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どうして2月だけ28日しかなくて、日数が変わるの?~東京天文台~ :聖書の暦月  

2019年02月24日 | 日記

どうして2月だけ28日しかなくて,日数が変わるの?

最初に結論を書きますと,2月だけ28日しかないのも,うるう年に日数が変わるのも、
どちらも古代ローマで使われていた暦において,現在の2月にあたる月が1年の終わりの月だったためです。


現在私達が使っている暦は,古代ローマの暦が元になっています。

紀元前8世紀頃のローマで使われていたとされる「ロムルス暦」では,
月は10しかなく,農業をしない冬の期間には月日が割り振られていませんでした。
いまの3月から12月にあたる月は,ロムルス暦の時代から存在していますが,
いまの1月と2月にあたる月は,当時はまだありませんでした。

古代ローマの王,ヌマ・ポンピリウスが制定したとされる「ヌマ暦」では,
それまで使われていた10の月にIanuarius(英語のJanuary)とFebruarius(英語のFebruary)を追加しました。
当時のFebruariusは現在のような「2番目の月」ではなく,一年の最後の月とされていました。
また,ヌマ暦では,それぞれの月の日数は29日か31日でした。
これは、古代ローマでは偶数は不吉とされたことなどからだと考えられています。
しかし年末のFebruariusは例外で,28日しかありませんでした。
Februariusは祓いや清めの月であるため,不吉な数でも良いとされていたようです。
ヌマ暦では,1年の日数は355日しかありませんでした。

そのままでは季節と日付がずれていってしまうため,およそ2年に1度「うるう月」を入れていました。
うるう月の調整の際には,年末のFebruariusを23日か24日とし,その翌日から、27日間のうるう月を挿入していました。

しかし,政治的・経済的な混乱や戦争のためか,うるう月が正しく挿入されなかったことにより,
ユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)の時代には,暦が季節に比べて2ヶ月以上も進んでしまっていました。
カエサルは暦を改革し,平年を365日,4年に一度のうるう年を366日とする「ユリウス暦」を制定し,
紀元前45年から使い始めました。ユリウス暦では年の始めはIanuariusと定められ,Februariusは「2番目の月」になりました。
また,ヌマ暦で日数が29日だった月は,ユリウス暦では日数が30日か31日に変更になりました。
しかし,Februariusは日数を増やされず,ヌマ暦と同じ28日のままになりました。
これは,Februariusには宗教的な意味合いの強い祭礼が多くあったため,
混乱を避けるために日数の変更を避けたためと考えられています。

こうして,それぞれの月の日数が現在と同じになりました。

~東京天文台~


*40数年前のサラリーマン時,会社より支給の手帳にも書かれてました。

 

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聖書の暦月

 

ユダヤ暦の各月は新月から新月までの期間です。

「新月ごとに,安息日ごとに,すべての人はわが前に来て礼拝する」と,

主(神)は言われる。(イザヤ66:23)

 

「月」を表わすヘブライ語の言葉の一つであるホーデシュ(創世記7:11)は,「新しい」という意味の語根に由来しています。

一方,月を表わす別の言葉であるエラハは 「朔望月」を意味します。

 

 

第1月 ニサン(アビブ) 3月~4月

14日 過ぎ越し

15~21日 無酵母パン

16日 初穂の捧げ物

大麦

 

第2月 イヤル(ジウ) 4月~5月

14日 月遅れの過ぎ越し(民数記9:10~9:13)

小麦

 

第3月 シワン 5月~6月

6日 七週の祭り(ペンテコステ)

早なりのいちじく


第4月 タンムズ 6月~7月

ぶどうの初物


第5月 アブ 7月~8月

夏の果物


第6月 エルル 8月~9月

なつめやし,ぶどう,いちじく


第7月 ティシュリ(エタニム) 9月~10月

1日 ラッパの吹奏

10日 贖罪の日

15‐21日 仮小屋または取り入れの祭り

22日 聖会

すき返す


第8月 ヘシュワン(ブル) 10月~11月

オリーブ


第9月 キスレウ 11月~12月

25日 献納の祭り

羊の群れが冬ごもりをする


第10月 テベト 12月~1月

 

草木が生育する


第11月 シェバト 1月~2月

アーモンドの花が咲く


第12月 アダル 2月~3月

14,15日 プリム

かんきつ類


第13月 ベアダル 3月

一般に第二アダル(ベアダル)と呼ばれた,うるう月が19年に7回加えられた