▼今週発売の主なゲーム
私的には今週はDVDが豊作なのだが、あえてゲームから。
■DS:「テーマパークDS」
この手のSLGの中では「The Tower」と並ぶフィバリットソフトであり、
「テーマホスピタル」も「テーマアクアリウム」も
さんざん遊んだ私としてはお勧めしたい気持ちでいっぱいなのだが、
「シムシティDS」同様、あと一歩の心遣いが足らないのが惜しい。
敷居は「シムシティ」より低いぐらいなので、
多少の壁を乗り越える覚悟があるなら未体験者にもお勧め。
ポテトの塩分を上げればドリンクショップの売り上げが
上がるという技を知ってからというもの、
未だにテーマパークに行くとポテトの塩気が気になる私だ。
また、現在品切れの相次いでいる「シムシティDS」だが、
月末予定であった追加出荷がいくらか前倒しされ
今週にも出荷されることとなった模様。
Amazonで探すなら14日前後を要チェック。
(情報元:
Rambling Man)
■DS:「コナミ アーケード コレクション」
ジジィにはこちら。
Track And Field/サーカスチャーリー/イーアルカンフー/
プーヤン/ロックンロープ/魂斗羅/ロードファイター/ツインビー/
スクランブル/ツタンカーム/ショーリンズロード/グラディウス/
スーパーバスケットボール/グリーンベレー/タイムパイロット/
の全15タイトル収録。
縦横画面の切り替えや録画機能、シェアリングによる2P対戦など、
痒いところに手が届くシステム満載で、
攻略データやポスター、BGMなど、資料的にも完全補完。
価格も3980円。
■DS:「ときめきメモリアル Girl's Side 1st Love」
それにしても今週はコナミが多い。
コナミは自社流通のため、発売日をまとめて
配送コストを下げたいのかも知れないが・・・。
携帯用機では初となる「Girl's Side」。
私の知人の貴腐人も既にロックオン済みらしい。
タッチペンを使ってスキンシップという
「女性向けゲームもついにここまで来たかシステム」を搭載している。
公式サイトでは
体験版も用意されているので、
興味のある方はまずこちらから。
「お触りタッチデモ体験」(情報元:
Retro-Type)
ちなみに、特典のドラマCDは法人によって内容が異なるらしい。
法人ごとの内容は以下の通り。
アニメイト:佐伯+葉月(ホワイトデーについて)
Amazon:佐伯+葉月(スキンシップについて)
コナミスタイル:佐伯+葉月(キスについて)
メディアランド:佐伯+葉月(男女の友情について)
メッセサンオー:佐伯+葉月(女の子にドキドキする時って?)
WonderGOO:佐伯+葉月(理想の告白って?)
・・・さすが、コナミスタイルが一番アレだな。
■DS:「ことばのパズル もじぴったんDS」
■GBA:「バリューセレクション ことばのパズル もじぴったんアドバンス」
DSのトリはこれ。
「もじぴったん」シリーズがようやくDSに登場。
PS2版は、ベスト版の売り上げが通常版を上回るという
異例のロングセラーとなった。
「龍が如く」など、1800円という思い切った価格設定の
廉価版が増えたのは、「もじぴったん」の成功があってこそであろう。
DS初登場となる本作は、「もじぴったん」のシステムはそのままに
タッチペンを使った快適な操作性とレスポンスの良さがウリ。
GBA版とのダブルスロットでステージや言葉が増えるなどの
おまけ要素もあるが、単独でも充分楽しめる。
(ダブルスロットは通常版、バリューセレクション版ともに対応)
タッチペンの心地良さは想像以上で、
二度と他機種版に戻れなくなる可能性も。
価格も2940円と文句無し。
シリーズ未体験者も含め、万人にお勧め。
■PS2:「史上最強の弟子ケンイチ 激闘!ラグナレク八拳豪」
■PS2:「戦国BASARA2 カプコレ」
■PS2:「ティム・バートン ナイトメアー・ビフォア・クリスマス カプコレ」
「史上最強の弟子ケンイチ」は、カプコンでは久々の
オーソドックスな「スト2」タイプの格闘ゲーム。
現在テレビアニメも放送中。
松江名俊の原作を、カプコンらしい
キャラの個性を重視した格闘ゲームに仕上げてある。
プレイした印象は「NARUTO 激闘忍者大戦」(GC、Wii)、
「BLEACH ヒート・ザ・ソウル」(PSP)、
同じカプコンで言えば「ストリートファイターEX」や
「ジャスティス学園」あたりに近いか。
原作者である松江名氏はかなりのゲーム好き、
それも格闘ゲーム好きらしく、ゲーム本編の製作にも
かなり積極的に意見を出して参加されたとのこと。
私は原作を未読なのだが、それでもかなり楽しめたので
原作ファン、アニメファンならばより楽しめるのでは。
先着購入特典として、ノンテロップ版の
オープニング&エンディング映像やCMなどを収録したDVDと、
松江名氏描き下ろしのイラスト付きカレンダーが付いてくる
・・・はずなのだがAmazonでは表記なし。
確か初回の50%程度の装着率だったはずなので、
品切れではなく、単に表記し忘れている可能性大。
カプコンは至急Amazonへ確認&連絡を。
■Wii:「ソニックと秘密のリング」
