書評
岸本裕史『ドラえもんの学習シリーズ ドラえもんの算数おもしろ攻略 改訂版 算数まるわかり辞典 4~6年生』(小学館)
(25) 帯グラフと円グラフ
円グラフについて、説明が意味不明。
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円に沿ってつけられた目もりに合わせて、全体に対するそれぞれの部分の割合を示せばいいんだよ。
(p231)
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分かっている人なら、分かったことにしてくれる。だが、分かっていない人には、意味不明。
「目もり」は誰かによって「つけられた」わけだね。ならいいけど。
「部分」は邪魔。
「割合」は百分率の数値のことだろうね。
(26) 速さ・道のり・時間
例の〈ハジミ〉じゃなかった。でも、これもひどい。
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道のり/速さ×時間
これを1つだけ覚えておけばいいんだ。そして、問題が、道のりを求めるものなら、(挿絵、略)こうやって道のりを指でかくすんだ。
(p236)
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速度を時間と並べるなんて、あほらしい。
難しいのは速度だ。
速さ=道のり/時間
これを、覚えなくちゃ。覚える前に、ちゃんと理解しなくちゃ。
覚えるのは、簡単。たとえば、歩く速さは4㎞/hだろう? 小学生でも知ってる。
兎と亀と、どっちが速かった?
先に出発した亀に、アキレスは追いつけるか?
(26終)