稲城の図書館サポーターみんなのとしょかん Neo

東京都稲城市で「市民の力になる図書館」の発展をめざして活動している市民グループです。

地域の支援による電子図書館サービスの充実~立川市立図書館

2022-10-22 12:32:13 | ご存知ですか?

昨年2月に都内の電子図書館開設状況をご紹介しました。
<電子図書館開設ラッシュ!~都内自治体の電子図書館開設状況2021>
2021年2月27日投稿
その後も続々と開始されていて、約半数の区市で電子図書館サービスが始められています。
多摩地域では、以下の各市が電子図書館サービスを行っています。

八王子市 https://www.d-library.jp/hachioji/g0101/top/
立川市 https://www.d-library.jp/tachikawa/g0101/top/
武蔵野市 https://www.d-library.jp/musashino/g0101/top/
三鷹市 https://web.d-library.jp/mitaka/g0101/top/
昭島市 https://web.d-library.jp/akishima/g0101/top/
町田市 https://machida-library.overdrive.com/
小金井市 https://www.d-library.jp/koganei/g0101/top/
東村山市 https://web.d-library.jp/h_murayama/g0101/top
国分寺市 https://kokubunji-city-lib.overdrive.com/
国立市 https://www.d-library.jp/kunitachi/g0101/top/
狛江市 https://www.d-library.jp/komae/g0101/top/
清瀬市 https://library-kiyose.overdrive.com/
武蔵村山市 https://web.d-library.jp/musamura/g0101/top/
多摩市 https://www.d-library.jp//tama1971/g0101/top/

このうち立川市立図書館はいち早くサービスを開始した自治体ですが、外部団体からの支援を電子図書館サービスの充実にうまくつなげています。

立川市がサービスを開始したのは昨年2021年1月ですが、同年7月に市内にあるフィギュアメーカーとして有名な壽屋さんの支援を得て電子書籍270点の充実を図っています。さらに2021年12月、2022年2月にも同社からの支援で330点の電子書籍を増やし、児童図書の充実を図っています。同社では引き続き図書館に対する様々な支援を行っておられます。

こうした動きは広がっていて、今年3月には株式会社立飛ホールディングス、10月には東京立川こぶしロータリークラブからも支援を得ています。

蔵書の充実だけでなく、市内の小中学校全生徒に「たちかわ電子図書館」専用の利用カードを配布して、子どもたち1人1台配布されたタブレットPCを効果的に利用できるようにしています。

まさに理想的な事業展開です。

こうした先進事例をぜひ参考にしていただき、稲城でもぜひ総合的な取り組みが期待されますね

立川市立図書館HP
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静岡のブックフェスタ

2022-10-15 09:00:00 | ご存知ですか?
ブックフェスタはよく耳にするイベントですが、静岡県で開催されているブックフェスタしずおかはなんと10月1日から31日までの一か月間のイベントです。

主催は一般社団法人トリナス
2020年1月に、焼津市で様々なまちづくり活動に取り組んでいたプレイヤーが集い、複雑な地域課題を、異なる専門性を持つ人や組織を繋ぐことを通じて、創造的に解決する地域コーディネーション集団とのこと。
焼津市で​「みんなの図書館 さんかく」を運営しています。
焼津駅前通り商店街にある小さな図書館です。

協力者として静岡県立中央図書館と静岡県書店商業組合が名を連ねています。

本を通じて人との出会いを楽しめるイベントを県内で募集し、図書館でのイベントはもちろん、各地のブックマルシェや講演会など多彩なイベントがブックフェスタしずおかのホームページで紹介されています。

支援団体は、アーツカウンシルしずおか
同団体は、2020東京オリンピック・パラリンピックを契機に2021年1月、公益財団法人静岡県文化財団内に立ち上げられたもの。
“視点をかえる 発想をひらく”をキャッチフレーズに、地域資源の活用や社会課題に対応する住民主体のアートプロジェクトの支援を進めています。

街づくりと本がつながっているのがおもしろい!
ブックフェスタしずおかのホームページでは、多彩なイベントがラインナップされています。
静岡県を訪れる予定のある方は、ぜひチェックしてみてください。
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朝読書にブンゴウサーチ!

