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相手の良いところを知る  偏見を持つのはなぜ? 聖書

2020年08月23日 | 日記


相手の良いところを知る

偏見を持つのはなぜ?

自分の方が他の人よりも優れていると考えると,偏見を持ちやすくなります。自分を過大評価してしまい,自分と違う人たちを見下すようになります。
ブリタニカ百科事典(英語)にはこうあります。
「文化圏のほとんどには,程度の差はあるが,自分たちの生活様式,食べ物,服装,習慣,信条,価値観などが他の文化圏よりも優れているという見方がある」。

どうすればこのような考え方を避けられるでしょうか。


聖書の言葉

「謙遜になり,自分より他の人の方が上だと考えてください」。
(フィリピ・ピリピ 2:3)

説明 他の人を見下さないようにするには謙虚になることが必要です。
謙虚な人は他の人に自分より優れたところがあることを認めます。1つの人種や民族が全ての点で優れているということはありません。

共産主義の国で育ったシュテファンは,共産主義ではない国の人たちに対する偏見を捨てることができました。こう話しています。
「偏見を捨てるには,自分よりも相手の方が優れていると考えることが大切です。自分は全てのことを知っているわけではありません。どんな人からも学べる点があります」。


できること
自分にも欠点があることを認めましょう。自分にはない才能や長所が他の人にはあるものです。特定のグループの人たち全員に同じ欠点があると考えないようにしましょう。

あるグループの人たちに良くないイメージを持ちそうになったら,こう考えましょう。

その人の嫌なところは本当に改善すべきところだろうか。それとも自分と違っているだけだろうか。

相手から見れば私にも欠点があるのではないだろうか。

この人には私よりもどんな優れたところがあるだろうか。

こうしたことをよく考えるなら,偏見がなくなるだけでなく相手の良いところに目が向くようになります。


偏見を捨てた人 ネルソン(アメリカ)
「私が育った地域には人種が違う人たちがほとんどいませんでした。19歳の時に,工場で働くために都市部に引っ越しました。その地域にはいろいろな人種や背景,文化の人たちが住んでいました。
職場の同僚と親しくなって気付いたことがあります。肌の色や国籍,話す言語からはその人が働き者か,正直か,どんな考えを持っているかは判断できません。私は外国の女性と結婚しました。いろいろな食べ物や音楽に触れることは楽しくて新鮮でした。どんな人にも良いところと悪いところがあります。人種や文化の全く違う人たちからいろんなことを学んで,人として成長できたと思います」。

 

 

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