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女性の直面する厳しい現実 Ⅲ 律法には女性に対する神の見方が反映されている~聖書

2021年08月29日 | 日記


女性の直面する厳しい現実 Ⅲ


律法には女性に対する神の見方が反映されている

 

神がイスラエルにお与えになった律法は,男女を問わずその国民に,身体的,道徳的,霊的な面で計り知れないほど多くの益をもたらしました。
イスラエル国民は,それに聴き従っている限り,「地にある他のすべての国民の上に……高め」られていました。
「あなたが,あなたの神(エホバ,ヤハウェ)の言うことをしっかり聞き,私が今日命じる神の全てのおきてを注意して守るなら,あなたの神(エホバ,ヤハウェ)は,あなたを必ず地上の他のあらゆる国民よりも上位に置いてくださいます。 あなたの神(エホバ,ヤハウェ)の言うことを常に聞くので,以下のような祝福全てがあなたを訪れ,あなたに追い付きます」。
(申命記 28:1,2)

律法下での女性の地位がどのようなものであったか,以下の点について考えてみてください。

1. 一個の人間として自由を得ていた。古代においてイスラエルの女性は,他の多くの国の女性とは異なり,かなりの自由を享受していました。
家族の頭の役割 を与えられていたのは夫ですが,妻は,夫から全面的に信頼されて,『畑について考慮して,それを手に入れ』たり,「ぶどう園を設け」たりすることもできました。
糸紡ぎや機織りの技術を持っていれば,自分で商売をすることさえできました。
「夫は彼女を心から信頼し,何にも不足しない」。
(箴言 31:11)

「彼女は畑について考慮し,そしてそれを手に入れた。彼女は自分の手の実からぶどう園を設けた。彼女は力を腰の帯とした。その腕に活気を添える。彼女は自分の取り引きが良いことを知った。そのともしびは夜も消えない。彼女は手を糸巻き棒に差し出した。その手は錘をつかむ」。
(箴言 31:16~19)

モーセの律法下での女性は,単に男性に従属するだけの存在ではなく,自分の権利を持つ一個の人間とみなされていました。

古代イスラエルの女性には,神との個人的な関係を持つ自由もありました。聖書によると,ハンナは,個人的な事柄について神に祈り,心ひそかに誓約を立てました。
『そして,誓いを立てて言った。「万軍の主(神)よ,はしための苦しみを御覧ください。はしために御心を留め,忘れることなく,男の子をお授けくださいますなら,その子の一生を主(神)におささげし,その子の頭には決してかみそりを当てません」』。
(サムエル第一 1:11)

『乳離れしたとき,彼女はその子を伴い,三歳の雄牛一頭と麦粉一エファとぶどう酒の革袋一つとを携え,シロにある主(神)の家に上って行った。その子はまだ幼かった。雄牛が屠られた後,子供はエリのもとに連れていかれた。彼女は言った,「祭司さま,あなたの命に懸けて申します。わたしはここであなたの傍らに立って主(神)に祈っていた女でございます。この子が授かるようにと,わたしは祈り,主(神)はわたしの願いを聞き入れてくださいました。ですから,わたしもこの子を主(神)に委ねます。この子は生きているかぎり主(神)に委ねられたものです」。それから彼らは,そこで主(神)を礼拝した』。
(サムエル第一 1:24~28)

シュネムという都市のある女性は,安息日になると預言者エリシャに相談していました。
『彼女は夫を呼んで言った。「従者の1人とロバ1頭を使わせてください。真の神に遣わされた人の所に急いで行かせてください。その後戻ってきます」。夫は言った。「今日は新月でも安息日でもないのに,どうしてあの方の所に行くのか」。彼女は,「大丈夫ですから」と言った。彼女はロバにくらを置き,従者に言った。「急ぎましょう。私のことは気にせず,私が何も言わない限り,速度を落とさずに進みなさい」。こうして彼女は,真の神に遣わされた人がいるカルメル山に向かった。真の神に遣わされた人は遠くから彼女を見て,従者ゲハジに言った。「ご覧なさい。あのシュネムの女性が向こうにいます」』。
(列王第二 4:22~25)

また,デボラやフルダは女性でしたが,神の代理者として神に用いられていました。興味深いことに,著名な男性や祭司たちもそれらの女性に,進んでアドバイスを求めました。
『そのころラピドテの妻,女預言者デボラがイスラエルをさばいていた。彼女はエフライムの山地のラマとベテルの間にあるデボラのナツメヤシの木の下に座し,イスラエルの人々は彼女のもとに上ってきて,さばきをうけた。デボラは人をつかわして,ナフタリのケデシからアビノアムの子バラクを招いて言った,「イスラエルの神,主はあなたに,こう命じられるではありませんか, 『ナフタリの部族とゼブルンの部族から一万人を率い,行って,タボル山に陣をしけ。わたしはヤビンの軍勢の長シセラとその戦車と軍隊とをキション川に引き寄せて,あなたに出あわせ,彼をあなたの手にわたすであろう』」。バラクは彼女に言った,「あなたがもし一緒に行ってくだされば,わたしは行きます。しかし,一緒に行ってくださらないならば,行きません」』。
(士師記・裁き人 4:4~8)

「祭司ヒルキヤ,アヒカム,アクボル,シャファン,アサヤは女預言者フルダのもとに行った。彼女はハルハスの孫でティクワの子である衣装係シャルムの妻で, エルサレムのミシュネ地区に住んでいた。彼らが彼女に話し聞かせると,彼女は答えた。「イスラエルの神,主はこう言われる。『あなたたちをわたしのもとに遣わした者に言いなさい。主(神)はこう言われる。見よ,わたしはユダの王が読んだこの書のすべての言葉のとおりに,この所とその住民に災いをくだす」。
(列王第二 22:14~16)

『「それで,私はあなたを先祖たちと共に横たわらせ,あなたは安らかに自分の墓に入る。あなたは私がこの場所にもたらす災いを全く見ない」。彼らはこの返事を王の所に持ち帰った』。
(列王第二 22:20)


2. 教育を受けることができた。へ続く>>>