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1世紀のクリスチャンは宗教で金もうけをしていたか ~ 聖書

2021年05月04日 | 日記

1世紀のクリスチャンは宗教で金もうけをしていたか

イエスは弟子たちに「ただで受けたのです。ただで与えなさい」と言いました。
(マタイ 10:8)

宗教活動で経済的な利益を得ようとしてはいけないと教えました。後にクリスチャンとして知られるようになった弟子たちは,イエスの言葉に従いました。具体的な例を見てみましょう。

● 使徒ペテロはイエスと共に伝道した人の1人です。ある時,シモンという男性は,立場と権威を得るためにペテロにお金を渡そうとしました。
ペテロはすぐにそれを断り,シモンを厳しく正してこう言いました。「あなたのお金もあなたも消えてしまいなさい。神の無償の贈り物をお金で手に入れられると考えたからです」。
『シモンは,使徒たちが手を置いた人に聖なる力が与えられるのを見た時,お金を渡そうとして,こう言った。「私にもその権威を与え,私が手を置く人が聖なる力を受けられるようにしてください」。 しかしペテロは言った。「あなたのお金もあなたも消えてしまいなさい。神の無償の贈り物をお金で手に入れられると考えたからです』。
(使徒 8:18~20)

● 使徒パウロは,各地を旅行して伝道した人としてよく知られていました。多くの会衆で何年も一生懸命働きましたが,金銭的な見返りを求めたりはしませんでした。
パウロと仲間のクリスチャンは「多くの人がしているように神の言葉を売り歩いたり」しませんでした。
「私たちです。私たちは,多くの人がしているように神の言葉を売り歩いたりせず,神から遣わされた者として,神の前でキリストと共に,ひたすら誠実に語っているからです」。
(コリント第二 2:17)
むしろ,パウロはこう述べました。
「皆さんに神の良い知らせを伝えた時,誰にも経済的な負担を掛けないよう,私たちは昼も夜も働きました」。
(テサロニケ第一 2:9)

もちろん当時のクリスチャンも,広範囲に伝道したり困っている人たちを助けたりするために,ある程度のお金が必要でした。
でも,自分たちの活動に対して見返りを求めることはありませんでした。他の人に与えたいと思う人は,次のような聖書の言葉に沿って行動しました。

●   コリント第二 8:12 「進んで与える気持ちがあるなら,受け入れられます。持っている物を与えればよいのです。持っていない物までは期待されていません」。

    意味  どれくらい与えるかよりも,どんな動機で与えるかの方が大切です。

●  コリント第二 9:7 「一人一人が,嫌々ながらでも強いられてでもなく,心に決めた通りに行ってください。神は快く与える人を愛されます」。

    意味  神は与えるように強制したりはしません。心から望んで与える人を喜ばれます。

 

欲深い宗教はどうなるか

神が全ての宗教を受け入れるわけではないと,聖書にははっきり書かれています。
「私に向かって『主よ,主よ』と言う人全員が天の王国に入るのではなく,天にいる私の父の望むことを行う人だけが入ります。
その日には,多くの人が私に向かって『主よ,主よ,私たちはあなたの名によって預言し,あなたの名によって邪悪な天使たちを追い出し,あなたの名によって多くの強力な行いをしなかったでしょうか』と言います。 その時,私ははっきり言います。『あなたたちのことは全く知りません。不法なことをする人たち,離れ去りなさい!』。
(マタイ 7:21~23)

聖書の預言の中で,間違った宗教全体は娼婦に例えられています。権力や利益を得ようとして,政治と手を組んだり,世界中の人たちを利用したりしているからです。
『7つの鉢を持つ7人の天使の1人が来て,私にこう言った。「来なさい。多くの水の上に座る大娼婦に対する処罰を見せましょう。地上の王たちは彼女と性的に不道徳な行為をし,地上に住む人々は彼女の性的不道徳のぶどう酒に酔わされました」。そして天使は,聖なる力によって私を荒野に連れていった。そこで私が見ると,女が緋色の野獣の上に座っていた。野獣は神を冒瀆する名で覆われており,7つの頭と10本の角があった』。
(黙示録・啓示 17:1~3)
「彼女の性的不道徳の欲情のぶどう酒によって全ての国の民が酔わされ,地上の王たちは彼女と性的に不道徳な行為をし,地上の商人たちは彼女の甚だしくぜいたくな暮らしによって富を得たのです」。
(黙示録・啓示 18:3)

その預言によると,神はもうすぐ間違った宗教全てを除き去ります。
『天使はさらに私に言った。「あなたが見た水,娼婦が座っている所は,さまざまな種族や群衆や国や言語の人々を表しています。そして,あなたが見た10本の角と野獣は,娼婦を憎み,破滅させて裸にし,彼女の肉を食い尽くし,彼女を火で焼き尽くします。 神が,ご自分の考えを彼らの心に入れて実行させたからです。神の言葉が成し遂げられるまで,彼らが自分たちの王国を野獣に与えて,自分たちの1つの考えを実行するようにしたのです」』。
(黙示録・啓示 17:15~17)
「彼女がおごり高ぶり,甚だしくぜいたくな暮らしをした分だけ,彼女に苦しみや悲しみを味わわせなさい。彼女は心の中でこう言い続けるからである。『私は女王の座についている。やもめなどではない。決して悲しむことはない』」。
(黙示録・啓示 18:7)

神は,間違った宗教のせいで人々がだまされたり,神から遠ざかったりすることを望んでいません。
「多くの偽預言者が現れ,多くの人を惑わします。不法なことが増えるために,大半の人の愛が冷えます」。
(マタイ 24:11,12)

神は誠実な人たちに,正しい方法で神に仕えることを学び,間違った宗教から離れるようにと勧めています。
『神の神殿と偶像にどんな接点があるでしょうか。私たちは,生きている神の神殿です。神が言った通りです。「私は彼らの中に住み,彼らの中を歩く。そして私は彼らの神となり,彼らは私の民となる」。 「神(エホバ,ヤハウェ)はこう言います。『それで,彼らの中から出て,離れなさい。汚れたものに触れるのをやめなさい』。『そうすれば私はあなたたちを受け入れよう」。
(コリント第二 6:16,17)