昨年末に他機種版も発売された「ソニック」シリーズ最新作。
「エキサイトトラック」ともまた少し違う
リモコンを使った操作感覚が楽しく、
グラフィックも美麗、スピード感も文句無しで
久々に初期のシンプルな楽しさを取り戻した印象。
40種類ものミニゲームを収録して多人数プレイにも対応するなど、
至れり尽くせりではあるのだが、価格が高いことと
値崩れ連発によって「ソニック」のブランド力が
相当落ちてしまっているのがネックか。
読者登録をしていただいている「脱!三日坊主日記Part2」様が
週刊ファミ通で行っていた体験版プレゼントに当選されたようで、
体験版の感想が掲載されている。
●ソニックと秘密のリング(脱!三日坊主日記Part2)
■Xbox360:「クロムハウンズ プラチナコレクション」
今週の360は「クロムハウンズ」の廉価版のみ。
個人的には、5月発売の「フォルツァ2」に期待。
スクリーンショットでは伝わらないかも知れないが、
グラフィックのインパクトがとにかく強烈。
レーシングシミュレーター好きにとっては5月の大本命であろう。
■Xbox360:「フォルツァ モータースポーツ 2」(5月24日発売)
▼ゲーム関連商品
前作も人気の高かった「ペルソナ3」関連のCDも順次発売。
「輪廻天生」は全曲新録のアレンジベスト。
「ペルソナ3フェス」はタイトル通り、「フェス」で追加された
楽曲のみで構成された新アルバム。
どちらも初回限定仕様あり。
▼今週発売の主なDVD
■DVD:「DEATH NOTE デスノート complete set」
コミック原作の実写映画化としては
歴代1位となった大ヒット作品がいよいよ発売。
原作をアレンジした脚本でありながらアレルギー反応も薄く、
むしろ「これはこれでアリ」とする支持派が多いのも印象的であった。
予約開始から発売目前まで、ほぼ途切れることなく
予約が入っていたので大ヒットは確実だ。
ちなみに、今月24日に公開予定の
オダギリジョー主演、大友克洋監督の「蟲師」は超地雷。
大友はもう何をやっても駄目だ。
■DVD:「ただ、君を愛してる スタンダード・エディション」
「のだめカンタービレ」でようやく一歩抜け出した感のある
玉木宏と宮崎あおいの主演でおくる恋愛映画。
松田龍平と広末涼子の主演で作られた
「恋愛寫眞」という作品のアナザーサイドストーリーとして
位置づけられているが、監督も変わっている上に
テイストはまるで違う(松田×広末はほとんどホラー)ので
あまり気にしなくても構わない。
世代が違うと言われればそれまでなのだが、
あり得ない設定と激甘な台詞、少女マンガチックな演出、
あまりにも過剰な宮崎あおいの演技など、
ジジィな私には赤面ものの甘酸っぱさであった。
スレていない、ピュアな若者に。
■DVD:「カポーティ コレクターズ・エディション」
■DVD:「カポーティ &冷血 マスターピース・コレクション」
「ティファニーで朝食を」「冷血」などで知られる
トルーマン・ガルシア・カポーティの知られざる素顔を描いた作品。
カポーティの細かな仕草まで完璧に再現して見せた
フィリップ・シーモア・ホフマンは本作で見事オスカーを受賞した。
「ビヨンドtheシー 夢見るように歌えば」でボビー・ダーリンを演じた
ケビン・スペイシーもそうなのだが、
主演俳優が製作や監督を兼任するほど入れ込んだ人物の
映画化作品は、他の出演作と比べても演技の凄みがまるで違う。
ホフマンのカポーティに対するこだわりがあってこそ
生まれた傑作と言える。「冷血」とのセットも同時発売。
■DVD:「ソウ3 DTSエディション」
■DVD:「ソウ トリプル・パック (初回限定生産)」
次回作も噂されている「ソウ3」も今週発売。
3作セットのトリプルパックも同時発売。
各作品については、以下の過去ログにて。
●若さ溢れるハイスピードサスペンス「SAW」
●饒舌なジグソウは嫌だ「SAW2/ソウ2」
●「テキサスチェーンソー・ビギニング」「SAW3/ソウ3」でホラー三昧
■DVD:「フラガール メモリアルBOX」
キネ旬、報知、日本アカデミー賞など、2006年度の映画賞を
総なめにした「フラガール」もいよいよ今週発売。
昭和40年、炭坑を主産業として栄えてきた福島県いわき市。
反対むなしく、時代の流れで次々と閉山に追い込まれ
先行きが不安になる男衆を尻目に
炭坑に代わる新たな収入源として市が目を付けたのが、
いわき市にハワイアンセンターを作ることだった。
いわき市にある常磐ハワイアンセンター誕生までの
過程を描いた作品で、蒼井優、山崎静代(南海キャンディーズ)、
富司純子、豊川悦司、松雪泰子といった
豪華キャストを揃えて製作された。
闇雲に反抗するだけで、活路を見出せずに愚痴るばかりの男達と、
明日も食わねばならないという現実を前に、一歩踏み出す女達。
都落ちして来たダンス教師の松雪泰子から
多くのものを吸収して一人前のフラガールに成長していく
蒼井優、山崎静代などのフラガールの面々が素晴らしい。
後半のフラダンスシーンは圧巻。
特に蒼井優のソロパートは息を呑むほど美しく、
この数分間のためだけにでも観る価値は大アリだ。