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(書評) 岸本裕史『ドラえもんの学習シリーズ ドラえもんの算数おもしろ攻略 改訂版 算数まるわかり辞典 4~6年生』(小学館) (9)

2024-04-23 00:04:32 | 学習

(書評)

岸本裕史『ドラえもんの学習シリーズ ドラえもんの算数おもしろ攻略 改訂版 算数まるわかり辞典 4~6年生』(小学館)

(9)かける数と積、わる数と商の関係 (p50~51)

偽ドラえもんは何をしているつもりだろう? 

問題

 答えが6より小さくなるかけ算はどちらでしょう。

  6×1.5  6×0.5

 「6×□の積を数直線に表して、考えてみようか。」

(p50)

「数直線」を用いる理由が不明。しかも、わかりにくい。

積の話なら、数直線ではなく、方眼を使うべきだ。

1より小さい数をかけると、積<かけられる数になる。

(p50)

そうだね。だから、何? 

1より小さい数でわると、商>わられる数になる。

(p51)

そうだね。だから、何? 

  6×2=12 ⇔ 6×2/1=12  ⇔ 6÷1/2=12 ⇔ 6÷0.5=12

  6×1.5=9 ⇔ 6×15/10=9 ⇔ 6÷10/15=9 ⇔ 6÷0.666…=9

  6×1=6  ⇔ 6×1/1=6  ⇔ 6÷1/1=6  ⇔ 6÷1=6

  6×0.5=3 ⇔ 6×1/2=3  ⇔ 6÷2/1=3  ⇔ 6÷2=3

 偽ドラえもんは逆算という考えを使いたくないらしい。その意図は不明。

(終)


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