千代田区の文化財セクションも配置され、区内にあった資料館を移転して、充実した展示も展開しています。
9月からは、関東大震災100年を記念して、特別展を開催中です。
令和5年度特別展 関東大震災100年
「首都東京の復興ものがたり~未来へ繋ぐ100年の記憶~」

展示期間:2023年9月1日(金曜日)から11月26日(日曜日)まで

秋の一日、公園散策のついでに訪れてみてはいかがでしょうか。
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ベストセラー問題再燃? ~公共図書館のベストセラー大量購入について

2023-09-03 11:10:49 | ご存知ですか?

先日こんな新聞記事を見かけました。
「図書館はベストセラー買いすぎ?ルール作り検討へ 「板挟み」の声も」宮田裕介 2023年8月27日掲載 朝日新聞デジタル

自民党の「街の本屋さんを元気にして、日本の文化を守る議員連盟」の提言を受け、図書館を所管する文部科学省が検討を始めたという記事です。
図書館が大量のベストセラーを購入することが街の本屋さんの営業を圧迫しているというのです。

図書館ヘビーユーザーの方、この提言をどう思われますか。

管理者はベストセラー本に左右されない方ですが、たまに図書館にリクエストした本がベストセラーだったりすると、予約待ち何十人という表示に驚いたりします。
なので、待っても買わずに借りようという利用者は、図書館がベストセラー購入を減らしても、あまり影響は出ないように思います。
むしろ、図書館が大手業者と契約して、安く本を購入している現実の方が影響が大きいのではないかと思われます。

特にPFIによって運営されている図書館は、トーハン、日販などの取次業者から、書誌・装備付きで仕入れるケースが大半だと思われます。
そのため、地域の書店に入り込む余地はありません。
全国の公共図書館は、約3300館(2022年『日本の図書館 統計と名簿』(日本図書館協会刊行)より)。
これらの図書館が購入しなくなることが、地域の書店の売り上げアップにつながるのでしょうか?
むしろAmazonなど大手通販へ需要が流れるか、出版社による電子書籍購入にシフトするのではないかと考えます。
中小の書店では品揃えが十分でないケースもあり、取り寄せなどの手間を考えると地域の書店振興につながるとは思えません。
図書館が本を買わなくなると、むしろ出版業界にマイナスに働く恐れもあります。

こうしたルールは、図書館の図書選択の自由を制約することになります。
図書館を応援する“みんと”としては、きちんとした状況分析の上で、慎重な検討を望みます!

ちなみに稲城市立図書館では、知る限り「大量購入」の様子は見られせん。
長い間待って、やっと読める幸せを味わえます
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