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■DS:「マリオvs.ドンキーコング 2 ミニミニ大行進!」(4月12日発売)
「マリオvs.ドンキーコング」から2年半。
2007年4月12日にDSで発売される
「マリオvs.ドンキーコング2 ミニミニ大行進!」は
私のお気に入りのアクションパズルシリーズの最新作である。
シリーズとしては、
GB「ドンキーコング」
GBA「マリオvs.ドンキーコング」
DS「マリオvs.ドンキーコング2 ミニミニ大行進!」
と3作目になるのだが、今ひとつヒットとは縁遠いシリーズのため
今回はシリーズの歴史を辿りつつ
システム面から説明してみたい。
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■GB:「ドンキーコング」
1994年に発売されたGB版の「ドンキーコング」は、
元祖「ドンキーコング」のようなステージ上を
逆立ちやバック宙など数々の新アクションを身につけた
マリオを駆使して進むパズル要素の高いアクションゲーム。
発売当時、スーパーゲームボーイを使って
目が焼けるほどやり込んだ記憶がある。
基本的なシステムはここで既に完成されているが、
歯応えは相当なモノ。アクションパズル上級者に。
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■GBA:「マリオvs.ドンキーコング」
2004年6月発売のGBA版。
難度の高かったGB版を万人向けにアレンジ、
操作性や演出面も格段に向上した。
ステージ中に散らばる宝箱を回収しつつ
マリオを出口まで誘導すればクリアという単純なものだが、
スイッチやハンマーなど、仕掛けの設置が絶妙で、
ついついもう1面、もう1面と遊んでしまう麻薬性がある。
ステージ開始前に必要とされるアクションのデモが流れるなど、
アクロバチックなアクションは増えたがフォローも万全。
元祖を彷彿させるステージやBGMが挿入されるのもニクい。
アクションパズルとしては多めの約15万本ほど販売したものの、
「マリオvs.ドンキーコング」というタイトルで受注が集まり過ぎたのか、
大幅な値崩れを起こしてしまった。
中古市場なら確実に2000円を切っているはずなので、
この手のソフトがお嫌いでないなら是非。
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■DS:「マリオvs.ドンキーコング 2 ミニミニ大行進!」(4月12日発売)
そして本作。
前作でマリオの後ろをチョコマカと付いて歩いていた
ミニマリオが主人公となり、タッチペンを使って彼等を誘導する
タイプのアクションパズルになった。
前作までは十字キーとABボタンを使って
プレーヤーが直接マリオを動かしていたのだが
本作のミニマリオ達はステージ上を勝手に行進しているので
方向転換やストップ、ジャンプなど、
全ての動作をタッチペンで指示してやらなければならない。
見た目はほとんど変わっていないが、システムや操作感はかなり異なる。
プレイした印象はSFC版「マリオとワリオ」に近い、と言うと
お分かりいただけるであろうか。
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■SFC:「マリオとワリオ(マウス専用)」
SFCでは数少ないマウス専用ソフト。
バケツをかぶったマリオを妖精が誘導するアクションパズル。
勝手にフラフラと歩いているマリオに
遠隔操作で指示を出すだけ、という点が非常に似ている。
「レミングス」とは似て非なるシステムで出来も良い。
マウス自体がさほど普及しなかったので
プレイしていない方も多いのではないか。
Wiiリモコン対応にして、バーチャルコンソールで配信希望。
DS版ならではの追加要素は、
ワイヤレス通信とWi-Fiに対応した「エディットモード」。
自分で作成したステージを配布することが可能となった。
さらに、Wi-Fiコネクションの環境があれば
家庭にいながら新ステージをダウンロードすることも可能。
前作に満足した方は、システムの変化を楽しみつつ、
新たなタイプのアクションパズルにチャレンジするつもりで、
「レミングス」「マリオとワリオ」など、
遠隔操作系のアクションパズルがお好きな方は本作から、
全く未経験の方は、「DS STATION」で配信予定の体験版でお試しを。
遊んでみなければ面白さの伝わりにくいタイプだが、
遊んでみれば面白さは必ず伝わるはずだ。
*当BLOGでの新作紹介は、
1:あくまでも開発途中のROMを使ってのプレイであること。
2:数分のプレイによる第一印象に過ぎないこと。
3:発売までに内容変更の可能性もあること。
を予めお断りしておく。
簡単に言えば、「あまりあてにしないでくれ」ということだ。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
タイトル:マリオvs.ドンキーコング2 ミニミニ大行進!
機種:ニンテンドーDS
メーカー:任天堂
発売日:2007年4月12日
価格:4800円(税込み)
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