2022-10-08 15:14:54 | ご存知ですか?
新学期が始まってひと月が経ちました。
読書の秋を迎えて各学校では児童・生徒たちに読書の機会を設けています。

ところで、子どもたちにはタブレットが配布されていますが、稲城ではタブレットで読める有料の電子書籍は購入されていないのです
以前何度か公立図書館で電子書籍を導入していることをご紹介しましたが、稲城ではそうした動きがみられません。
(内部で検討されていたらごめんなさい!)

せっかくのタブレットなのに、と思ったらこんなサイトがありました。

ブンゴウサーチ for Kids
著作権保護期間が切れた著作を掲載する青空文庫の作品を、読むのにかかるおおよその時間で検索できるサービスです。
これなら朝の読書時間内に読み終えることのできる作品を選んで読むことができますね!

たとえば10分以内で読み終えられる作品を検索すると、こんな感じです。

芥川龍之介の「蜘蛛の糸」
宮沢賢治の「やまなし」
新見南吉の「手袋を買いに」
といった有名な作品だけでなく、さらに宮沢賢治で絞り込むと、「いちょうの実」や「ざしき童子のはなし」「毒もみのすきな署長さん」と全集を読まなければ出会えないような、ちょっとレアな作品もすぐに読むことができます。

もちろん学校だけでなく、自宅でも読むことができます!
これは児童向けのサイトですが、通常版もありますから大人の方もお試しください。
秋の夜長、じっくりと作品に向き合うのもいいですね

このサイトを運営しているのが、NOT SO BAD という会社。
同社のサイトにはこんな言葉が。
「ニッチだけどユニークで遊び心のあるプロダクトを提供して、
世界を「そんなに悪くない」感じにしていきたいと思っています。」

なんかいい感じですね~。

他にも学びに関するこんなサービスを開発されています。
  1. ブンゴウメール:青空文庫の作品を小分けにして毎日メールで送信してくれる読書サポートサービス
  2. THE TIMELINE:簡単・便利な無料の年表作成サービス
  3. Tab Sekki:ブラウザの新しいタブに二十四節気七十二候の現在の暦を表示してくれるChrome拡張機能
  4. スマホde百人一首:みんなのスマホを取り札にして遊べる、お正月にぴったりの百人一首サービス

なんだかワクワクしてきますね
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2022年度信州発・これからの図書館フォーラム ~イベントのご案内

2022-10-02 10:02:43 | お知らせ
長野県のイベントですが、ちょっと面白そうなのでご案内します。

タイトルは、
2022年度信州発・これからの図書館フォーラム
「共知・共創の広場へ─さらにもう一歩踏み出す」シリーズ第3回
『一緒に考えてみませんか「地域に役立つ図書館って何だろう!?」』


主催:県立長野図書館(長野市若里1-1-4)
協力 ビジネス支援図書館推進協議会
開催日時:2022年11月19日(土)13時30分~16時30分
場所:県立長野図書館 3階 信州・学び創造ラボ
*おでかけが難しい方もオンラインで参加できます!
登壇者は
山崎博樹氏:元秋田県立図書館副館長(地域の課題解決型図書館の意味)
神代浩氏:元文部科学省社会教育課長(図書館海援隊から見る図書館への思い)
樋本有希氏:飯田市役所/元飯田市立図書館司書(市民の役に立ちたくて、毎日書架の前で考えたこと)
朝倉久美氏:長野県野沢南高等学校司書/元県立長野図書館司書(地域の専門職育成プログラム「林業士入門講座」を共に創ってきたこと)
進行:伊東直登氏:長野県図書館協会副会長/元塩尻市立図書館長

公立図書館が、地域のパワーアップにつながるにはどんなアプローチがあるのか、新たな気づきが得られるかも!
参加申し込みはこちら!
*締切 11月11日 17時

約20年前になりますが、みんとも2003年に図書館おもしろゼミナールという連続講座を開催したことがありました。
その第1弾「地域の力になる図書館」と題して、当時浦安市立図書館長だった常世田良さんを講師にお迎えし、
地域を下支えし、元気にする図書館の働きについてお話しいただいたことがあります。
城山公民館での開催でしたが、稲城市民はもちろん、周辺地域の図書館関係者や市議会議員の方々など多くの方々にご参加いただけました。

図書館は、行政の様々な事業の中で、最も多くの、幅広い年齢層の方々が受け手となる代表的なサービスです。
読書の秋を迎え、地域と図書館について改めて考えてみませんか
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