■PS2:「ローグ ハーツ ダンジョン」(4月26日発売)
発売から約3ヶ月、
今頃になってようやく「風来のシレンDS」をクリアした。
ゲームに費やせる時間が大幅に短縮され、
身体的にも老化が加速する私にとって、
「シレン」のハードさを「これでなければ」と楽しめるのは
そろそろ今作あたりが最後になるかも知れないと、
そんな事を考えながらのプレイであった。
さて、そこで「ローグハーツダンジョン」である。
「rogue(ローグ)」とは、
1984年、アメリカで発売されたダンジョンRPGで
「不思議のダンジョン」シリーズの原点とも言える作品。
今回紹介する「ローグハーツダンジョン」は、
「ローグ」を初めて日本に持ち込んだ太田純氏が
監修を務めるダンジョンRPGである。
発売元のコンパイルハートはアイディアファクトリーの子会社ということで、
キャラクターデザインを「ジェネレーション・オブ・カオス」シリーズで
お馴染みの平岩洋司氏が手掛けている。
■PS2:「ローグ ハーツ ダンジョン」(4月26日発売)
基本システムは、スーパーファミコンで発売された
「トルネコの大冒険」程度の知識があれば
マニュアルを読まなくともプレイ可能で、
「ポケモン不思議のダンジョン」や「風来のシレン64」など
アレンジを積み重ねて進化&深化してきた
近年の「不思議のダンジョン」シリーズに比べれば
遥かに取っ付き易くなっている。
マップ表示や操作方法などもほぼコンパチ。
敵に「炎」「氷」「雷」などの属性がある以外は
目新しい部分はなく、たった一歩のミスが死を招くといった
ヒリヒリするほどの緊張感は感じられなかった。
プレイしたのは序盤だけなので、後半で難易度急上昇、という罠が
潜んでいないとは言えないのだが、
例え序盤のテンションのまま進んだとしても、
私はこれはこれで良いと思う。
むしろ、複雑化していない分、「この手のRPGは苦手」と
敬遠していた方の入門編としては最適だ。
やり込みユーザー向けの仕掛けもある。
魔除けを持ち帰るか、ダンジョンの途中で力尽きると
リザルト(プレイ成績)が発表されるのだが、
特定のモンスターを一定数倒すと
そのモンスターのデータがモンスター図鑑に登録され、
ダンジョンで手に入れた武器を図鑑に登録していくと、
サイドストーリーが追加されたりもする。
ジジィ向けの目玉は、初代「ローグ」風のアレンジモードが収録されていること。
ゲーム終了時(リザルト表示中)にもらえるメダルを集めることで
選択可能になるらしい。
「トルネコ」や「シレン」からこの手のゲームに触れた方には
何が楽しいのか理解出来ないかも知れないが、
「ローグ」の名に惹かれて購入を検討している方ならば、
一度はプレイしてみたいモードではないか。
予約特典は、今や特典人気のNo.1アイテムである
サウンドトラックCD。装着率は初回出荷の50%を予定している。
アルファベットモンスターに戦くプレイを
もう一度したいというジジィや、ダンジョンRPG初心者に。
■DS:「不思議のダンジョン 風来のシレンDS」
累計16万本を突破し、
今なお売れ続けているDS版「シレン」。
難易度の高さから来るイライラと
それでも止められない面白さとのさじ加減が絶妙。
*当BLOGでの新作紹介は、
1:あくまでも開発途中のROMを使ってのプレイであること。
2:数分のプレイによる第一印象に過ぎないこと。
3:発売までに内容変更の可能性もあること。
を予めお断りしておく。
簡単に言えば、「あまりあてにしないでくれ」ということだ。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
タイトル:ローグハーツダンジョン
メーカー:コンパイルハート
発売日:2007年4月26日
価格:7140円(税込み)
公式サイト:http://www.compileheart.com/rogue/main.html
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★