俳優、吉岡秀隆(49)がテレビ朝日系「やすらぎの刻〜道」(月〜金曜後0・30)にゲスト出演することが27日、分かった。いしだあゆみ(71)扮する元女優の息子役で、脚本を手掛ける倉本聰氏(84)の作品に参加するのは名作ドラマ「北の国から」シリーズ以来17年ぶり。いしだとの親子役での共演も同作以来37年ぶりとなる。「北の−」をほうふつさせる粋な演出や“お母さん”との再会を楽しんだ吉岡は「いやもう、ただただしびれました!」と感激した。
日本中を感動の渦に包んだ“北の国からファミリー”が再びお茶の間に“やすらぎ”を与える。
「やすらぎの刻〜道」は一昨年放送の「やすらぎの郷」の続編。脚本家・菊村(石坂浩二)らテレビ人が入居する老人ホーム「−郷」の人間模様と、名もない夫婦の一代記をつづる「道」の2つの世界を描く。
「北の−」の黒板純役で全国区になった吉岡は、「郷」パートに登場するいしだ演じる元女優・玉子の息子・誠役で12月放送予定の第177、178話に出演。訳あって離れてしまった親子が三十数年ぶりに対面する姿が描かれる。
いしだとは1996年の映画「学校II」以来の共演だが、親子役は倉本氏が手掛けた81〜82年放送のフジテレビ系連ドラ「北の−」以来37年ぶり。倉本作品は2002年のスペシャル版以来、17年ぶりの参加となる。
夢のコラボのきっかけは、今夏、吉岡が北海道・富良野市に住む倉本氏の自宅を約10年ぶりに訪れたことだった。酒を飲みながら楽しい時間を過ごし、東京に戻ると「こういうことになっていて…(笑)」と半ば強制的に出演が決定していた。
久々の再会で、誠という人物を想起した倉本氏は、すでに書き終えていた脚本に手を加え、2話分の物語を一気に執筆。吉岡は「あれだけの分量の中で見る人の想像をかき立てるところが素晴らしくて、鳥肌が立った」と改めて恩師に脱帽した。
さらに、その物語には運動靴がキーワードとして登場。「北の−」の名場面にも運動靴のエピソードがあり、「うわ〜先生!! ここで運動靴を出してくるとは〜!」と大感激したという。
台本11ページにも及ぶ玉子との再会シーンは、長回しで撮影。愛情が交錯する場面を互いに涙を浮かべながらいしだと熱演した吉岡は「ただただしびれました! だって、あゆみさんは、僕の俳優人生のバックボーンにいる大切な存在『黒板純』の大好きなお母さんですから…。いろいろな思いがこみ上げましたね」としみじみ。「今回も、どう芝居をぶつけても受け止めて返してくださるので、やっぱりあゆみさんはスゴイなと実感しました」とかみしめていた。
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いまやっと、『やすらぎの郷』を観始めました。アマゾン・プライムでの配信が始まったからです。名優たちの好演に、巧みな脚本。魅かれるばかりです。
『やすらぎの刻』は、テレビをもたないので観られません。ですが、いずれ絶対に観ることにします。何せいしだあゆみ・吉岡秀隆という名コンビが母子を演じるというのですから。
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